内容
約1年位でAWS認定資格全種類(11冠)を取得しました。
勉強方法や振り返り(全冠してみての感想など)を記載します。
資格の種類はAWS認定(AWS公式)を参照下さい。
当初は全冠を目標としていなかったため、取得順番は一般的な順番ではありません。
取得履歴
種類 | 略称 | 取得日 | 必要スコア | 取得スコア | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
Solutions Architect – Associate | SAA | 2021/04/23 | 720 | 743 | 合格 |
Solutions Architect - Professional | SAP | 2021/07/10 | 750 | 887 | 合格 |
Developer - Associate | DVA | 2021/08/17 | 720 | 893 | 合格 |
DevOps Engineer - Professional | DOP | 2021/09/21 | 750 | 877 | 合格 |
Security - Specialty | SCS | 2021/11/12 | 750 | 856 | 合格 |
Database - Specialty | DBS | 2022/01/13 | 750 | 804 | 合格 |
SysOps Administrator - Associate | SOA | 2022/01/25 | 720 | 898 | 合格 |
Machine Learning – Specialty | MLS | 2022/02/10 | 750 | 767 | 合格 |
Data Analytics - Specialty | DAS | 2022/02/18 | 750 | 783 | 合格 |
Cloud Practitioner | CLF | 2022/02/19 | 700 | 882 | 合格 |
Advanced Networking - Specialty | ANS | 2022/03/04 | 750 | 876 | 合格 |
勉強方法
基本的には参考書・BlackBelt・AWS WEB問題集の3本を中心にしました。
また、上記に加えハンズオンや実際に環境を構築することで理解を深めました。
参考書
現在(2022/3/13時点)でDAS,MLS以外の試験は何かしらの参考書が発売されています。
※CLF,SAAはいろいろ出版されていますが、その他の試験はあまり選択肢はないかと思います。
これらの参考書を最初に読むことでAWS製品のざっくりした内容の理解が出来ました。
MLS,DASについては参考書がないのですが、現在の業務内容との関連が薄いことから下記の本で基礎から学習しました。
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MLS:深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第2版
機械学習関連のAWS製品の知識の他に、機械学習自体の知識が求められます。
過去にscikit-learnの学習したことがある位で機械学習の実務経験がないため、上記の本で再度機械学習の基礎から学習しました。 -
DAS:AWSではじめるデータレイク: クラウドによる統合型データリポジトリ構築入門
DWHは何か?ETL処理は何か?データレイクとは何か?など基礎から学ぶことが出来ます。
またRedshiftやGlue,QuickSightなどデータ分析関連サービスを一通り理解するのに役立ちました。
BlackBelt
上記参考書を読むと各試験でどの製品が主に問われるかが分かります。
重要なサービスのBlackBeltは一通り読みました。
また、重要サービスについては実際に手を動かしながら理解を深めました。
AWS WEB問題集
AWS WEB問題集を使用しました。
この問題集の良いところは解説がしっかりしている点です。
また解説にAWS公式ドキュメントのリンクがあったりしますので、ここから公式ドキュメントの確認を行いました。
この問題集をやるだけでもかなり知識は身につくと思います。
振り返り
勉強し始め
最初にSAAを受験しました。AWSの知識が0の状態だったのでUdemy講座で体系的に学習しました。また、講座をやりつつ、この時、EC2,VPC,S3,RDS,ELBなど基本的なサービスは一通り構築してみました。
この時体系的に学習したおかげで、AWSに関する理解がかなり深まり後のSAP試験などに繋げることが出来ました。
試験の順番
SAAを最初に受験しましたが、クラウド初心者は当然CLFからの方が良いと思います。
またSAA→SAP→DVA→DOPの順番で受験しましたが、やはりSAA→DVA,SOA→SAP,DOPの順番が良いと思います。
SAP,DOPはかなり範囲が広く難易度が高いため、アソシエイトレベルの知識が役に立ちます。
また、SAP,DOPを受けた後の専門知識試験はそれほど苦労はしませんでした。
全冠してみての感想
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AWSの設計が出来るようになった
オンプレのインフラ経験(サーバ、ネットワーク、データベースなど)はそれなりにありますので、今までのインフラ知識・経験と各AWSのサービス概要を紐づけることでどのようなシーンでどのようなサービスを使えば良いかを判断出来るようになりました。 -
AWSのベストプラクティスを学べた
Well Architected Frameworkまたベストプラクティスに沿った出題が行われます。
試験の中で学習した内容を利用できるものが多く、実際の設計・運用に約に立っています。 -
専門外の知識も学べた
例えば(インフラエンジニアのため)開発知識はあまりないのですが、DVA試験を通してCI/CD,API Gatewayなどを学べた。MLSやDASなど今まであまり業務で使用しない分野の知識を身に着けることが出来たなどです。
今後この分野の知識も何かしらに活かしていければと思っています。