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エンジニアリングマネージャーとしてのスクラムチームとの関わり方

Last updated at Posted at 2022-12-24

はじめに

この記事はTDCソフト株式会社Advent Calendarの25日目の記事です。

正直に言います。
今まで自身の役割を「エンジニアリングマネージャー」と名乗ったことはありません!
その前提で読んでいただければと思います。(前提条件)

私は約20年ぐらいシステムエンジニアを経験し、ここ5年ぐらいはアジャイル関連の業務に携わっています。
最近とあるエンジニアリングマネージャーの記事をみて、自身もエンジニアリングマネージャー的なロールだなと思い、自部門のスクラムチームとの関わり方を振り返ってみました。

エンジニアリングマネージャー

定義

明確に定義されてはいないようですが、以下の4領域に関係するロールを指すことが多いようです。

  • ピープルマネジメント
  • テクノロジーマネジメント
  • プロジェクトマネジメント
  • プロダクトマネジメント

各領域の関与度は人それぞれですが、主としてはピープルマネジメントになります。
似たロールとしてはテックリードやプロジェクトマネージャーがありますが、テックリードは技術面のみカバーしますし、プロジェクトマネージャーはマネジメントするスコープがプロジェクトに限定されるので、そのあたりが異なります。

ピープルマネジメント

では、主となるピープルマネジメントとはなんだと言うことになりますが、調べてみるとこちらもさまざまな観点があります。
それらを踏まえて、私が考えるピープルマネジメントとは、いかにしてチームやエンジニアのパフォーマンスを最大限引出し、発揮させることだと考えています。

スクラムチームとの関わり方(自己流)

可能な限りスクラムイベントに参加する

今は私自身がスクラムチームのメンバーになることはありませんが、関係するスクラムチームのイベントには可能な限り参加するようにしています。
そうすることで、スクラムチームのメンバーに個別に状況をヒアリングしなくても、自身の目と耳で状況を把握することができるからです。
百聞は一見にしかずですね。

指揮(指示)しない

スクラムチームに自己組織化して欲しいという思いがあるため、スクラムイベントやそれ以外のコミュニケーションの場でも、スクラムチームの活動に関わる部分について指揮命令をしないようにしています。
ただし、スクラムチームが困っているときや、スクラムチームもしくはメンバーが大事なポイントに目が向けられていないと判断したときには、自身の経験則からアドバイスやフォローを行う事はあります。
その時も、上司からの指示と受け取られないように、最善の注意を払うようにしています。

雑談や1on1でのコミュニケーション

コロナ禍ということもあり、大半がフルリモートでスクラムをしています。
そのため、以前までのような社内での対面のコミュニケーションができない環境にありますが、oViceで雑談したり、1on1を活用してコミュニケーションを取ることで、適切な距離感を維持できるようにしています。
距離ができてしまうと、さまざまなところでネガティブな影響がでないとも限らないので。

情報開示

社内や部門の状況、お客様との調整事など、スクラムチームや各メンバーにとって関係しそうな情報は可能な限りオープンにしています。
提供する側がある程度フィルターした方がいいという考えもあると思います。
しかし、信頼関係構築や、自身では気付かなかったポイントなどがスクラムチームから出てくる事もあるので、情報を開示する方がメリットが大きいと考えています。

さいごに

つらつらと述べてきましたが、全体的に理論的なバックボーンがないなぁということを痛感しているので、一度エンジニアリングマネージャーについて学んで、しっかりとチームやエンジニアのパフォーマンスを最大限引出し、発揮させることができるように勉強したいと思います。
この本1とか良さそうですね。

  1. エンジニアリングマネージャーのしごと ―チームが必要とするマネージャーになる方法

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