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Fusion360をubuntu20.04で動かしてみる試み

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背景

Windowsが辛くなったので、全部Ubuntuに引っ越したい。
CAD使うので、Fusion360も引っ越せたら最高じゃない?
なんか手順まとめてくれてる人がいたのでやってみる。
https://github.com/cryinkfly/Autodesk-Fusion-360-for-Linux
ついでに日本語でまとめとこかな。

Wine環境のセットアップ

準備

$ sudo apt update
$ sudo apt install software-properties-common zenity xterm p7zip-full

Wine HQのインストール

リポジトリ追加して新しいWine入れる

$ sudo dpkg --add-architecture i386
$ wget -nc https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key
$ sudo apt-key add winehq.key
$ sudo add-apt-repository 'deb https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/ focal main'
$ sudo apt install --install-recommends winehq-stable

ここでRebootかterminal立ち上げ直したほうが良さそう。

winetricksのインストール

winetricksはaptじゃなくて、DLしたのそのまま使う。
aptで入れるとうまく行かなかった。

$ cd "${HOME}/Downloads"
$ wget  https://raw.githubusercontent.com/Winetricks/winetricks/master/src/winetricks
$ chmod +x winetricks
$ winetricks 

フォントのインストール

フォントのインストールは、はじめに全部入れたほうが手間が少ない。
個別に入れるとアラートがいっぱい出てOKを押しまくらないといけなくて辛かった。

全部入れる

$ cd "${HOME}/Downloads"
$ ./winetricks allfonts

個別に入れる

$ cd "${HOME}/Downloads"
$ ./winetricks

以下順番に選んでいく

image.png

image.png

ここで、corefontsをチェック
日本語使う場合はcjkfontsもチェック

image.png

DLLのインストール

DLLは入れる順番があるのかもしれないけど、以下の順番でうまく行った。
vcrun2019入れるとvcrun2017入れられなくなる。

$ winetricks

Install a Windows DLL or componentを選択してOKおす
image.png

DLLのリストが表示されるので以下を1個ずつ順番に入れていく。
一度に全部チェックしてOK押すとうまく行かなかった。謎。

  • vcrun2017
image.png (15.6 kB)
  • msxml3,4,5
image.png (12.1 kB)
  • dxvk
image.png (10.5 kB)

wine-cfgでwin8にする

$ wine-cfg

Windows8に設定。
image.png

Fusion 360

DLする

DLするURLは公式っぽくなく、書いていいかわからないから省略。
以下の手順Videoに書いてあるURLを手打ちしてDLした。
https://github.com/cryinkfly/Autodesk-Fusion-360-for-Linux

もしくは、WinでDLして持ってきてもいけるかも。

解凍とインストール

7zipで解凍してインストール

$ 7z x -osetup/ "Fusion 360 Admin Install.exe"
$ curl -Lo setup/platform.py https://github.com/python/cpython/raw/3.5/Lib/platform.py
$ sed -i 's/winver._platform_version or //' setup/platform.py 
$ wine64 setup/streamer.exe -p deploy -g -f log.txt --quiet
$ wine64 setup/streamer.exe -p deploy -g -f log.txt --quiet

最後のはなぜか2回やるっぽく書いてあったので、そのまま2回やってみた。

グラフィックスドライバの変更

ここまでくるとFusion360が起動できる!
image.png

一度起動してDirectX 9にしてFusion360を閉じる
image.png

winecfgでDirectXの設定変更

$ winecfg

ライブラリタブを開いて以下を変更する
d3d10core : 無効
d3d11 ネイティブ
d3d9 内蔵版
dxgi ネイティブ
image.png

起動する

ということで、起動できるようになりました。
image.png

動作としては使えなくはないけど...という感じ。特にいかが気になるところ。

  • DirectX 9だとウィンドウのリサイズに時間がかかり、ウィンドウの縁をドラッグしたあとに処理が終わるまで待つ必要がある
  • OpenGLだとスケッチでマウスオーバーしてもハイライされないことがある。けど、動作はDirectX9よりヌルヌル
  • 終了してもプロセスが残るので、何回も再起動してるとメモリ足りなくなってPCがフリーズした。終了毎にプロセスをKillする必要がある

設計レビューするときとかにOS切り替えなくていいのは便利なので、このまましばらく使ってみる。

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