#M1チップ搭載 Macbook Air購入
2021年1月にApple独自開発M1チップ搭載のMacbookを購入した。
- 13インチMacbook Air-ゴールド
- CPU8コアGPU8コア
- 512GBのSSDストレージ
#Lunux仮想マシン導入方法を探した話
以前から少しdockerコンテナをいじっていたため、まず今回も新しく購入したMacにVertualBoxを使ってLinux仮想マシンを構築しようとした。
しかし、よく考えるとVertualBoxってx86CPU用ソフトウェア。
M1チップ対応してるのかなとOracle Communitiesを見てみると、こんなDiscussionsを発見。
残念。対応してないようだ。そらそうだ。
Apple Silicon搭載のMacでIntelバイナリを動作させるトランスレータ「Rosetta 2」は存在するが、カーネル拡張とx86_64プラットフォームを仮想化するVMアプリをサポートしないため、現状ではVMは難しい。
一方で、Parallelsが「Parallels Desktop for Mac」としてTechnical Preview版を公開していた。
Intel版OSは動作しないが、Arm版OSを動かすことができるらしい。
Windowsは動きそうだが、Linuxについての詳しい言及は見つけられなかった。
#仮想化関連での公式リリースが少ない
うーん、中々有益な情報が得られない。
QiitaでARM版Ubuntuの仮想化をやってる人はちらほら見かけたが、ARMアーキテクチャのデストリは少ない上に、x86向けパッケージが使えないので、一般的なLinuxのイメージでの利用は難しそうである。
というわけで、現段階では、仮想化関連で公式リリースされているものや簡単に仮想マシンでLinuxを起動する方法は見つからなかった。
AppleもintelチップからM1チップに移行する期間を2年としているので、この程度待てば問題なく全ての仮想関連ソフトが使えるようになるのだろうか。
それにしても今すぐ開発環境が欲しい人間はM1チップ搭載Macbookを買うべきではなかった。これが結論。
#Docker for MAC
一旦仮想Linux環境は諦めるにしても、そもそもDockerはM1チップ搭載Macbookの上で動くのか。
2021年1月現在DockerがApple Silicon M1チップに対応した「Docker Desktop Technical Preview」を一般にも公開している。
今後については不明点が多いが、Preview版が出ているので公式リリースも間近なのだろうか。
#M1チップ搭載Macを返品するか悩んだ
今すぐ環境が欲しいところではあるので、返品・intelコアMacbookを再購入を悩んだ。
(既にintelコアMacbookは公式で買えないので、ネットか家電量販店でゲットすることになる。)
しかし、以下の理由で思い止まった。
- Apple製品の良さはリセールバリューが非常に高いところ
- 今後intelチップ製品に対してAppleのサポート期間が終了する
- シンプルにM1チップの性能が高い
- AWSなどのクラウドサービスを用いれば、Dockerが使える
- AppleもM1チップ搭載製品を浸透させるために迅速に対応を進めてくれそうという期待
正直一回セットアップしたPCをクリーンにして返品してもう一回買ってセットアップという作業が面倒だったというのも理由の1つだった。
何はともあれ、M1チップ搭載Macbookでの仮想Linux環境構築は今後も調べていきたいところである。情報があれば是非ください。