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SAP Cloud Platform最前線

みなさん、はじめまして。津田沼クラウドおじさんです。
コンサルやってますが、意識低い系です(汗)

丸の内・大手町界隈のコンサルティング会社で
・デジタル・トランスフォーメーション推進のコンサルティング
・レガシー環境からクラウドへのIT基盤統合のコンサルティング
・AI、IoT、クラウド全般の構築や定着化でビジネスをリードしております。

SAPビジネスは2002年から、
クラウドビジネスは2011年から、
SAP Cloud Platformは2013年の発表当初から手がけており、生き字引を自負しております(笑)

国内外で様々なプロジェクトや商談を取り組んで参りました。
大成功やビッグプロジェクトもありましたが、プロジェクトが中断するなど失敗や後悔から学んだことが多くあります。
開発エンジニアやコンサルを40名ほど育成してきました。
エバンジェリスト的な活動をしつつ、所属会社から課されたKPIと数字に追いかけられている毎日です:tired_face:が、非常に優秀なチームメンバーに支えられ現在に至っております:star2:

SAPの開発者向けグローバルカンファレンスSAP TECHED は2011年からほぼ毎年参加しております。
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対象

SAP Cloud Platformのビジネスに携わる方々。
特に、お客様へ提案する際にグランドデザインやサービスデザインする方々に向けてご紹介できればと思います。

ブログ開設の経緯・目的

年の瀬も迫ってきた師走ですが、この時期、Qiitaでも様々なテーマでAdvent Calendarが開催されています。
今年初めてSAP界隈でもアドベントカレンダーが企画されたということで参加させて頂きました。
SAP Advent Calendar 2018

私自身、Qiita初投稿となりますが、どうぞよろしくお願いします。

今回は『SAP Cloud Platform最前線』ということで、

1.SAP Cloud Platformとは?
2.AWSやAzureとの違いやメリットは?
3.イケてる事例は?
4.技術力を高めるために何をやれば良い?
5.どうやったら仕事穫れるの?
6.推奨する情報リンク
7.まとめ

上記7点でご案内したいと思います。

皆様のセールス活動や、プロジェクト活動する際の一助となれば幸いです。

それでは、いってみましょう!

免責事項

発言は個人の責任であり、所属する組織の見解を代表するものではありません。

とはいえ、組織の一員として身につけた知見や技術をもとに情報発信しますし、
組織の責任者、担当ビジネスの責任者でもあるので、
逃げずに責任ある情報発信できればと思います。

SAP Cloud Platformとは?

SAP Cloud Platform(エスエイピー・クラウド・プラットフォーム)は、ドイツのソフトウェア大手SAPのPaaS型クラウドサービスです。

ざっくりいうと、AWS、Azure、GCPの競合サービスだと思ってください。

主要機能
・ユーザーエクスペリエンス
・コラボレーション
・インテグレーション
・セキュリティ
・アナリティクス
・AI/IoT
・ビッグデータ
・マイクロサービス
・開発管理

など、約50の機能とサービスがあります。
日々進化しており、四半期ごとにアップデートが行われております。
詳しくは製品ロードマップや、概要ページSAP社公式サイトを御覧ください。

また、SAPジャパンのブログでもわかりやすい解説がされておりますのでご参考までに。

SAP Cloud Platformでインテリジェントエンタープライズを実現する

AWSやAzureとの違いやメリットは?

プラットフォーム選定で重要な差別化ポイントですが、「SAP製品とのインテグレーション」になります。
まぁ、自社製品・サービスとのインテグレーションが強いのはあたりまえですよね(;´д`)

それ以外は正直大きな違いが少ないです。
むしろ2週3週遅れの機能も有りこれからの成長に期待です。

あくまで私の経験と主観に基づきますが、次のテーマやニーズの場合は効果テキメンです。
1.SAP ERPやSAP S/4 HANAの拡張開発
2.SAP ERPからS/4 HANAにマイグレーションする際に、アドオンをS/4 HANAの外に持っていきたいとき
3.工場などでの製品検査をAI活用することで自動化や高度化したいとき(注文や出荷情報との連携)
4.工場や現場でのIoTデータを基幹システムのデータと組み合わせて新しいことをやるとき(生産計画やライン情報との連携)
5.営業員が商談中や移動中に取引情報をスマートフォンなどでサクッと確認したいとき、在庫を確保したいとき、その場で見積を提示したいとき
6.業務統制を強化するので、ワークフローを活用したいとき
7.インメモリDBであるSAP HANAを使ってリアルタイム性を高めたいとき

イケてる事例

SAP Cloud Platformの事例をテーマ別にピックアップしてみました。
より多くの事例がSAP公式サイトで公開されております。
ご興味ある方は是非御覧ください。

https://cloudplatform.sap.com/content/skywalker/website/en_us/success.html
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SAP Cloud Platformを使用して現場からデータとフォームを完成させることをより簡単にする

