はじめに
今年もiOSDC Japanに参加しているので、私が視聴したセッションとその感想をまとめました。day0 前夜祭のセッションになります。
iOSDC Japan 2022についてはこちらをご覧ください。
ノートアプリのテキストエディタの解体新書
最初に参加したセッションはこちらでした。noteアプリのテキストエディタに関するセッションです。私はnoteをよく使っており、昨年のアクセシビリティに関するセッションも面白かったので、今年も楽しみにしていました。
UITextViewを複数配置することで、拡張性高く機能追加に柔軟に対応可能できるというお話が印象的でした。また、iPadのレイアウト用にreadableContentGuideを使用しているというお話も非常に参考になりました。
普段何気なく使っているnoteアプリのエディタの裏側を知ることが出来て、とても面白いセッションでした。昨年に引き続き、文字起こし版があるので後で見返せる点がとてもありがたいです。ここでもアクセシビリティへの意識を感じました。
↓文字起こし版はこちら
ノートアプリのテキストエディタの解体新書
↓参考までに、こちらが昨年のセッションです。こちらも文字起こししてくれています🙏
noteのiOSアプリで実装したアクセシビリティの全て(文字起こし)
PiPを応用した配信コメントバー機能の開発秘話と技術の詳解
配信アプリ、ミラティブのPiP(ピクチャーインピクチャー)に関する開発秘話が紹介されていました。
ミラティブのアプリ
まずミラティブの配信コメントバーのデザインが洗練されていて、とても良いなと感じました。
また、動画配信アプリということもあり、描画コストを下げる為に、様々な工夫をしているんだなと勉強になりました。
更新頻度の高いものと低いものを別に管理するという話を聞いて、ユニークな発想だと思いました。
これだけのものをエンジニアが主導してスピーディーに対応するチームは素晴らしいですね👏
↓資料はこちら
PiPを応用した配信コメントバー機能の開発秘話と技術の詳解
CICD構築・自動化入門
CI/CDの構築によって業務を自動化して、不要なコミュニケーションや単純作業を削減する方法が紹介されていました。
セッションの中では、fastlaneとDangerを使った具体例が紹介されていましたが、初心者にも分かりやすいとても丁寧な説明でした。私もチームでの開発経験があり、自動化したいポイントにとても共感しました。エンジニアの手を止めない自動化って素晴らしいと思います👍
また自動化によって、些細なミスを防ぐという話がとても印象的だったので、自分も積極的に自動化していきたいと思いました。
※資料は見つけたら追記します。
20分間で振り返るIn-App Purchaseの歴史
アプリ内課金(In-App Purchase)の10年以上の歴史を振り返るセッションでした。
2009年から10年以上にわたって追加された様々な機能が紹介されていて、アプリ内課金を深く知らない人にとっても、これまでの機能や背景について分かりやすくまとめられていました。時系列の表がとても見やすかったです。
またStoreKit Testing in Xcodeによってテスト機能が拡充されたという話が印象的でした。テストのし易さは実装を進めるにあたって大事な要素ですよね。歴史を重ねるにつれて、In-App Purchaseで出来ることがどんどん増えているんだなという印象でした。
※資料は見つけたら追記します。
さいごに
2022年のiOSDC Japanはオフラインとオンラインのハイブリッド開催です。
私はday0をオンラインで試聴しましたが、Twitterのハッシュタグなども盛り上がっており、とても一体感がありました。
オフラインの熱狂ぶりも楽しそうだなと思いましたが、オンラインでも家でゆっくりしながら楽しめたのでどちらもオススメです👍