本記事の目的
本記事では、Mac/Linuxにて、IBM Cloud® コマンド・ライン・インターフェース、およびオプションで一般的なプラグインとツールをインストールします。
Red Hat® OpenShift® on IBM Cloud™ コマンド・ライン・インターフェース (CLI) プラグイン (ibmcloud oc
) を使用して、OpenShift クラスター・インフラストラクチャーの作成と管理 (クラスターやワーカー・ノードの作成など) を行うことができます。 その後、OpenShift CLI (oc
) を使用して、OpenShift クラスター内のリソース (プロジェクト、ポッド、デプロイメントなど) を管理できます。
そのために、
- IBM Cloud CLIのインストール
- OpenShift Origin CLIのインストール
を実施します。
前提条件
IBM Cloud アカウントを取得していること
Dockerのバージョン 1.13.1 以上
IBM Cloud CLIインストール方法
インストールするツール
Homebrew
(Mac のみ)
Git
Docker
Helm
kubectl
curl
(Linux™ のみ)
IBM Cloud Functions プラグイン
IBM Cloud Object Storage プラグイン
IBM Cloud Container Registry プラグイン
IBM Cloud Kubernetes Service プラグイン
インストール方法
上記のツールをインストールするために以下のコマンドを実行します。
MacおよびLinux環境の場合
curl -sL https://ibm.biz/idt-installer | bash
参考リソースはこちら。
OpenShift Origin CLI (oc
) のインストール方法
OpenShift Origin CLI (oc
) をインストールするために、
1.OpenShift CLIのダウンロード
2.Kubernetes CLIのダウンロード
の大きく2点を実施します。
OpenShift CLIのダウンロード
使用しているローカル・オペレーティング・システムおよび OpenShiftバージョン用の最新のOpenShift CLI をダウンロードします。
バージョン 4 のクラスターでは、
1.クラスターから oc CLI をダウンロードする方法
2.サイトから手動で oc CLI をダウンロードする方法
の2通りがあります。
本記事では一般的なクラスターからダウンロードする方法を実施します。
クラスターからダウンロードする方法
-
OpenShift クラスター・コンソールで、クラスターを選択します。
-
「OpenShift Web コンソール」をクリックします。
-
「コマンド・ライン・ツール (Command Line Tools)」をクリックします。
-
ダウンロードしたのちに圧縮ファイルを開きます。
ダウンロード・フォルダー内の圧縮ファイルをダブルクリックするか、tar -xvf oc.tar
などのコマンドを実行します。
Mac OS または Linux を使用している場合は、解凍したファイルを、コマンド行またはターミナル・ウィンドウから実行できるようにPATH
システム変数に追加します。 -
oc
実行可能ファイルを/usr/local/bin
ディレクトリーに移動します。
mv /<filepath>/oc /usr/local/bin/oc
続いて、OpenShift クラスターに合った Kubernetes CLI (kubectl) をダウンロードします。
Kubernetes CLI (kubectl)のダウンロード
MacおよびLinux環境の場合
- 下記のコマンドを実行します。
curl -LO "https://storage.googleapis.com/kubernetes-release/release/$(curl -s https://storage.googleapis.com/kubernetes-release/release/stable.txt)/bin/linux/amd64/kubectl"
特定のバージョンをダウンロードする場合、コマンドの
curl -s https://storage.googleapis.com/kubernetes-release/release/stable.txt
の部分を特定のバージョンに書き換えてください。
2. kubectlバイナリを実行可能にしてください
chmod +x ./kubectl
3.バイナリをPATHの中に移動させてください。
mv ./kubectl /usr/local/bin/kubectl
以上でOCコマンドが使えるようになります。
終わりに
本記事では、
- IBM Cloud CLI
- OpenShift Origin CLI
のインストール方法について記載をしました。