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参照元:https://cloudplatform.sap.com/success/arauco.html

★★★☆☆・・・先進度
★★★★☆・・・ERPを出先で使う有効度
★★★☆☆・・・UX改善による顧客満足度
★★★★☆・・・地球環境への貢献度

キーワード:基幹システム連携、SAP Fiori、クラウドサービス連携

家具からバイオエネルギー製品まで、世界中の企業や消費者はCelulosa Arauco yConstitución(Arauco)の林業製品に頼っています。また、業務を円滑に進めるために、AraucoはSAPソフトウェアに依存しています。しかし、Araucoのユーザーは、自分のPCから離れた場所にあり、インターネットに接続していない遠隔地で作業していることがよくあります。したがって、これらのチームメンバーが現場からデータとフォームを完成させることができることが不可欠でした。

BlueBoot Business Softwareと共同で、モバイルフォームの完成を可能にするためにAraucoはSAP Cloud Platformを展開しました。同社のSAP ERPアプリケーションとの統合、およびSAP Fioriアプリとカスタムアプリのサポートにより、ユーザーはオフラインでもデータをバックエンドシステムにアップロードして、どこからでもどこからでもデータを収集し、フォームに記入することができます。その結果、現場の作業員はオフィスに戻って管理業務に費やす時間が減り、現在および将来の持続可能な森林ソリューションに注力する時間を増やすことができます。

請求書承認の簡素化 SAP S/4 HANAとの連携

ベストプラクティス.png

参照元:https://cloudplatform.sap.com/success/dolphin.html

★★★★☆・・・S/4 HANAの活用度
★★★★☆・・・ERPを出先で使う有効度
★★★☆☆・・・ビジネスピロセスのスピード改善度
★★★★☆・・・費用対効果

キーワード:基幹システム連携、SAP Fiori、クラウドサービス連携

期待効果:コストの削減、効率の向上、請求書処理の正確性と透明性の向上によって直接的な価値を提供し、組織がSAPシステムで請求書を完全に管理しながら革新することを可能にする

現場作業員の事務作業を排除する

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課題
・収穫などの現場では手作業でタスクを記録し、事務処理を作成し、経営陣が変更に迅速に対応することを困難にしていました。

効果
・労働生産性の大幅改善(4時間の作業が30分へ)

参照元:https://cloudplatform.sap.com/success/sanmiguel.html

営業支援アプリケーション(化粧品メーカー)

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参照元:https://cloudplatform.sap.com/success/schwan.html

★★★★☆・・・かっこよさ
★★★☆☆・・・作業生産性の改善度
★★★☆☆・・・DevOps度
★★★★★・・・コンテンツの将来性

キーワード:Business Service、API Management

営業チームをサポートするためのSAP Cloud Platformでの営業アプリケーションの構築

製品サイクルをスピードアップしカスタマイズするために、同社はセールスチームをサポートするセールスアプリケーションを開発しました。SAP Digital Business Servicesの助けを借りて、アプリは4か月以内にSAP Cloud Platformに実装されました。

紹介動画が公開されております。
https://youtu.be/7wWxrYyrhNU

ユーザー体験の改善(UX近代化)

直感的なユーザーエクスペリエンスを実装することで、従業員の仕事の満足度を効果的に高め、社内トレーニングのコストを削減します。

参照元:https://cloudplatform.sap.com/success/graybar.html

課題
・どこからでも業務トランザクションにアクセスできない
・どのデバイスからも業務トランザクションにアクセスできない

効果
・コアビジネスを維持しながらUXを近代化する
・SAP Fioriのユーザーエクスペリエンスを採用するための簡単なアプローチ
・コンテンツはどのデバイスからでもモバイルにアクセスできます

ソリューション図
ベストプラクティス.png

経営ダッシュボード

経営ダッシュボードをSAP Cloud Platform上に構築
アジャイル開発で迅速な稼動を実現

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参照元:http://www.jsug.org/topics/2017/case-2017-nttdata-01.html

★★★☆☆・・・先進度
★★★☆☆・・・経営への貢献度
★★★★★・・・クイック開発度
★★★★☆・・・費用対効果

キーワード:基幹システム連携、リアルタイム分析、予測分析、クラウドサービス連携

課題
インバウンド等の需要増大と変化の激しいビジネス環境について、クイックに大局的な分析を行い、現場へのフィードバックとビジネスの展開が求められていた

効果
-導入の定性的成果
紙ベースによる日時の営業日報の廃止による負担低減
わかりやすいUI及びHANA DBの高速処理による、クイックに分析できる範囲を拡大
従業員が紙(帳票)で行っていた売上等の分析を、Web上で様々な切り口で分析できるようになった。
-導入の定量的成果
数億レコードの売上データを用いた分析が数時間から約1秒で算出・可視化することを実現。
日時ブリーフィングの準備がひとつの課あたりで、30分であったのが5分へ、ブリーフィング自体が15分から10分へ短縮。全社単位でも大きな効果。

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技術力を高めるために何をやれば良い?

