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AWSユーザのためのAzure入門②(権限関連)

Last updated at Posted at 2022-03-28

内容

Azure環境で下記の様な権限設定を行います。

  • ①AWSでいうIAMユーザ関連設定 ⇒ Azure Actve Directory関連設定
  • ②AWSでいうIAMロール関連設定 ⇒ マネージドID関連設定

AWSの下記設定をAzureで行います。

a2-azure-00.png

  • ①IAMユーザ関連設定
    IAMグループを作成します。EC2読み取り専用のIAMポリシーをIAMグループに紐づけます。
    AWSコンソールアクセス可能なIAMユーザを作成しIAMグループに所属させます。
    IAMユーザはAWSコンソールからEC2に読み取りアクセスします。

  • ②IAMロール関連設定
    IAMロールにS3読み取りIAMポリシーを紐づけます。EC2にIAMロールを割り当てます。
    IAMロールの情報がインスタンスプロファイルに渡されてS3にアクセス出来る様になります。

前提

  • 細かい設定は全て割愛して基本的な設定のみ行います。
  • ざっくりとした手順のみ記載します。
  • 今回グループではなくユーザにAzureロールを割り当てます。
    グループにAzureロールを割り当てるためには「Azure AD Premium P1 または P2 ライセンス」が必要となります。

  • 前回の記事(仮想マシン作成・監視・バックアップ設定など)は下記を参照下さい。

Azure構成

下記の環境を作成します。

a2-azure-01.png

  • ①Azure Active Directory関連設定
    AzureADにユーザを作成します。Azureではリソース管理が階層構造となっており、例えば上記「サブスクリプション」に権限を追加すると下位の「リソースグループ」、「リソース」に権限が継承されます。
    今回は「リソースグループ」に「閲覧者権限のAzureロール」と作成した「AzureADユーザ」を紐づけます。
    AzureADユーザから仮想マシンに読み取りアクセスが可能となります。
    なお似たようなものにAzureADロールというものがありますが、下記の通りAzureロールとは別物になり今回は使用しません。

  • Azureロール
    仮想マシンの作成、削除などは「リソースを管理するもの」

  • AzureADロール
    AzureADユーザの作成、削除など「アクセス権を管理するもの」

  • ②マネージドID関連設定
    仮想マシンコンソール画面からシステムマネージドIDを払い出します。払い出したマネージドIDに「ストレージBlobデータ閲覧者用」のAzureロールを紐づけます。仮想マシンからBlobストレージにアクセス可能となります。

Azure Active Directory関連手順

AzureADにユーザ作成

  • Azure Active Directoryに新規ユーザを作成します。(今回はグループ作成は省略します。)

a2-azure-1.png

Azureロールの割り当て

  • リソースグループの管理画面から「アクセス制御(IAM)」を選択します。

a2-azure-2.png

  • 「ロールタブ」から「閲覧者」権限のロールを割り当てます。

a2-azure-3.png

  • 「メンバータブ」から先ほど作成したユーザを割り当てます。

a2-azure-4.png

権限割当確認

  • 先ほど作成したユーザでログイン後、仮想マシンの情報を表示出来ることを確認します。また「閲覧者」ロールのため仮想マシンを停止出来ないことを確認します。
    a2-azure-5.png

マネージドID関連手順

システムマネージドID払出

  • 仮想マシンの管理画面から「ID」⇒「システム割り当て済み」を選択後、状態を「オン」にしてマネージドIDを払い出します。
    a2-azure-6.png

Azureロールの割り当て

  • 「Azureロールの割り当て」を選択し「ストレージBLOBデータ閲覧者」用のロールを割り当てます。
    a2-azure-7.png
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