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Reality Composerに任意の3Dオブジェクトをインポートする方法

Last updated at Posted at 2020-09-25

Reality Composerに自分で作成した3Dモデルや、サイトからダウンロードした3Dモデルをインポートする作業が、結構大変だったので、やりかたを共有します。

なお、Reality Composerに3Dオブジェクトをインポートする一番簡単な方法は、AppleのReality Converter(β版)を使うか、Apple DevelopperサイトのDownload から、USDPythonをダウンロードして、そこに含まれているusdzconvertを使うことです。

ですが、今回変換したかったモデルは、Reality Converterやusdzconvertで変換しても何も表示されなかったため、別の方法を使いました。

環境
Mac (Catalina 10.15.5)
Blender 2.83.3
Xcode 11.7
Reality Composer 1.4

※各ソフトウェアのインストール方法は割愛します

TL:DR

結論から言うと、このやり方がうまくいきました。

任意の3Dオブジェクト => Blenderで加工をする & .daeに変換 => Xcodeで .usdzに変換 => Reality Composerにインポートする

やりかた

1. 3Dオブジェクトを入手する or 作成する

例えば、Unity Asset Storeでなにか3Dオブジェクトを入手してみます。

image.png

今回入手した3Dモデルの形式は、.FBXでした。

2. Blenderにインポートする

Blenderを起動して、xを押してデフォルトの立方体を削除しておきます。

image.png

ファイル > インポート > インポートしたいモデルの形式(今回の例では.FBX)を選択します。
image.png

ファイルの選択ダイアログがでます。
ここで、不要な情報はインポートしないようにします。
今回はアニメーションの情報はインポートしないようにしました。
image.png

モデルがインポートされました。
image.png

ここで、エクスポートといきたいところですが、今回のモデルはそのままエクスポートして、Xcodeで開いてもモデルが表示されませんでした。

これはアーマチュアを解除することで対処できました。
その方法を示します。

オブジェクトモードでモデルを選択し、Option+pでメニューを出して、トランスフォームを維持してクリアを選択します。
image.png

アウトライナーにあるArmatureからメニューを開きます。
image.png

メニューからリンク切断を選択します。
image.png

これでアーマチュアを解除することができました。

この時、オブジェクトのオフセット位置が原点からずれていたので、gボタンを押して原点(x,y,zがゼロの位置)に移動しておきました。

エクスポートします。
オブジェクトモードの状態でモデルを選択し、
ファイル > エクスポート > Collada(デフォルト)(.dae)を選択します
image.png

ダイアログが出るので、オプションを選択します。
「選択物のみ」「子を含む」を選択しないとXcodeでうまく読み込めませんでした。
image.png

これで、dae形式へのエクスポートができました。

3. Xcodeで.daeファイルを開く

Xcodeでエクスポートした.daeファイルを開きます。
うまく表示されていれば成功です。
image.png

usdz形式にエクスポートします。
File > Export
でエクスポートダイアログを出し、File FormatにUniversal Scene Description(Mobile)を選択します。

image.png

これで、usdz形式で出力されました。

4.Reality Composerで読み込む

Reality Composerを起動してシーンを作成したら、エクスポートした.usdzファイルをドラッグ & ドロップするだけです。

image.png

任意の3Dモデルを読み込めるようになるば、ARKitで実現できることの幅が広がりそうですね。

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