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ストレージの接続インターフェースについて

Last updated at Posted at 2024-09-29

1.はじめに

代表的なストレージの接続インターフェースであるSATAとSASを勉強したのでここにメモします。

2.SATAとは(Serial Advanced Technology Attachment)

HDDと共に進化してきたインターフェースにATAとSCSIの2系統があります。

SATAはATA系の代表であり、SCSI系と比較すると低価格です。

パソコンの内蔵用として主に利用されており、低価格ながらある程度の速度を実現できています。

<補足>

そもそものATAはとは、PCの内蔵HDD用インタフェースのIDEを基に,標準化された規格となります。
ATAはパラレル接続であるのに対し、SATAは文字通りシリアル接続です。

3.SASとは(Serial Attached SCSI)

ATA系の代表がSATAであるのに対し、SCSI系の代表がSASとなります。

サーバを中心に使用されており、SATAよりも高信頼であることと、より高速転送が可能なことから、SCSIからSASへ移行しつつあります。

<補足>

SCSI(Small Computer System Interface)は、長年にわたりストレージの接続規格として利用されてきました。
内蔵にも外付けにも対応し、高信頼性が特長のインターフェースとなります。

SCSIがパラレル接続であるのに対し、SASも文字通りシリアル接続となっています。

4.パラレル接続とシリアル接続

パラレル(並列)接続では複数の通信路を使ってデータを転送します。
一方、シリアル(直列)接続は1つの通信路で順番にデータを転送します。

ここでいうパラレルの複数の通信路とは、複数ケーブルをつないでという意味ではないです。

パラレル通信の方が速そうに感じますが、同期を取る必要があるなど問題もあるため、
シリアル通信の方が高速で、今はシリアル接続に移りつつあります。

5.HDDとSSDの違い

SATAとSASはHDDと共に進化してきたインターフェースです。
HDDとSSDは記憶方式が異なり、SATAやSASではSSDの性能を十分に引き出せません。

そこで開発されたのがNVMe(Non-Volatile Memory Express)です。

NVMeとはSSDなどの不揮発性メモリ向けに開発されたPCleをベースにした通信プロトコルです。(Non-Volatile Memory = 不揮発性メモリ)

ただし、NVMeは通信プロトコルです。接続規格としてはPCleというものになるそうです。

この辺りは学習したら別で書いていきます。

6.まとめ

<費用>
SATA(ATA系) < SAS(SCSI系)

<信頼度>
SATA(ATA系) < SAS(SCSI系)

<速度>
SATA(ATA系) < SAS(SCSI系)

費用が高い変わりにSASのが基本的に性能は優れているということのようです。

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