概要
大学のゼミに入りJuliaを使うことになったので、Juliaの基礎的な使い方を学ぼう! といった日記です。
Juliaは全くの初心者なので、超基礎的なことからやっていきます。プログラミングを全くやったことがない人でもできると思います。(数学的な定義の話はあまりしません。)
現在使用しているJuliaはv1.8.5でエディタはVScodeを使用しています。
目次
- 基本的な演算の入力の仕方
- 行列の演算
基本的な演算の入力の仕方
というわけで早速Juliaを使っていきましょう。まずは基本的な演算子の入力方法です。
演算名 | 演算子 |
---|---|
足し算 | + |
引き算 | - |
掛け算 | * |
割り算 | / |
整数除算 | ÷ |
剰余 | % |
べき乗 | ^ |
平方根 | sqrt() |
立方根 | cbrt() |
例
#足し算
1 + 3
4
#引き算
4 - 1
3
#掛け算
3 * 4
12
#割り算
9 / 3
3
#バックスラッシュを用いると
9 \ 3
0.3333333333333333
#のように3/9になる(誰得?)
#商のみ
5 ÷ 2
2
#余りのみ
5 % 2
1
#平方根
sqrt(4)
2.0
sqrt(16)
4.0
行列の入力方法
x = [11 12; 21 22]
実行結果
2×2 Matrix{int64}:
11 12
21 22
行列を定義するには [] を使用します。列は ; を使って分割します。
しかし、単に横に書くだけだと行と列が見にくいので、
x = [11 12
21 22]
のように改行をして実際に行と列を分けて入力することをオススメします。(実行結果はもちろん変わりません。)
行列の演算
入力方法も分かったわけですし早速計算をしていきましょう!
まずは2×2の和と差
\left[
\begin{matrix}
1 & 2 \\
3 & 4
\end{matrix}
\right]
+
\left[
\begin{matrix}
5 & 6 \\
7 & 8
\end{matrix}
\right]
a = [1 2
3 4]
b = [5 6
7 8]
a+b
a-b
a+bの実行結果
2×2 Matrix{Int64}:
6 8
10 12
a-bの実行結果
2×2 Matrix{Int64}:
-4 -4
-4 -4
次に3×2の行列の積
\left[
\begin{matrix}
1 & 2 \\
3 & 4 \\
5 & 6
\end{matrix}
\right]
×
\left[
\begin{matrix}
-5 & -6 \\
7 & 8
\end{matrix}
\right]
a = [1 2
3 4
5 6]
b = [-5 -6
7 8]
a*b
実行結果
3×2 Matrix{Int64}:
9 10
13 14
17 18
結構簡単ですね!
次回は転置・行列式・逆行列についてやっていきます!