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AUG Tokyo #35 に参加してきました

Last updated at Posted at 2019-10-31

AUG Tokyoとは

Atlassianのユーザーによるコミュニティ
全世界各地にコミュニティがある

運営方針
”Atlassian製品利用現場、及びソフトウェア開発現場の助け合い、ネットワークの構築、拡大”

AUG Tokyoが解決したい課題
- ツールの使い方をとことん共有し、利用者全体の日々の作業効率をあげる
- ツール管理者の孤独な戦いの脱却
- 先人の知恵の共有
- AtlassianはもちろんDevOps、チームビルディングなどの発信の場の提供

各種リソース
 - Twitter #AUGJ
 - Facebook AUG Tokyoのグループ
 - Youtube

イベントページ

AUG Tokyo のまとめページ

全体通しての感想

  • Sessionより
    • Atlassian最新情報の情報量、めちゃ多い!
    • その分、Atlassianは盛況ってことかな
    • CloudのFree版、使ってみよう。
    • macアプリの動きも気になる
    • サミット登壇までの道のり。Atlassianは登壇者はのサポートも手厚いんだなぁ
    • ミッションクリティカルなシステムを保守する管理者が大切にしていること
    • パフォーマンスと可用性
    • 強い心
    • Warkatoめちゃ便利そう!
    • クラウドサービスってところが、自分の働いている会社ではネックになるのだけど、、、
  • 懇親会
    • Jira、Confluenceを導入してぶつかる壁について会話
    • 管理者多数でスキーム乱立
    • Jiraのスキームメンテの管理者は絞ろう
    • 参照権限細かくしたい要求
    • なるべくオープンに
    • シンプルな権限管理にしたいけど、、、
    • 情報を隠したい癖ってあるよね
    • Atlassianの会社はなぜそんなにオープンになれるんだろうねー???

セッション毎のメモ

Session1

Atlassian最新情報
Yusaku Nakagawaさん @Atlassian Atlassian KK

講演資料

Atlassianサミットの基調講演で発表のあったアップデート情報

2019年度サミット
Atlassian社員の参加者数 400+

注力ポイント
・IT運用チーム
・Agile at Sale
・cloud

IT運用チーム

DXを及ぼす影響を最も理解しているチームになる
システム障害にも注目している。コスト、信頼性の面でとても重要な要素
→Jira ServiceDesk、Status Page、Ops Ginie

Agile at Scale

大規模な組織でDXを実現するのはとても大変
Agile Craftという会社を買収し、Jira Alignを提供

Cloud

最高のUXを提供
・ユーザ数10,000まで
・データセンターをアジア太平洋地域に新設置
・Admin hub で、組織のユーザ管理の一元化が可能
・Atlassian Accessのアップデート
・セキュリティ データの暗号化、アクセスチェック
・Atlassian Trust Center セキュリティのベストプラクティス

Cloud Premium

(製品最新情報の箇所で詳細説明)

製品最新情報

Data Center製品

・CDN
・AWS&Azure用テンプレート
・課題のアーカイブ機能→検索性能を向上できる
・AWSのAuroraサポート

Datacenter&Server

・Portfolio for JIRA 3.0
・Jira Service Desk 4.0
・Bitbucket 7.0
・Confluence 7.0
この辺は情報量が多いので、登壇資料を参照しよう

Cloud製品

Jira Align

・エンプラのアジャイル管理で唯一無二のツール
・複数インスタンス間(?)の情報を集約して表示できる

Jira software

次世代プロジェクト
クラシックプロジェクト
それぞれでアップデートがされている。
(情報量が多いので登壇資料を、、、)、

Confluence

・Editorが変わった!スマホでの編集でも同じ機能がある。
・OKR策定のためのテンプレート
・連携強化(Jiraロードマップ、Google Drive)
 →URLを記載することで、Confluenceページ上で編集が可能になった!

Opsgenie

Zoomでの通話が可能!
Terraformで記述することが可能になった!

