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IFTTTを使って手軽にAlexaを連携してみる

Last updated at Posted at 2017-12-17

はじめに

・Echo(Alexa)でSkillを使わずに、IFTTTを使って、
 非常に簡単ではありますがWebサービス(今回はGmail)に
 連携をしてみようと思います。

背景

・「echoを購入したけど、音楽を聞くしかやっていない。。。」っていう話をよく聞きます。
 AlexaはSkillの開発環境が提供されているのですが、
 開発環境への登録(認証)やLambda周りの多少必要だったりと、
 確かに初めての人には敷居は低くなく、Skillの話に至らない事が多くあります。

・そのままホームスピーカーが単なるスピーカーになるのも悲しいので、
 Skill開発などの知識がなくてもできる連携、動きをご紹介したいと思います。

IFTTTについて

・Webサービスを連携させて処理をさせるサービスで、
 この手のサービスとしては早くからあり、連携できるWebサービスも非常に多いサービスです。
 複雑な事はできませんが、「手軽」に連携ができるのが嬉しいです。

実行内容

 Alexaに向けて、特定(固定)のフレーズを言う
  ->特定(固定)のメール(Gmail)が届く

 簡単過ぎますね。。。

準備

 ※echoはすでにセットアップが完了している事を前提とします。

  1. IFTTTへの登録

  http://ifttt.comにアクセスをして、Sign upからユーザ登録を行います。
  必要なものはメールアドレスのみです。
スクリーンショット 2017-12-15 23.21.28.png
以上で準備は終わりです。

設定方法

  1. 「My Applets」 -> 「Applets」をクリックします。
  2. 「New Applets」をクリックします。
  3. 「+this」をクリックします。 IFTTT_this.png
  4. トリガーとして利用したいのサービスのブロックを選択します。
    ※検索ボックスにサービス名を入力する事で、サービスの絞り込みができます。
    ココではAlexaをクリック(選択)します。 IFTTT_ChooseAService.png
  5. 自身のAlexaにConnectします。
  6. Alexaを利用したトリガーの手段をクリック(選択)します。
    ココでは「Say a specific phrase」をクリック(選択)します。 IFTTT_CooseTrigger.png
  7. トリガーとなるキーフレーズを入力します。
    ココでは「send a mail」をクリック(選択)します。
  8. 「+that」をクリックします。 ITFFF_that.png
  9. 実行されるサービスを選択します。
    ※選択方法はトリガー用のサービスと同様です。
  10. Gmailを利用した実行の手段をクリック(選択)します。
    ココでは「Send yourself an email」をクリック(選択)します。 IFTTT_ChooseAction.png
  11. . Gmailで送信する為の項目を入力します。
    ココではSubjectに「テスト」、Bodyに「てすと」と入力します。 IFTTT_CompleteActionFields.png
  12. 「Create action」 -> 「Finish」をクリックします。 以上で、設定は完了です。

実行・検証

非常に書きづらいのですが。。。
Alexaにトリガーのフレーズを発するとメールが届きました。
IFTTT_実行結果.png

注意点

1. 発音・フレーズの確認

 検証する上で、Alexaにしっかりとフレーズを言えていたか?については、
 自身のスマホのAlexaアプリの履歴を確認してください。
 実行が上手くいかない時の切り分けに有用だと思います。

設定 -> 一般 -> 履歴
Alexaアプリ_履歴.png
 にあります。
 Alexaに向けて発した言葉が記録されています。
 画面を開いておくと、発言の度にほぼリアルタイムに履歴が更新されていきます。

2. Alexaの言語環境

 ・日本語環境の問題なのかもしれませんが、
 「Alexa trigger キーフレーズ」を発しても動作の受付がされません。
 Echoを言語設定を「English(United  States」に変更をするとスムーズに検証する事ができました。

おまけ

 非常に手軽にAlexaを他のWebサービスに連携させる方法として
 Alexaで流した曲名などをEvernoteなどに追記していく事ができます。
 ざっくりですが、設定は以下です。

 トリガー(+this)をAlexaの「New song Playd」
 実行(+that)をEvernoteの「Append to note」にすると
 Alexaで流した曲名がEvernoteの特定のノートに追記されていきます。

 ※Google SpreadSheetや、Gmailなどにも、同様に実行(+that)する事ができます。

まとめ

・今回の連携でも、Alexaが言語を理解し処理されている事の
 一端が垣間見れると思います。
 これらを手軽に連携できるIFTTTの様なサービスもありますし、
 何よりもAlexaにはSkillがあります。
 つまり、Skillを開発すれば、これらをコントロールできるようになります。

・ちょっと自分でもSkillを作ってみようかな。。。と思っていただけたり、
 せっかくご購入されたEchoがもっと活躍できる様になれば幸いです。

おまけのおまけ

 話は逸れますが、連携サービスの一つで、MicrosoftのFlowなどは
 手軽で、且つIFTTTよりも柔軟で複雑な連携処理が作れます。
 残念ながら今は、Amazon・AWS系の連携サービスのテンプレートはRedShiftしかありません。

 まだまだIFTTTなどに比べると連携できるサービスが少ないのですが、
 事例を含めて連携サービスが増えていっています。
 また、AzureやOffice系のサービスとの親和性は非常に高いので、
 連携サービスとしては、非常に実用性が高いので有用な連携サービスだと思います。

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