なぜこの記事を書こうと思ったのか
皆さん、SES企業で過ごしている2年目の底辺エンジニアです。第1回目の投稿になるのですが、なぜ自分がQiitaを使用して衝動的に書こうと思ったのかお話しようと思います。このようなサイトを使って何かを発信していくことは不慣れなのでご了承ください。
もうタイトル回収をさせていただくと、自身の実力を過大評価してしまっていたので、ショックを受けている最中でして、「エンジニアという道は甘くないよ、キャリア最初楽すると危ないぞ、周りより出来ても天狗になるな」ということを伝えるために、エンジニアとしてこれからキャリアを歩んでいく方(未経験の方)や駆け出しのエンジニアとして順当に歩んでいる方に読んでいただければと思い、執筆しております。多分、デジタルタトゥーを残すと思いますので、もしかしたらこのアカウントを捨てて、別アカウントに乗り換えるかもしれません。ですので、これが最初で最後かもしれません。前置き長くなりました…
何者なのか
あまり詳しく書くと特定されそうなので簡易的に書きます。未経験としてエンジニア業界に入り、要件定義ちょこっとやり、基本設計ちょこっとやり、詳細設計、開発、テスト、AWSの障害対応や機能の改善をガッツリ担当しているフルスタックモドキのWebエンジニアです。一応、フロントからバックエンドと一人で開発したこともあり、DB設計なども携わりました。現在はAWSのとあるサービスについて改善を行っています。
一見、未経験SESから入り、既に様々なことをして順当にキャリアを歩んでいるように見えますが、現実はそうでもないのです。これから話します。
自信過剰になった理由
ええ、自分でも順当にキャリアを歩んでいるように見えたのです。自分と同様、何もできない人として入った同期は未だに、
- テストばかりで未だにコードすら触っていない
- コードを触っていたとしてもバックエンドのみ
- Excelとの睨み合いっこ
- フロントとバックエンドを触っていても、新規機能追加やDB設計に携わっておらず、ちょっとコード触ったことがある人なら簡単だと思う改修のみ
で、ふと周りを見渡してみたら、自分と同じ年齢で同じスキルまたはそれ以上のスキルを持っている人がいなかったのです。(スマホ系エンジニアの同期除く、そもそもスマホ系専門外でわからん)
1個上の先輩も大したことないなと。そう…同期の中でぶっちぎりに成長した自分。それは愚かな自分を生み出すトリガーになる要因になってしまったのです。
別件で自分の成長に関しても鈍化しているなと感じていたので、次のアクションとして話題になっている転職ドラフトに登録してみました。で、正直オファー来ないだろうなと思っていたところで、1件だけオファー来たんですよ。はい、すみません、有頂天になりました。自分はできる人間なんだととんだ勘違いを起こしてしまったのですよ。
有頂天になった人間が転職活動を開始
ええ、全く恥ずかしい限りです。有頂天になった自分は、転職サイトに登録して、第二新卒枠として無双できるのではと思っていました。しかし、実際にエージェントから言われたことといえば、「自社開発は今の段階だと無理です」「転職ドラフトで明示された金額は高すぎます、今のスキルから希望年収を見ると書類選考で落ちます」「経験が浅すぎます」「今のあなたの技術的なところで強みってないですよね」と言われるしまつでした。ええ、ごもっともだと思います。挙句の果て、オファーを頂いた企業さんと1次面接をしたのですが、技術面接でそれはもうボロボロにされて落とされました。「エンジニアとして1年何か月しか働いていないのに、そんな高度なこと聞く?」みたいなものも質問として出されました。
皆さんにお伝えしたいこと
基本的にエンジニアは経験年数どうのこうのより(一部大手Sler除く)、確かな技術力があるかないかが残酷なことにあって当然だよねという基本ベースで見られ、そのうえで人柄も見られる世界ですよ。
エンジニア未経験の方へ
エンジニアは稼げるとか、プログラミングさえできていればいいとか、色々安直な考え方をしている方多いと思います。昨今、エンジニアがなぜかもてはやされる時代といいますか、プログラミングスクールが安易な広告を出し、それにつられてしまう時代だと思うのですが、そんなに甘っちょろい世界じゃないですよと言いたいです。入ったからには技術力というのが常に求められ、さも知っていて当然だよねが前提条件であり、それがあってこその人物像を見られていく業界です。未経験の方でエンジニアのことを調べた時に、上流工程、下流工程みたいなものを見つけた方もいらっしゃるかと思いますが、「どちらも経験しているから自分最強」にはならないです。しっかりと内容を深堀られます。つまり、表面上に仮面をかぶせたところで通用しない業界です。なので、そのようなことを加味してエンジニアの業界に入られるのであれば、よいのですが、エンジニアとしての面白みや自分をとどめて置けるものがないのであれば、去るべくして去るもしくは底辺でいつまでも過ごすことになりますので、ご了承ください。
駆け出しエンジニアの方へ
駆け出しとは言っても様々なスキル格差が既に生まれていると思います。できる人もいればできない人もいる。で、できない人に関しての記事は多くあると思いますので、できる方に対して執筆していきたいと思います。賢い人は自分を律し、自分の実力がどの程度あるのか冷静に市場価値と日々照らし合わせていくでしょう。そして、足りないと思ったものに対して、日々埋めようとするでしょう。しかし、会社内である種なんらかの比較対象があり、ほぼ全てにおいて他者よりも秀でていた場合は自身を過剰評価してしまうケースもあるでしょう。なので、「あれ、自分できるんじゃね」って思ったら冷静に、いいですか、冷静になって社外に目を向けてみましょう。そうすると、今まで盲目的になっていたものが、急に視野が広がります。そうすると、エンジニアとして次へのステップアップに何が必要なのかが初めてそこで確かな情報が得られます。なので、転職する、しないにしろ転職サイトに登録したり、様々な社外のエンジニアと交流していったり、そのような自発的な行動を推奨します。例えば、転職活動中、最初はメガベンチャーを狙っていたけど、やっぱりスキルが足りないと思ったから、スタートアップでバリバリやってスキルを伸ばしていきたいなどの転換も見つけられると思います。