2025年3月1日にSnowflakeの認定資格であるSnowPro® Core(以下Core)を受験し、合格しました。
それなりに学習計画を立てて試験に臨んだので、その経緯や所感などを記事に残します。
Snowpro Core とは
Snowflakeの基本的な機能や仕様について理解していることを証明する資格です。認定試験に合格することで取得できます。
Snowflakeにはいろいろな認定試験がありますが、このCoreが最も初心者向けでベーシックな内容になります。
自分が受験した試験の概要
- バージョン:COF-CO2
- 問題数:100
- 制限時間:115分
- 合格点:750点
- 問題形式:4択(複数回答も含む、記述はなし)
- 言語:日本語 (英語 と 韓国語も選択可)
- 試験会場:PEASON VUEテストセンター(自宅も可)
*問題数は100問ですが一部採点に使用されない問題もあるため、75問ぴったり正解が合格ボーダーになるとは限らないみたいです。点の配分方式は公開されていません。
受験にいたる背景
身も蓋もないですがSnowflakeの知識が業務で必須だからというのが受験の大きな動機です。
現職には昨年の8月に転職してきて、研修を終えたのち9月の下旬から現場配属となりました。
もともとデータエンジニアリングの仕事はしていましたが、そこではSnowflakeはあまり使っておらず、ウェアハウスが何なのかすらよくわかっていない状態でした。
今いる現場では開発プロダクトがSnowflake上で動くデータ基盤であるため、キャッチアップとその目標設定としてCoreを受けることにしました。
勉強方法
利用したのはUdemyの下記2コースでどちらも問題集です。
前提として2025年2月現在、Coreの公式の問題集などは存在せず、大半の方がUdemyなどの有志による試験対策コンテンツを利用することになるかと思います。
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Snowflake SnowPro Core Certification Practice Tests COF-C02
- 問題数700問以上(120問前後の模擬試験×6)
- 解説に公式ドキュメントのリンクがあり勉強しやすい
- 本番と同等かそれ以下の難易度という印象 -
Smart way to prepare for latest [COF-C02] Snowflake SnowPro Core Certification exam. Trusted by 22,000+ Students.
- 問題数おおよそ300問(模擬試験は6つあるが、うち3つは他の試験と重複)
- 難易度は概ね1つ同じ
基本的には問題を解く → 不明点を公式ドキュメントを読んで解消というサイクルを繰り返して知識の定着を図りました。
時折誤植もあるので正解した問題でも公式ドキュメントのチェックは必須です。後でも書きますが結果的にはここのチェックで拾い上げた知識が当日の得点を伸ばすのに大いに貢献した気がしています。
自分は1のコースを満点取れるレベルまで繰り返しやったところで、腕試しとして2のコースをやりました。
2コースも平均で70~80%の正答率だったので、このタイミングで受験の決断をしました。ここで正答率が低かったら他の問題集を探してまた腕試しをしていたと思います。
試験当日
試験前
試験は新橋の試験センターで受けました。自宅でも受けられますが準備の面倒や回線不安もあるのでセンターを選びました。
持ち物は身分証が2種類必要です。詳しくはピアソンVueの公式サイトを確認してください。
自分は運転免許証とマイナンバーカードを持っていきました。
試験中
試験は席に着いた後は操作方法や注意事項などの画面が表示された後に始まります。
「採点に利用されない問題もある」の話はこの注意事項の画面で書かれていました。
試験の言語表示について、日本語で受験申し込みをしていた場合でも原文の英語と機械翻訳された日本語を自由に切り替えることができます。
日本語の機械翻訳はかなりガバいので(「てにおは」すらめちゃくちゃなこともある)、英語の文で受験する心構えもしておくのも良いのかなと思います。
試験後
試験は制限時間が尽きるか自分で終了ボタンを押すことで終了します。
いくつかアンケートに回答した後に合否が画面に表示されます。あまり記憶が定かでないですが「あなたは合格しました」という簡素な文章だったと思います。
点数は試験部屋を出た後に受付でもらえるスコアレポートに記載されています。
振り返り
先ほども書いた通り、個人的には本番の試験はUdemyの模擬試験よりも踏み込んだ問題が多かった印象です。
パッと見で「何だこれ?」となるような問題は体感半分以上あったのですが、よくよく読むと「あーあれのこと聞いてるのか」と気づいたり、消去法で回を絞り出せる問題がほとんどでした。
ただ消去法するにも他の選択肢が不正解である根拠を知っておく必要があるので、やはり公式ドキュメントの読み込みで知識の守備範囲を広げていたのは大きかったのかなと思います。
また、日頃の業務でSnowflakeを使っている人はなるべくSnowsightの画面を触って、今のアカウントのエディションや自分のロールでできることできないことを把握しておくのもおすすめの勉強法です。
拙い文章でしたがこの記事が読んだ人の合格に少しでも貢献できれば幸いです。
ご拝読ありがとうございました。