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[Laravel]リクエスト値の整形にpassedValidationという選択肢

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やりたいこと

  • 例えば、WEBサイトの新規登録画面を作る状況で、郵便番号などを整形した上でDBへ登録したい時
  • Laravelを使うとなると、ベストプラクティスにもある通りフォームリクエストを使うことが多いと思うので、

    Viewから入力内容を含んだリクエストを送信

    フォームリクエストでバリデーション

    Contorollerでバリデーション済のリクエスト受け取り

    受け取ったリクエストに対して整形・・・★

みたいにやると思うが★の部分でControllerを汚すため、あまり望ましくないと思う

ということで今回のらやりたいことは「やりたいこと」は

「Controllerを汚さずにバリデーション済かつ、整形済みの値を取得する」

です。

手段

方法としては

  • 同じController内で整形用フォーム作る
  • 別階層に整形専用クラスを作成、使用

などいくつか方法はあるけど、自分の場合は

  • passedValidationメソッドを使う

という選択肢を使った次第

内容

  • passedValidationの説明は公式ドキュメントになくて、Githubから引用

使い方

  • フォームリクエストにpassedValidationメソッドを追加し、バリデーション後の処理を書くだけ。非常に簡単。
namespace App\Http\Requests;

use Illuminate\Foundation\Http\FormRequest;

class HogeRequest extends FormRequest
{
  ...
  ...
  // 郵便番号の整形(ハイフンが有ったらハイフン削除)
  public function passedValidation()
    {
        if (Str::contains($this->postal_code, '-')) {
            $formattedPostalCode = Str::remove('-', $this->postal_code);
            $this->merge([
                'postal_code' => $formattedPostalCode,
            ]);
        }
    }
}

注意点

  • 一個厄介なのが、フォームリクエストでControllerで整形後の内容は$requestには反映されるが、$request→validated()には反映されない点
    • リクエストの値がバリデーションを通っていることを明示的にするため、$request→validated()を使うことが多いと思うが、これでは整形前(=入力値そのまま)しか取得できない

↓HogeRequestでフォームリクエスト受け取り先Controller

class HogeController extends Controller
{
    public function register(HogeRequest $request)
       {
                $validated = $request->validated();

                dd($validated); // 整形前(=ハイフン未削除)の値

                dd($request);  // 整形後(=ハイフン削除済)の値
         }
}
  • なので、整形後の値を取得する方法は2つ
    • 1, $requestをそのまま使う
    • 2, 以下のように$validated = $request→validated()した後、$validatedの内容を$requestに置き換える
        $validated = $request->validated();
        // passedValidationで整形後の値で置き換え
        $validated['postal_code'] = $request->postal_code;

これはこれでビジネスロジック汚すので、別で専用メソッド作って呼び出すとかのがいいかもですね

    protected function ($request)
    {
        $validated = $request->validated();
        // passedValidationで整形後の値で置き換え
        $validated['postal_code'] = $request->postal_code;
                // 他に整形が必要なリクエスト値も置換え
                ...
                ...

        return $validated;
    }

尚、こことか

こことか

見ていると$requestに対してvalidated()を使うのは暗黙的なベストプラクティスに思われます。

補足

  • passedValidationの逆にバリデーション前にリクエスト処理を行えるメソッドとして、prepareForValidationがある
  • これもドキュメントには記載がないが、Githubを転記
    • いつ使うんだろう。。。

所見

  • ココまで書いて思うのは、自分のアサイン中のプロジェクトはvalidated()は基本必須なので、一番スマートなのは「別階層に整形専用クラスを作成、使用」かな、と思いました。。。
    • Controllerで専用クラスを呼び出して、1文で整形してしまうみたいな感じかな
      • 例えば、専用クラス名がViewHelperでメソッド名がformatPostalCodeであればこんな感じ
    public function register(HogeRequest $request)
    {
            // 郵便番号の整形
            ViewHelper::formatPostalCode($request->postalcode);
            ...
    }

こっちのがControllerで余計な処理($vaidated$requestを再代入など)をしなくていいのでスッキリする。

しかも整形処理なんて、新規登録だけじゃなくて、登録情報変更でも使ったりする汎用性の高い処理なので、そっちのが望ましい

  • でも、プロジェクトとして$requestそのまま使うことを許容されているのであれば、断然こっちのが楽ですね

  • 公式ドキュメントに書いていない理由の個人的推測は、Laravelベンダーとしては

    $request→validated()推奨・・・★

    $request→validated()ではpassedValidationメソッドで処理後の値を取得できない」

    「★と相性悪いよね。。。」

ってとこでしょうね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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