MacでFirebaseの環境構築をしていると、かなりの割合で "command not found: firebase" が出ると思うのですが、他の方の記事を見ても解決できなかったので、私の環境で成功した方法をここに残しておきます。参考にしてみてください。
環境はM2 Macで以下の手順を最後に試したのはSonoma(バージョンは忘れました)ですが、多分最新のMac OSでも同じ手順でできると思います。思い出しながら書いている部分もあるので、できなかったらコメントなどで手順の修正点などいただけると嬉しいです。
Firebaseのインストール方法も一緒に載せておきます。
Firebaseのインストール方法
Firebaseをインストールする前にnpmとnodeが入っていることを確認してください。
npm -v
node -v
上記のコマンドでバージョンが表示されたら、既に入っていることになります。
次にFirebaseをインストールします。(以下のコマンドはFirebaseをアップデートするときにも使います。)
npm install -g firebase-tools
その後、
firebase --version
でバージョンが表示されるか試してください。おそらく、command not found: firebaseが出ると思います。(Windowsならこれで良いんですけどね...)
command not found: firebaseの解決方法
というわけで、本題に入ります。以下の手順に従って行ってください。
手順1
npm config get prefix
でnpmのグローバルインストール先のディレクトリの位置を確認してください。
手順2
次に
echo $PATH
でパスに手順1の出力結果の後ろに/binを追記したパスが含まれていることを確認してください。
つまり手順1の出力結果が
/Users/home/.nodebrew/node/v24.4.0
の場合、
/Users/home/.nodebrew/node/v24.4.0/bin
があるかどうかを確認するということです。
多分入っていないので、以下の手順でパスを追加していきます。入っているのにcommand not found: firebaseが出てしまう場合は他の方法を探してください。(力になれなくて、すみません)
手順3
.zshrcがない場合は
touch .zshrc
でファイルを作成してください。
手順4
.zshrcに以下のコードを追記します。
export PATH=$PATH:(手順1の出力結果の後ろに/binを追記したもの)
:(コロン)とパスの間はスペースを入れないでください。
追加は
open .zshrc
またはFinderで隠しファイルを表示させて(Shift + command + .)、.zshrcをテキストエディットなどで開いて手動で追記するか、
echo 'export PATH=$PATH:/Users/home/.nodebrew/node/v24.4.0/bin' >> ~/.zshrc
で行います。追記できたら、ターミナルを再起動するか
source ~/.zshrc
を実行して反映させます。
手順5
ここまでできたら
firebase --version
を実行してみてください。おそらくバージョンが表示されるかと思います。できなかったら他の方法を試してみてください。
また、今回は.zshrcでやりましたが.bashrcまたは.bash_profileに同様のパスを同じ手順で追記することでも動くと思います。(bashの方は試していないのでできるか保証できませんが)