ServiceDesk、Statuepage

・ServiceDesk上で障害発生通知ができる連携機能
・Statuspage上で障害原因の通知ができる

新エディションのリリース

Free版(期間は永久。個人で使うこともできる!)
Standard版
Premium版(サミット2019で発表されたもの)
 ・SLA99.9%
 ・無制限ストレージ
 ・24時間365日サポート(英語)

マーケティング最新情報

Summit2020

2020/3/31〜2019/4/2

近日開催予定のイベント

・Scrum Interaction 2019
・itSMF Japan コンファレンス
・AWSとの共催セミナー CI/CD周り
・Dev Summit 2020

Atlassianのオウンドメディア「チームの教科書」

2018年3月に立ち上げ
2019/10/30にリニューアル!

Session2

Atlassian Summit登壇報告 -大規模Confluence管理者のノウハウ
Kunihiro Takahashiさん @Yahoo! JAPAN

講演資料

メッセージ

Confluence は業務のミッションクリティカルなシステム
なによりも大切なものは「パフォーマンス」と「可用性」

私の感想・心に残ったこと

・サミット登壇に挑戦するってすごい勇気だ
・管理者には強い心が必要。大切にすることを守るという判断基準

なぜサミット登壇に挑戦したのか?

・Jason Wong さんからの推薦
 →Confluenceをそこまで知っているならなぜサミットで登壇しないのか?
・Atlassian Japanからの推薦
 →ぜひとも!というプッシュがあった。
・自己顕示欲

サミット登壇までの準備

1.申し込み

・タイトル、セクション、アウトラインを決める
 (選出されたあと、あらためて再考する機会はある。応募するときは魅力的な内容に!)
・1月に補欠当選。2月に繰り上がり

2.登壇資料作成

・登壇資料
 日本語で作成して、英訳した
 台本も作成した
・登壇練習
 週一くらいでAtlassianオフィスにて練習
・スピーカーに提供されるもの
 Atlassianと進捗確認に使用するためのSlack,Confluence(Summitの担当者が1名つく)
 Zoomにて登壇のコーチングを1時間
 (発表の仕方、スライド、などの指導をしてくれる)

3.登壇

・初日にスピーカー全員集合のMtgがある
・自分のPCで登壇できる
・スピーカーの控室がある。登壇のミニセットがあって練習できる
・セッションまでの空き時間があれば、担当者に調整してもらえる
・聴講者からのアンケートや出席人数などが提供される

高橋さんの感想

「やってよかった」
日本語で登壇するなんてなんて大したことない、と思える
スピーカーですね、と声をかけられる
AUGで登壇したのが、4年前。それが初めての登壇。そこから4年でグローバルな場へ!

Atlas Authorityにて、TOP20に選出されました!

登壇内容の再演

https://www.atlassian.com/company/events/summit/schedule/by-track?tab=atlassian-admin&sessionid=509809
https://youtu.be/9pLc10QuCQs

キーメッセージ

「パフォーマンスと可用性を最も重要視している」

心構え4つ

・システムアーキテクチャはシンプルに
・アップグレードは最重要かつ最も注意を要する

アップグレードでの心がけ

・追加された機能をAdmin画面で確認。特に、スケジュールジョブとキャッシュ
・新機能をチェック。特に、機能オフにする方法を確認しておく
 (よくあるのは、Appsの機能をオフにすることで対応できることが多い)
・パフォーマンステスト
 ・ボリュームテスト:検証環境で、今のデータ量+1年後の予想データ量を作って、検証する
・事前にバグを調べておく
 ・Atlassianはバグ情報がオープン。 jira.atlassian.com
  これからアップグレードするバージョンのバグを調べる。

Apps選択の注意点3つ

①拡張機能はマクロで提供されることが多い。
 ・処理の範囲を選択できるようなオプションのあるもの。
 ・例えば、スペース範囲の選択。@all だと、全スペース。これ、耐えうる?10,000スペースとか大丈夫?
②Marketplaceでのサポート
 ・SUPPORTEDになっているものを選ぶ
 ・Versionを見ることで、プラグインの更新頻度がわかる。バグFixしてる?Confluenceのバージョンアップについていっている?
 ・Documents を見る
③ブラウザだけで、クライアントサイドで動くものは、影響範囲が限られる。
 ・サーバー処理もある場合、なにか起こったときに全ユーザに影響が出る

