今回の問題
picoCTFより"13"を解いていきます。
実際に解いていく
1. 問題文を確認する
cvpbPGS{abg_gbb_onq_bs_n_ceboyrz}
今回はこの暗号を解読すれば終わりのようです。
2. 暗号の特徴を書き出す
この暗号の特徴を以下に書き出します。
- アルファベットのみが使用されている
- 小文字と大文字が明確に分けられている
- FLAGの形式に似ている
そして、問題のタイトルと説明から
- ROT13
という、キーワードが見つけられます。
3. ROT13とは?
ROT13の特徴を要点を絞ってまとめました。
- ROT13は文章の各文字をアルファベット順で13後の文字に置き換える単換字式暗号の一つ
- 再度ROT13を適用すると元の文章が得られる
- 単純な暗号化手法で、強度は低い
- ネットワーク上のやりとりで冗談の落ち、パズルの解法、ネタばれ情報などを隠すのに用いられる
- 暗号化と復号の方法が同じ
参考:ROT13(ja), ROT13(en)
それでは、以上を踏まえて暗号を解読していきます。
4. 解読する
再掲になりますが、これが今回の暗号です。
cvpbPGS{abg_gbb_onq_bs_n_ceboyrz}
まずは先頭のアルファベット「c」について考えていきます。
0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13
↓
c, d ,e, f, g, h, i, j, k ,l , m, n, o, p
上図は
- 上段: カウント
- 下段: アルファベット順
を表しています。
このようにして、「c」の13個後ろのアルファベットが「p」だということがわかります。
同じような手順で、今回の暗号を解読していくと
picoCTF{not_too_bad_of_a_problem}
というFLAGが獲得できました!お疲れ様です。
もう少し考えてみる
今回は ROT13 の暗号を解読しました。
しかし、手動で一つずつ変換していくのは大変です。自動で行ってくれるサイトはないのでしょうか?
...ありますよ!
以下の便利なWebサイトを使えば一発で解けちゃいます!
rot13.com
または、
CyberChef(←左上の[Operations]にROT13を入力すれば出てきます)
でも解くことが可能です。
まとめ
今回の問題では、ROT13の簡単な概要と解読手順について学びました。
補足
・なし