まずは無料のeラーニングSAP技術者ブログを参考に学んでください。
eラーニングは体系化され、目的や習得したい技術に応じてカリキュラムが提供されております。
基本は英語での学習ですが(汗)、Google先生を使いながらでも学習できますねよ(^o^)

また、是非皆様に取り組んでいただきたいのが、サービスデザインです。
実現したいビジネスニーズに対して、SAP Cloud Platformの機能を組み合わせるべきなのか?
開発するところ、機能を利用するところ、場合によっては外部の3rd製品とAPI連携するなど、これらのデザインすることがクラウドお仕事の醍醐味だと思います。
これは非常に楽しく、日々進化していくクラウドならではのことだと思います。

最近の開発系はコミュニティが活発ですので参加するのもオススメです。
エンジニア同士の交流や情報交換ができ、困ったときの相談相手にもなりますね。

国内ですとJSUG(Japan Sap User Group)があります。

私は、JSUG(Japan Sap User Group)のテクニカル部会にて、
SAP Cloud Platform 研究ワーキンググループのリーダーをやっております。
現在、ユーザー企業やベンダー企業から約20名の方が参加しており、
悩み相談や技術検証などを取り組んでおります。

途中参加もOKらしいので、参加希望の方はお問い合わせください。

海外ですと、ASUG(Americas' SAP Users' Group)があります。
私も何度かカンファレンスに参加させて頂き、情報交換やトレーニングに参加しております。
名前の通り英語必須(汗)ですが、情報の質と量がダントツです。是非チャレンジしてみてください。

どうやったら仕事穫れるの?

やはりデジタル・トランスフォーメーションを訴求するところがポイントになります。

図2.png

日経BPムック「デジタルトランスフォーメーション DXの衝撃」から引用

1.国内市場は成長が鈍化しており、顧客接点の改革や海外への進出がカギとなっている
2.新たなビジネスモデルや海外での展開をスピーディーに進めるためにはデジタル・トランスフォーメーション(DX)が欠かせない
3.デジタル・トランスフォーメーションについては有効な施策を実行できていない
4.現状と将来像を描き、GAPを把握する
5.デジタル・トランスフォーメーション推進するための戦略、組織、人材、プロセス、IT環境等への対応
6.変化に素早く柔軟に対応するため、基幹システムをシンプル化させ、デジタルコンテンツは基幹システムの外(クラウド・プラットフォーム)で実現する
7.基幹システムと親和性の高いクラウド・プラットフォームを活用してDX推進しましょう

この流れでグイッと話が食いついてきます。

なので、開発ベンダーさんだけでなく、コンサル会社などを協業しながらアプローチするのがベストだと思います。ぜひ私へお声がけください

様々な企業の経営者やリーダーとお会いしておりますが、
2018年9月に経済産業省が発表したレポートで風向きが一気に変わった(追い風になった)感があります。

経産省の衝撃レポート「2025年の崖」、基幹系システム瓦解の現実味

但し、実証実験(PoC)止まりで終わる場合が散見されますので、中長期の視点に立った取組を訴求されることをオススメします。

ターゲットとしては、

対象 理由
SAP ERPやS/4 HANAのユーザー企業であること SAP Cloud PlatformはSAP製品との組み合わせを利点として訴求しないと苦しいです
デジタル化を推進すべき企業であること 作業プロセスがIT化されていない、自動化されていない、無駄が多い
製造・ハイテク、プロセス、小売流通であること デジタル化のキーワードであるAIやIoTとの親和性が非常に高い

なお、中期経営計画でデジタル化への取組を掲載している企業に今から行っても遅いです:weary:

推奨情報

SAP Cloud Platformを取り組むに当たり、次のサイトの情報が有益になると思います。
ユースケース
製品機能
ライセンス情報
事例
eラーニング
開発者向けブログコミュニティ
コーチングサービス

※詳しい利用方法はSAPJapan様のブログが参考になります。

まとめ

駆け足になりましたがSAP Cloud Platformビジネスの最前線での体験をもとにご紹介致しました。
デジタル・トランスフォーメーションの進化とともに企業向けのクラウド・プラットフォームお仕事は激増してきております。
非常に面白い領域ですので、皆様もチャレンジされてはどうでしょうか?

SAP ERPやS/4 HANAがバックエンドの企業でデジタル・トランスフォーメーションを推進する場合は、バックエンドと親和性の高いSAP Cloud Platformを中心に推進する:bangbang:

これだけ今回覚えて頂ければ幸いです:wink:

本ブログについての質問やご意見はブログやfacebookへお問い合わせください。

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