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Flatpakアプリケーションで日本語入力ができない? 原因は、Fcitx。

Last updated at Posted at 2020-07-08

私の今の環境は、Lubuntu 18.04である。

Flatpakは、GNU/Linux環境用のパッケージマネージャである。ソフトウェアをサンドボックス内で実行できることから、開発者は、個別のディストロ用に別々のパッケージを作る必要がないため、UbuntuやDebianで、aptを使ってインストールするより、最新版のソフトウェアを取得できる場合が多いのだ。

しかしながら、Flatpakを利用したソフトの多くで、日本語入力ができない現象に見舞われた。あとからというわけではなく、Flatpakアプリをインストールして、最初からである。

ちなみに、私は、Lubuntuに、IceWMを入れて使っているため、一部画像が通常のLubuntuと異なる。

原因は、Fcitx

原因は、Fcitxであった。
どうやら、Fcitxの持つ仕組みと、Flatpakのサンドボックス特性が、相性が良くないらしい。

簡単な解決法 : IBusに切り替えよう。

Fcitxでダメなら、IBusではどうだろうか。IBusに切り替えたところ...なんと正常に使えるようになった。よって、FcitxからFcitxに乗り換える手順を説明する。

IBus (と、それ用のMozc)のインストール

sudo apt install ibus ibus-mozc

インプットメソッドの設定

まず、インプットメソットの設定を開く。端末を開き

im-config

すると、以下のようなウィンドウが開く
1.png
OKを押して進もう。すると
2.png
推奨はされていないが、とりあえず、Yesを選択。
3.png
こうなるので、ibusを選択してOK
4.png
最後に、こうなる。これで、基本設定は完了だ。適用するには、一旦ログアウトして、再度ログインすれば良い。

再ログインしたら

ログインすると、右下のバーに、キーボードのアイコンが現れているので、それを右クリック。そして、設定を開く。
設定画面になるので、「入力メソッド」タブに移動。「追加」を押して、一応、「日本語」キーボードを追加する。そして、英語キーボードを削除。

そして、とりあえず、テキストエディタでも開いて、入力しようとしてみよう。しかし...私の場合、英語配列のままだった。
この場合一旦ログアウトして、再度ログインすれば、ちゃんと日本語配列になっていた。半角/全角を押せば、日本語入力もできる。

最後に

これで、Flatpakアプリにおいても、日本語入力が可能になった。

Lubuntu 20.04では?

Lubuntu 20.04では、Fcitxでも、正常に日本語入力ができるようである。
もうじき、Lubuntu 18.04のサポートが終わるので、これを機に、20.04にアップグレードしてみてはいかがだろうか。ちなみに、Lubuntu 18.04から、20.04へのアップグレードは、大きな変更のため、update-managerによるアップグレードができない。そのため、新規再インストールとなる。

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