初めに
私は歴2年半ほどでのSESエンジニアで、
現場数だと6現場経験があります。
案件面談の前提としてスキルが案件とマッチしている必要はありますが、
多少劣っていても面談次第では通過できる確率は上がると思います。
過去に受けた複数面談で、求めているスキル感が少し高く、
他の面談者が自分よりも経験ある場合がありましたが通過することもありました。
先方が聞きたい事にしっかりと答えて、
不安を解消することができたので通過できたと思っています。
そこで、私が面談するにあたって意識しているポイントと、
これまで営業からアドバイスされたりヒヤリングした情報も含め共有していきたいと思います!
1:詳細に合わせて事前準備をする
営業から詳細を教えてもらったら、
分からない単語等は質問された時を想定して、
自分で説明できるようになるまで調べるようにしています。
例えば、
面談詳細の業務内容に「WebAPIの開発」とあり、
WebAPIの開発経験が無く知見もないとします。
その場合、先方から「WebAPIの開発経験はございますか?」
と質問されたら「無いです」しか答えようがなくなります。
ただ事前にそのような質問が来る想定をして調べておけば、
「フロントエンド開発で、JavaScriptやVue.jsを使用してサーバーからデータを取得し、
画面に表示するアプリケーションを作成してきました」
などと似た様な経験を話せて先方の不安を和らげることができます。
いざ面談が始まったらテンパっちゃう人ほど想定をして挑むことが必要だと思います。
2:自信を見せる
分からないことや回答に悩んだ際、
つい早口になって焦っている姿を見せたり、
思ってもないネガティブな発言をしてしまうことってあると思います。
冒頭でもお話ししましたが、
先方は「この人大丈夫かな」と少なからず不安を抱えているので、
自信がなくネガティブな発言をするのは逆に不安要素を大きくしかねます。
じゃあどうやって自信ある様に見せるかというと、
「ハッタリ」が大事だと思っています。
嘘を付けというわけではなく、
自分の実力が「7」であるところを、
「10」に見せるような意識です。
「実績がないため出来るかはわからないけど、やり遂げられる可能性は高い」
と思えるような場面ではとても有効だと思います。
ただ誰でも簡単にできることではないと思っていて、
できない原因としては「正直に言わないと」とか「期待されると困る」などと、
真面目過ぎる考えをしてしまうと実際とは違うことを言いにくいと思います。
自分の力不足をアピールしてしまうのはもったいないので、
面談の時だけは割り切って挑むことが重要だと思います。
3:ただ質問に答えてないけない
質問には何かしらの意図があると思いながら進めることが重要だと思います。
例えば、「この案件で大変だったことありますか?」
と聞かれることはよくありますが
「アジャイル開発だったので大変でした」
と感想のような答えをしてしまうのはNGです。
先方が聞きたいのは、「大変だったことをどうやって乗り越えたのか」なので、
「アジャイル開発で大変でしたが余計な手直し等を発生させないように、
密に連携をとりスムーズな開発になるように意識しました」
などと、乗り切った方法を答えることが必要になります。
時には、場を和ませようと雑談もありますが、
基本は「先方は何が知りたいんだろう?」
と意識しながら話を聞き返答を考えることが重要だと思います!
4:分かりやすく自己紹介をする
自己紹介は必ずする必要があるので、
私なりに分かりやすくまとめた方法が下記になります。
1.エンジニア歴
2.開発経験言語歴と得意言語やフレームワーク
3.簡単な自己アピール
4.案件にあった過去の経験を話す
例えば、
- エンジニア歴は3年目です。
- 主な開発経験言語はPythonとPHPで、Pythonが2年でPHPが3年ほどになります。
得意言語はPHPで、フレームワークはLaravel, CakePHPを使った経験があり、
Laravelが一番得意です。
フロントはサーバーサイドほど得意ではないですが、
基本的なHTMLとCSS、jQueryやAngular, Vue.js の実務経験があります。(苦手なことはマイナスにならないように伝える) - チーム開発に必要なコミュニケーション能力は備わっていると自負しております。
開発で使われているReactは実務経験がないのですが、参画する事になればキャッチアップしてチームに貢献できるように頑張ります。(できないことを正直に伝えるが、前向きな姿勢を見せて先方の不安を和らげる) - 今回の案件はアジャイルでの開発だとお聞きしました。
1年ほど前のこちらの案件の経験がお役に立てそうだと考えております。
こちらの案件では機能ごとに要件定義からテストまでを行うスピード感のある案件でした。
この経験から急な変更に対応できる柔軟性や、スピードのある開発が身につきました。
過去の現場数が多い方の場合、
全てを説明しようとすると長くなり
先方もよく分からなくなってくると思います。
受ける案件に活かせそうな過去の経験を話す方が、
分かりやすくアピールできると思います。
また今回の例だとReact経験なしでReactを扱う案件を受けているので、
「経験無いですが大丈夫ですか?」と聞かれる前に「問題ありません」
と答えることで、不安に思っているだろうことを先回りし信頼に繋がると思います。
5:逆質問は必ずする
「質問ありますか?」と聞かれ「ありません」と答えるのは絶対にNGです。
基本、面談中に疑問に感じた箇所はメモを取り質問できるようにしましょう。
ただ、特に質問が思いつかない場合もあるので、
私は大体どの現場でも使えるような質問を用意しておきます。
例えば、
「参画した際のイメージをしたいので、現場の雰囲気を教えてくだい」や
「現状の課題等ありましたら教えていただきたいです」
など、貢献しようとする姿勢を表現する質問が良いと思います。
番外編:知識の棚卸し
日々の業務でやってきたことを整理して詳しく話せる様にすることを
勝手に「知識の棚卸し」と呼んでいます。
面談時の話ではないので少しそれるかもしれませんが、
これを行ったほうがさらに自分をアピールできると感じています。
具体的には日々の業務での出来事をメモする様にしています。
基本は学んだことを書くようにしていますが、
書くことが無い場合は業務内容など何でも良いのでメモするようにしています。
過去に、スキルシートを書く時になって一気に思い出して書こうとして、
詳細に思い出すことができずアピール不足を経験したことがあります。
つまり、SESとして働く限りいつかは面談をする事になるので、
日頃から面談に向けて準備をするということです。
書き溜めておくことで詳細にアピールすることができるので
これまでの経験を漏れなくしっかりと伝えることができます。
また、メモを見返すことで今日までしてきたことを可視化でき、
成長を実感することができて自信にも繋がるので良いことづくしだと思っています。
最後に
面談を通過するためのスキルは色々あると思いますが、
全ては「一緒に働きたい」と思ってもらえるかだと感じています。
技術職ですが面談を重ねるほど結局は「人対人」なんだなと思います。
興味が湧かない面談もあるかと思いますが、
今後の糧になる思って挑めば見え方も変わってくるはずです。
入りたい案件に入って理想のキャリアを描けるように頑張りましょう!