VS codeが一番楽
ipynbファイルを開く方法はいくつかある.
- ブラウザ(ターミナルからjupyter notebook or jupyterlabを起動)
- JupyterLab Desktop
- Visual Studio code(拡張機能を使用)
ターミナルから起動する方法は起動時のカレントディレクトリがjupyterのルートになって,それより上の階層にjupyter内では移動できず,別のipynbファイルを開くには別のサーバーを立ち上げる必要があって面倒.
JupyterLab Desktopは独立したアプリになっているので,ターミナルからサーバー起動する面倒は無いが,ipynbファイルをダブルクリックで直接開くようなことはできない.ipynbファイルをJupyterLab Desktopで開く設定にしておけばダブルクリックで起動はできるが,ファイルはオープンされず,アプリ内でポチポチとディレクトリを辿る必要がある.
VS codeはipynbをポチれば簡単に起動できるし,そこそこ起動も早い.2021年のPython拡張機能ができてから設定も楽になった.
以下,Macに関するメモ.
Pythonの事前準備
VS codeではPython kernelは好きなのを使えるので,HomebrewからPythonを入れておく.
jupyterが必要なのでpipでインストールしておく.
$ pip3 install jupyter
VS codeのインストール
インストールは公式からダウンロードしてくるだけ.zipファイルを展開してアプリケーションフォルダに突っ込んでおけば良い.
設定
初回起動時に日本語化するか聞いてくるのでやっておく.(再起動される)
起動したら左の方にある拡張機能のアイコンをクリック.
Pythonで検索して,おそらく一番上に出てくる拡張機能を入れる.
中身はこれ
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ms-python.python
これをインストールすれば,Pylanceやjupyterなどの必要な拡張機能も色々インストールされる.
多分これだけでjupyterの設定は終わり.
ipynbファイル開いた時にどのカーネルを使うか聞いてくるで,Homebrewで入れたPythonとかを選べば良い.
VS code上でファイルを新規作成するときに,ファイル名の拡張子を.ipynbにすれば,jupyter用のファイルが作成される.
===== 2023/10/26 追記
2023年の途中で上記のPython拡張を入れてもjupyterは自動でインストールされなくなったらしい.jupyterの拡張も手動で入れておく.
便利な拡張機能
- indent-rainbow インデントを色分けしてくれる
- Path Intellisense ファイル名などのpath補完
- Python Indent 綺麗にインデントしてくれる
- Trailing Spaces 余分な空白を可視化してくれる
サクッとipynbファイルを開く設定
ipynbファイルを常にVS codeで開くように設定しておく.ipynbを右クリックして
情報を見る
--> このアプリケーションで開く:
でVisual Studio Code.app
を選ぶ.すべてを変更
をクリックすると今後ipynbファイルはVS codeで開くようになる.これでダブルクリックするだけでipynbファイルを開くことができる.
ターミナルから開く場合
ターミナルから開く場合は上記のVScodeで開く設定をしておけばopenコマンドで良い
$ open hoge.ipynb
.zshrc
などに下記のエイリアス設定をしておけばopenコマンドも省略して直接実行でVS codeを開くことが可能.
alias -s ipynb=open
./hoge.ipynb
codeコマンドをインストールする
codeコマンドをインストールすると,ターミナルからcode xxx
のように打つだけでファイルやディレクトリをVScodeで開くことができる.
インストールは,VScodeを起動して,Command + Shift + p
と打って,codeで絞り込み,シェルコマンド: path内にcodeコマンドをインストールします
を選択するだけ.
/usr/local/bin/code にインストールされて,中身はbashのスクリプトだった.