1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

[writeup] picoCTF "where are the robots"

Posted at

今回の問題

picoCTFより"where are the robots"を解いていきます。

実際に解いていく

1. 問題文にあるWebサイトに移動する

where are the robots_1.png
「ようこそ ロボットはどこですか?」
このサイトにはこれ以上ないみたいです。

2. Webインスペクタを開く

where are the robots_2.png
次の手が浮かんでこないので、とりあえずWebインスペクタを開きました。
しかし、これといった怪しい情報も見つかりません。
どうしよう、困ったな...

3. ヒントを見る

where are the robots_3.png
そういえば、ヒントがあったことを思い出しました!
ここは素直にヒントを見ます。
ふむふむ。「ウェブサイトのどの部分を見れば、作成者がユーザーに見られたくない場所がわかるでしょうか?(Google翻訳より)」
なるほど!!robotsというキーワードと、ヒントの内容を組み合わせると、答えが浮かんできました。

4. "robots.txt"を見る

where are the robots_4.png
問題文のURLの後ろに”robots.txt"をつけると、Webサイトが変わります。
そこには「Disallow: /8028f.html」と書いてありました。

5. "/8028f.html"を見る

where are the robots_5.png
最初のURLの後ろに”/8028f.html”をつけると、Webサイトが変わり、FLAGが現れました!
これにてFLAG獲得です!

もう少し考えてみる

突然出てきた「robots.txt」とは一体何者なのか。簡単にですが、まとめてみます。

  1. Webサイトにはクローラーが存在する
    クローラーの目的は「インターネット上の情報を集めること」です。
    クローラーは、「ボット(自動プログラム)」の一種で、人間の代わりにウェブサイトを見て回って、情報を集めています。
    ・どんな内容か?
    ・他と比べてどれくらい重要か?
    ・キーワードは何か?
    みたいな情報をもとに、検索結果を作っています。
  2. クローラーから隠したい
    クローラーに見られたくない情報もあるのです。
    例えば、
    ・秘密の情報を収集されたくない
    ・サーバーに負荷がかかるからアクセスされたくない
    ・コピーされて悪用されたくない
    などの理由があります。こんなときに、robots.txtやアクセス制限をかけて、クローラーが見られないようにします。
  3. robots.txtとは
    robots.txtとは、クローラーに対して「ここは見ないでください」と指示するファイルです。
    その構成は
    ・User-agent→指示を適用したいクローラーを指定
    ・Disallow→クロールしてはいけないWebページを指定
    ・Allow→クロールしてよいWebページを指定
    ・Sitemap→Webサイトの構成を示すxmlファイル
    から作られます。
  4. robots.txtの注意
    robots.txtで、Disallowに指定したページは、クロールされません。
    しかし、人間は意図的に検索することが可能です。
    決して、誰にも見えない秘密のページではないので、お間違えないように...

まとめ

今回のFLAGは、robots.txtのDisallowに指定されたページにありました。
robots.txtは「秘密を隠すファイル」ではありません。
「秘密の場所を教えてしまうファイル」でもあるのです。

補足

・本当に隠したいファイルはどうするべきなのか
→本当に隠したいなら、認証制御、IP制御、ファイアウォールなどを使うべきです。
・robots.txtに関連する事件は多数発生しているので、調べてみると面白いかもしれません。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?