ユーザリクエストの扱い方

10,000人以上もユーザがいれば、リクエストにコンフリクトが発生しがち
例えば、、、エディターの使い勝手のリクエストとか。。。
カテゴライズしている。ヘビーユーザとライトユーザ。

ヘビーユーザ:何をしたいかがわかっている
ライトユーザ:何ができるかわからない

ライトユーザ向けへのソリューションの紹介

・オンデマンドセミナー
  特に問い合わせの多い内容:スペースとページの権限設定
・セミナーを受けやすくするために
 ・1対1でも開催する
 ・1つのセミナーを15分程度でやる。
・やってみてどうだった?
 ・ページを作る人、更新する人が増えた
 ・ユーザが管理者に問い合わせするようになった(トレーニングの内容とか)
 ・新人への良いトレーニングになった(新人の集合研修にも呼ばれたり)

難しい質問:「なんかいい使い方ない?」
 →トレーニング教材を作っていたことで、体系だって整理して伝えられるようになった

Atlassianのオープンさ

・プロダクトソースコード
 (オンプレ版では、ライセンスを購入したら、ソースコードが公開される)
・jira.atlassian.com
 (JIRAとかのエラーメッセージをGoogleとかで検索すれば、このサイトがヒットすることがある)

〜現地で起こったこと〜
動画埋め込みが動かなかった。焦り…
→Youtubeの動画を見ると、焦っている様子が分かるらしいw
ただ、動画ではスライドと音声だけで、高橋さんの舞台上の姿はみえません。
「コンマリ」は海外でウケた。かなりパワーワードらしい!

Session3

Workato を使って Jira, Slack, Salesforce, Atlassian Market Place の連携を自動化
Akara Higuchiさん @Ricksoft

講演資料

メッセージ

Workatoとは、Saasとオンプレミスを連携して自動化していくツール(Work Automation から作られた言葉らしい)
ノンプログラマーでも運用できる。セルフサービスオートメーションを実現できる。

Workatoについて

Jiraを使っていてよくある要望へのソリューションになりうる

「Jiraを他のシステムと連携したい」という要望をよく聞く
ソリューション1:メール連携
 機能は物足りない
ソリューション2:REST API
 機能は十分だが、ハードルが高い
ソリューション3;Webhook
 頑張って作れば良いけど、サーバ運用や保守などが大変
  ↓
Workatoが効果的なソリューションになるかも!!!
 https://www.workato.com
 https://www.ricksoft.jp/workato/

400種類以上のアプリケーションと接続できる

Automation for Jira と似ているけど、、、対象がJiraにとどまらず、様々な製品と結合できることが大きな違い!

Workaroの使い方

App Connections:コネクションするツールを選ぶ
Recipe:ワークフローみたいなもの
Team:Recipeを作れる人、などの権限設定。

(樋口さんのデモ)Recipeを1つ作る
・Trigger
 Appsで、XXが起こったときに
・Action
 Appsで、YYをやる

Jiraを選ぶと、WorkatoがJiraを読み込んでくれる。
・プロジェクトとか、課題タイプとか
・カスタムフィールドも選択できる
・Triggerで選択していたアプリのデータと、Jiraのカスタムフィールドを連携させることが可能!

Ricksoftさんでの利用例

その1

・Salesforceの情報からJiraとSlackに連携
 担当者変更とか、クローズとか、Slackでできる。
・効果
 ・Jiraの利用が促進された
  Slackはみんな見るから、Slackが情報のハブになって、Jiraへのアクセスが増えた

その2

・Atlassian Community からJIRAの課題起票
MarketplaceにAppsを提供している。その内容をハッシュタグ付きで起票されたらJira起票。
このケースでは、REST API を使った。
JSONを貼り付けると、Workatoが解析してくれる

その3

Marketplaceで評価ライセンスが取得されると、取得した方にメルマガを送るようにしている。
CSVファイルをMarketplaceから取得して、Mailchimp(メルマガを送るサービス)に取り込む
担当したのは、マーケティング担当のメンバ。
エラーが起きたときも、その担当者がハンドリングしてくれている。
・実行ログが記録されている
・処理の流れが追える
・利用者が自分で見ることができる(はず)
 ※スクリプトを作ると、保守しなきゃならないけど、Workatoだとセルフサービスオートメーションができる。

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