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LPWAを MQTT-SNで使ってみた(2)

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LoRaWANとLoRaLink MQTT-SNの違い

LoRaWAN

LoRaWANはLoRaWAN end-node(EN)とGateway(GW),Network Sever(NS), MQTT Broker(MB)で構成されている。GWにはインテリジェントな機能はなく、受信したLoRaWANパケットを全て自分が所属するNSへUDPで送信する。 NSは送られてきたパケットのうち自身に登録されているENのものだけを拾い出しENに応答を返す。自分のネットワークに所属するENからのデータは暗号を復号してMBへ送信する。ユーザはENから送られたデータをMQTTでMBから取り出して使用する事になる。 MBにはデータを保存する機能は含まれないため、MBから取り出したデータはDB等に保存する必要がある。
またend-nodeは各社が提供するLoRaWANデバイスを使うか、LoRaWAN用の通信デバイスを購入してArduinoやSTMなどのMCUを外付してデバイスを製作する必要がある。LoRaWAN2.png
LoRaWANゲートウェイは他者のデバイスのデータを区別せずに送信することから有償サービスの場合は通信事業者の所有物として設置しなければならない。 TheThingsNetworkは日本で唯一無償でLoRaWANサービスを提供している。これを使用する場合は個人でゲートウェイを設置できる。しかしDwelltime1をサポートできるマルチチャンネルのゲートウェイの技適が取得されていない。

LoRaLink MQTT-SN

LoRaLinkを使用したMQTT-SNの最大の違いは自分が管理していないデバイスのデータはGWが受信しないということだ。そのためGWを個人で自由に設置できる。 そもそも、LoRaWANのような全国にまたがるサービスの提供は考えておらず、農地や地域の一部などで一日二回程度の送信がボタン電池一個で一年間できるようなことを想定している。
ネットワークの構成はLoRaWANよりシンプルで全て自前で用意することが容易である。
LoRaMQTT.png
次回はSX1276+MCUデバイスについて解説する。

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