目次
はじめに
先日、初めて個人としてiOSアプリをリリースしました。
リリースまでの期間は約3ヶ月でした。まだまだ知らないことも多く、大変学びのある経験でした。
そこで今回は、リリースまでの過程で感じたことや気づいた点について書きました。
これから個人開発をしてみたい方、現在個人開発をしている方の役に立つかもしれません。
私のスキル
まずは簡単に私のスキルについて紹介します。
個人開発は前提知識がどれくらいあるかで難易度が変わるので、参考になれば幸いです。
- 現役のiOSエンジニア。iOSアプリの開発やリリース経験あり。
- 基礎的なSwiftの記法、Xcodeの使い方、リリース方法について理解している。
- エラーや分からない事があっても、検索等を駆使して多くの場合は解決できる。
難しかった点
①スケジュール管理が難しい
私の場合、基本的には平日仕事をしながら隙間時間で個人開発を進めていました。
基本的には仕事の状況を見ながら、ちょこちょこ進めていくのですが、時間の使い方が難しかったです。
個人開発はリリースするタイミングが完全に自分次第なので、
時間を割けず開発が長期間になってモチベーションが続かなくなったり、
反対に「早く出したい」という気持ちが先行してつい睡眠時間を削ってしまうこともありました。
実際にリリースして感じましたが、**開発ペースに波があることはあまり気にしなくて良いと思います。**良いものをしっかり考えて十分に時間をかけた方がユーザーに喜ばれるサービスになるはずです。
②デザインの難しさ
アプリをリリースする為には、App Storeに提出するスクリーンショットやアプリアイコン等の準備が必要になります。思っていたよりもこれらの準備に時間がかかりました。そしてデザインを自力で全てやろうとすると結構難しいです。
私はデザインの知識がほとんどなく、ツールの使い方もあまり詳しくありませんでした。
私の場合は、デザイナーさんに依頼したり、便利なツールを駆使することでこれらを解決しました。
ココナラなどデザイナーさんに依頼できるサービスもあるので、上手に活用したいですね。
画面のデザインについても素人なので、どういう風にすべきかかなり悩みましたが、こちらはAppleのHuman Interface Guidlinesや様々なアプリのUIを参考にしました。
アプリのUIについては、Playというアプリで様々なUIをお試し作成しましたが、とても良いサービスなのでぜひ使ってみてください。
③細かい部分が気になる
開発を進めていると、既にできている箇所に対して「ボタンの配置を変えたい」「この機能も追加したい」という様な思いが出てくることがあります。こうなるといつまでもリリースまで辿り着けません。
もしアプリをリリースしたいと考えている方は以下の2点を意識すると良いです。
- 設計やデザイン、提供したい機能を明確にしてから実装する。最初にしっかり時間をかけた方が良いです。結果的に手戻りが減って早くリリースできます。
- 最低限の機能だけを実装する。まずはリリースして改善していく方がユーザーの反応も分かります。
④サービス名を考えるのが難しい
サービス名考えてくれるサイトもあるので、必要に応じて活用すると良いです。
良かったこと
①自分が作ったアプリがApp Storeに並ぶ達成感を味わえる。自信になる
自分の作ったアプリがApp Storeに並ぶまでは数多くの壁があります。
アプリの企画・設計から開発、リリース審査に向けた対応など。個人開発ではこれらを一人で解決しながら進めていく必要があります。その為、無事に審査が通った時にはうれしくて感動します。そしてこれらを成し遂げたということが自信になります。
②とにかく楽しい
自分のペースで開発を進めたい。新しい技術を試したい。自分で考えたサービスを出してみたい。このような思いを持ったエンジニアにとって個人開発は最高です。
好きなだけコードを書けますし、どんな書き方も出来ます。コードを書くのが好きな人だったら個人開発は楽しくて仕方ないです。
③技術力がアップする
新しい技術を試したりリリースまでの準備をしていると必ず壁にぶつかります。
これらを自力で解決したり自分の頭で考えることで、課題解決能力や開発の技術力が向上します。
一人で全てやることでリリースまでの一連の流れをしっかり理解できますし、チーム開発のありがたさも感じます。
さいごに
アプリの開発をひとりでやるのは大変な点もありますが、学びが多くエンジニアとしての自信にもなるのでかなりオススメです!
最後に私がリリースしたアプリのリンクを記載するので、もし興味をもってくださった方がいたら、覗いてみてください!