動機
前回記事でHeatmapを手に入れましたが、
これはただのPNGの画像です。
ルート検索に利用するためには、このPNGに位置情報を付与する必要があります。
位置情報が付与された画像フォーマットとしてGeoTIFFが定義されています。
よって、今回は PNG to GeoTIFF を試みます。
レッスン課題
最初の実験として
皇居から江戸川あたりのヒートマップに位置情報を付けて
GeoTIFF化してみましょう
材料
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Strava Heat Map (ヒートマップPNG)
https://heatmap-external-b.strava.com/tiles/ride/hot/11/1819/806.png?px=512 -
国土地理院・緊急輸送道路データ・東京 (位置情報付きデータ)
http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-N10-v1_1.html
道具
- QGIS
- QGIS ジオリファレンサ・プラグイン (QGISにデフォルトで入っている)
手順
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材料の準備
1-1. ヒートマップPNGをStravaからダウンロード
1-2. 国土地理院データ(N10-13_13.zip)を入手し、任意のディレクトリに展開 -
QGISで国土地理院データに含まれる N10-13_13.shp を取り込み
2-1. レイヤ(L) --> データソースマネージャ(D) --> ベクタ
2-2. ベクタデータセットに N10-13_13.shp を指定
2-3. 追加
2-4. EPSG:6677を選択し、OK -
QGIS上でヒートマップPNGに位置情報を付ける
3-1. ラスタ(R) --> ジオリファレンサ...(G)
3-2. ファイル --> ラスタを開く... で ヒートマップPNGを取り込む。EPSG:6677
3-3. 編集 --> ポイントの追加 で、ポイントを追加していく- ポイント追加については、ココ↓を参照
- https://sites.google.com/site/qgisnoiriguchi/basic/01/03
3-4. 設定 → 変換の設定
- 変換タイプ = 線形
- リサンプリング方法 = 線形
- 変換先SRS = EPSG:6677
- 完了時にQGISにロードする = チェックを入れる
3-5. ファイル --> ジオリファレンスの開始
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QGISにヒートマップが表示される
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以上
※とにかく全ての場所でEPSG(SRS)は一致させること!