はじめに
先日、エンジニア採用の勉強会に参加してきました。
内容的には、非エンジニア(主に人事採用担当)がGitHubを活用して、エンジニア採用を成功させていこう!という内容です。
当日の内容を振り返りながら、自分の解釈なども加えて、メモ用として記録しておきます。
注) 一部メモで追いきれなかったり、私の解釈を大胆に加えてしまっている可能性があります。その点は、どうぞご了承ください。
目標とするゴールはここ
採用担当がGitHubを見て、自社に合う候補者か判断できるようになることがゴールです。
私も、それを基準としてメモメモしておりました。
日本でのGitHubを活用した採用は、まだまだブルーオーシャン
海外では、ごく一般的に行われているGitHubを活用した採用ですが、日本ではまだまだ浸透しきっていないとのこと。
私自身も全く活用できていない状態なので、活用していきたい気持ちです。
まず初めに、現在のエンジニアニーズの動向
まず、エンジニアはどんな企業に入りたいと考えているのか?
私は、文系の人間・文系就活を経験してきましたが、エンジニアと一般的な職種での転職活動の傾向は大きく違うと考えています。
つまり、「人事(文系)の考え方で採用活動をやっていたら、まったくうまくいかないのではないか?」と思うんです。
エンジニアが働く上で重要視する価値観は、以下の3点とのこと。
- スキルや技術を生かせる。
- 社風や職場の雰囲気がある。
- 給与・報酬の水準が高い。
給与・報酬の水準については、企業によっては高めることがなかなか難しいですよね。
一方で、他の二点についてはどの企業にもアプローチする方法があるように思います。
その他のエンジニアの意見
このイベントには、メルカリ社のテックリードの方が参加していました。
その方がおっしゃるには、
- 「技術力を評価したスカウトは嬉しい!」
- OSS活動をしている人は、転職意欲が高い傾向にある。
とのことです。
その点も頭に入れておくと、GitHub活用の有用性を感じることができるのではないかと思います。
では、具体的にどんなところを見るとよいのか?
GitHubで確認すべき点
GitHubで確認すべき重要項目として、以下の点が挙げられていました。
- 活動量(コントリビュート)の多さ。
- 個人のプロジェクト(OSS活動)。
- READMEのスター数。
これらを頭に入れて進めていきます。
GitHub採用には、2パターンある。
GitHub採用には、大きく2パターンあるとのこと。
- パターン1 : 応募が来てから、GitHubをチェックして選考するパターン。
- パターン2 : 採用担当が、GitHubから直接スカウトメールを送るパターン。
私に関していうと、パターン1しかアプローチできておらず、まだまだ活用する方法がありそう。
GitHubに補足して以下の項目もチェックしてみよう。
もちろん、GitHubに草が生えていなくても、優秀なエンジニアはいます。
あくまで、加点の対象と考え、減点の対象と考えないように、十分注意したいところです。
以下の項目も、エンジニアのスキルを見極める上で参考にしたいところ。
- 個人ブログ
- Qiita/note/Medium
- 社外講演などの対外活動をやっているか?(勉強会でのLTも考慮していいのでは?と思います。)
とはいえ「非エンジニア」には、GitHubの完全理解は難しい。最低限の知識として、以下の4点を抑えよう。
-
リポジトリ
-
プルリクエスト
→ 意見交換の場に使われたりする。最終的にOKなら取り入れる。 -
スター = Facebookでいうところの「いいね」
→ リポジトリ作成者にスターが付くと、人気。10が付くとすごいレベル。100がつくと神様!!というざっくりした感覚。 -
コントリビューション = 活動数が多い。 = 手をよく動かしている人。
- コミット = ファイルの管理や変更履歴をリポジトリに保存すること。
- botでコントリビューションを荒稼ぎする人もいるのでそこは注意。
実際に、GitHubを見てみよう
-
GitHub上で活発なものが自動でアップされる。
どんな言語を使っているかが分かる。 → バックエンド?とかの判断。 -
Popular repositories= 自動生成
-
pinned = 本人がピン止めしたところ。
-
XXXXX/XXXXX のように /がある場合、本人が作成したリポジトリではない。
→ 複数人が関わっているところに、なにかしらの形で関わっている。
Stars
- 注意すべきは、「もらったスター」ではなく、本人が「送ったスター」のこと。
→ 本人の実力と勘違いしないように注意する。 - 読み解くと、どんな言語に興味があるかがわかる。
フォロワー
- TwitterやFacebookと違い、GitHubは「むやみにフォローする文化」はない。
- 目安50人以上いると、なにかしら光るものがある可能性がある。
連絡先や個人ポートフォリオ
*自分のアカウントです。
- いきなり連絡を送るのは、失礼と受け取られる可能性がある。言葉づかいや文面の内容に十分注意する。
- 嬉しいと感じる人もいるが、GitHubをしっかり読み取ってやる必要がある。(転職エージェント的な感じだと、苦情が来る例も実際にあり。)
草の生え方の見方
- 横軸が月、縦軸が曜日。
- 緑が深い月日程、活動量が多い。
- 優秀な人ほど、横軸に広くなっている。
- 年間1200以上、コントリビューションがあればすごいという目安。
【注意】
- コントリビューションが少ないから、活動していないとは限らない。
- プライベートリポジトリで非公開にしている場合がある。
プライぺーとリポジトリのコントリビューションがないのに、1000以上コントリビューションついている人は、ほんとにすごい。
もっとリポジトリの中身をもっと見てみよう。
ポイント
Forked from Sample/XXXXX
→ Sampleさんのリポジトリからフォークしてますということ
- 【Update 3 hours ago】など、OSS活動のアクティブが高いか、更新時間で判断。
→ カジュアル面談のネタにできる。最近これやってましたけど、何を作ってたんですか??のような感じ。ちゃんと見てくれてると感じられる。
MIT Licence = 著作権がどこまであるのかを書いている(採用にはあんまり関係ない)
contributers
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携わった人数
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本人がやっていない可能性もあるので、コミットしているかしっかり確認する。
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README
→ リポジトリ自体の説明文。サービス思考の人程説明文をしっかり書いている。デザインセンスが出たりする。 -
https://commits.top/
→ Most active GitHub usersが確認できたりするので、見てみよう。 -
Codereview
他の人のレビューしている。(多いと、EMやReview)
insight
いつごろから、いつごろまで活動したか判断できる。
organizations
- 組織
https://github.com/search
- Languagesで探すことができる。
- Most Repositories
他のツールも確認して精度を上げる。
- techplay
- slideshare
- connpass
などなど。
だいたいの人は、IDを統一してる場合が多いので、検索してみるとよい。
おわりに
以上になります。
まだ簡単にまとめてあるだけなので、時間を見つけてしっかりまとめたいと思います。