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SMSの便利バージョン!プラスメッセージとは?プラスメッセージを企業で活用する

Last updated at Posted at 2020-04-16

プラスメッセージはSMSを便利にしたサービス

業務上、SMS認証を実装していて、SMSの利便性に気づいたので色々調べてみたところ、SMSをより便利にしたサービスがあるのを発見しました

+メッセージ(プラスメッセージ)
3キャリア合同で提供しているサービスで、携帯電話番号宛にメッセージを配信できて、画像や動画も送信できるサービス

最近企業が個人に配信することもできるようになったとのこと

ドコモのプラスメッセージURL(個人用)
https://www.nttdocomo.co.jp/service/plus_message/

企業が個人に配信するには公式アカウントを作成する必要があります。
https://www.cm.com/ja-jp/blog/what-is-plusmessage/
公式アカウントのイメージはLINE公式アカウントと同じと考えていいでしょう。

LINEとプラスメッセージの違い

プラスメッセージ もLINEと同じ様に公式アカウントを作りますが
違いはお友達登録をしなくても電話番号さえ知っていれば送信できるところです。
LNEはコミュニケーションアプリサービスであるのに対して、プラスメッセージ は携帯電話にデフォルトで付属しているメッセージサービスであるため、SMSと同じ様に電話番号宛に配信できます。

LINEと同じところは、アプリをダウンロードしていないと利用できないところです。
Androidの端末は基本的にはそのアプリが事前にダウンロードされているのでAndroid端末宛には配信できますが、IphoneはアプリDLが必要です。

SMSとの違い

携帯電話番号宛に送れる点で共通しているプラスメッセージとSMSですが
他の違いは
・プラスメッセージは1通2500文字近く送れる (SMSは1通70文字)
・プラスメッセージは画像や動画、位置情報まで送れる(SMSは文字のみ)
・プラスメッセージは受信者と双方向のやりとりができる(SMSは一方通行)
・プラスメッセージは送信者がサービスによって保証される・なりすましができない(SMSは送の保証なし)

以上のようにメリットがたくさんあるのがわかります。

送信できる文字数が増えたり、双方向のやりとりができたり、送信者名が保証されたりするのは企業としては大きなメリットですね。

Eメールは正直顧客に読まれてないし、電話もコストがかかので、Eメールと電話の代わりにいいサービスだと感じました。

プラスメッセージ注意点

先ほども書きましたがSMSは携帯電話の機種に限らず受信できるのですが、プラスメッセージはデフォルトで受信ができるのがアンドロイド端末だけです。さらにiphoneでプラスメッセージを利用するためにはアプリをインストールする必要があるとのこと

下のリンクからダウンロード可能

ただ、CM.comではプラスメッセージ が送信できない場合に自動でSMSを配信できる仕組みがあるので
安心して利用できます。

企業で公式アカウントを取得して何に利用するか

プラスメッセージ で一番のメリットはなりすまし防止なので、大切な通知やお知らせなどに利用すると便利ですね。また、マーケティングでも利用ができるとのことだったので、プロモーションメッセージやお得意様限定サービスなどの通知にもおすすめです。

法人公式アカウントの始め方

プラスメッセージが便利なサービスだということはわかったが、どうやって企業が利用を開始するのかわからなかったので調べてみた

上記のドコモのページでも、下のSoftbankのページでも企業から顧客への利用については書いてなかったので
https://www.softbank.jp/mobile/service/plus-message/

調べてみました。

今他業務で利用しているSMS配信会社CM.comさんがプラスメッセージが企業向けのプラスメッセージ配信を提供しているとのことでした。
おそらく今の所はCM.comだけではないでしょうか。

利用方法
CM.comに確認したところ、APIと管理画面での利用が可能とのことです。

気になったのでいくつか質問してみました

【質問】iphoneユーザーでプラスメッセージをインストールしていない場合にはどうなるのか

【回答】SMSでフォールバックが可能とのことでした。
なので配信側としてはプラスメッセージバージョンとSMSバージョンをそれぞれコンテンツを用意する必要があるとのこと

【質問】メッセージの配信に制約はあるのか

【回答】一方的に送りつける広告やマーケティングメッセージが解禁になりました。ただ、受信者側の承諾(オプトアウト)が必要になります。
*この承諾(オプトアウト)はプラスメッセージに限らず、SMSやEメールでも必要とされる、特定電子メール法によって定められているルールですのでとりわけプラスメッセージに限定して要求されているものではありません。

【質問】送信元の保証とはどういうものか

【回答】企業アカウントを作成することができて、そのアカウントは厳密な審査が入るのでなりすますことはできない。企業アカウントは画像、ロゴやURL、詳細などを表示することができる

【質問】管理画面の仕様はどの様になっているのか
【回答】インターネット環境があるPCからログインをして管理画面から配信できるサービスです。

##API仕様書について(2022年11月更新)
プラスメッセージの仕様はRSCをベースに構築されているので以下を参考にするといいとのことです。
https://developers.cm.com/messaging/docs/rcs

SMSと異なり、まずはCM.comに公式アカウント申請をするのがベストです。

チャットボット付きプラットフォームも提供開始 2021/7更新
開発環境のない企業向けにログインして利用するプラスメッセージの配信プラットフォームも提供するらしい。またチャットボットもあるようなので開発リソースのない事業者やとりあえずお試しで利用したい事業者には最適かも

双方向のためのスクリプトチャットボット (2022年11月)

プラスメッセージは双方向のやりとりができるのも特徴の一つですが
CM.comでは双方向ができる管理画面と双方向のためのスクリプトチャットボットのサービスもあります。
問い合わせが来た時などに対応できる便利なチャットボットで利用シーンを拡大できます。

問い合わせ

https://www.cm.com/ja-jp/plusmessage-api/
ここからお問い合わせください

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