AUG Tokyoとは
Atlassianのユーザーによるコミュニティ
全世界各地にコミュニティがある
運営方針
”Atlassian製品利用現場、及びソフトウェア開発現場の助け合い、ネットワークの構築、拡大”
AUG Tokyoが解決したい課題
- ツールの使い方をとことん共有し、利用者全体の日々の作業効率をあげる
- ツール管理者の孤独な戦いの脱却
- 先人の知恵の共有
- AtlassianはもちろんDevOps、チームビルディングなどの発信の場の提供
各種リソース
- Twitter #AUGJ
- Facebook AUG Tokyoのグループ
- Youtube
イベントページ
AUG Tokyo のまとめページ
〜あとで載せる〜
全体通しての感想
- Sessionより
- Jiraの機能の中で、ロードマップは今後注目していくのがよさそう!
- Jiraが現場でよりよく活用されるには、導入支援での御用聞きやアフターフォローが効果ありそう
- Jira Cloud 次世代プロジェクトは、現場で自走できるようになる。なので、確実に使われるものになる
- 次世代プロジェクトで管理者機能の一部がユーザーに解放されることで、制御はきかなくなる。そのカオスをどう捉えるか。統制をとろう、とする動きは古い考え方になるのか??
- ワーキングアグリーメントを作るなど、ツールの前にチーム内の会話が大切。
- ツールを入れて標準的な使い方を定義しておけばうまくいく、なんてことはない。How を押し付けられると反発が起こる。Why を共有して、使い方をみんなで作る。
- 懇親会
- 次回の懇親会のみのAUGが楽しみになりました!
セッション毎のメモ
あくまで個人で記録したメモなので、情報の正しさは保証しません。ご了承ください。
Session1
タイトル Atlassian Cloud概論
登壇者 Junki Sakurai @atlassian
Road to Cloud! アトラシアンのクラウド化への道のりと現状、そして将来についてお話します
講演資料
〜公開されたら載せる〜
クラウドについて
Project Vertigo 2年がかりでクラウドに移行
現在のCloudのプラットフォームに変遷した
Vertigoでは、AWSにアプリケーションを構築している
クラウドに至るまでの道程
一つ前のプラットフォーム:Unicorn
2012〜2017年 初期に稼働していた
Unicornには限界があった
・スケールしない
・リリースに24時間もかかることもあった
(インスタンスが1つだったのが要因らしい)
どうなっていく必要があったのか?
1.マルチテナントへ
2・スケーラビリティ
3.クラウドプラットフォーム
そこで、Vertigoプロジェクトが始まった。
3つの指針
・透過性(UnicornからVertigoへの移行をユーザに気づかせない)
→飛んでいる飛行機を、誰にも気づかれずに色を塗り替えるような難しさ!?
・機能性(100%の機能移行)
・パフォーマンス
→パフォーマンスに影響が出るような問題があれば、すぐに会議を開いて解決に動いていたらしい
移行には2年かかった。大変さがまとめられたサイトがある。
https://techcrunch.com/2018/04/02/atlassians-two-year-cloud-journey/
Vertigoになって何が変わった?
・パフォーマンス関連の問い合わせ75%減
→他の仕事にパワーを当てられるようになった
・リリースサイクル
→4回/1日が可能に!
・パフォーマンス向上
・自前データセンターからAWSへ
Cloudで最近リリースされた新機能
Jira次世代プロジェクト
・ロードマップ
→エピック配下のチケットの進捗や、前後関係がみえるようになった
・Confluenceに、ロードマップを表示できる
→Jiraのアカウントを持っていない人でも、ロードマップを閲覧することができる!
今後のリリース予定機能
・クラシックプロジェクトと同様にワークフローを定義できる
・ロードマップ画面で、子タスクの進捗を表示することができる
・2020年でのリリースの予定
Cloudに無料版が登場した
「無料トライアル」とは違う
無料版なら永久的に無料で使える!
Q&A
・サーバー版からCloudの次世代プロジェクトへの移行はできるのか?
→現在は、次世代プロジェクトへの移行の機能はない
Cloud上であれば、クラシックプロジェクトから次世代プロジェクトへ移行することはできる。
←次世代プロジェクトは、Agileに特化している印象。使い分けになるのかも。
→次世代とクラシックの使い分け、などのガイドラインはあるのか?
←クラシックプロジェクトは機能が豊富。
その機能を使いたいならば、クラシックプロジェクトを使うのが良さそう。
一方で、Jiraを使い始めたばかりの人であれば、次世代プロジェクトをおすすめしている。
・クラシックプロジェクトは今後も残る?
→現在のところ、クラシックプロジェクトは残る。
・次世代プロジェクトでの今後のリリース予定などは?
→公開されている。
https://www.atlassian.com/software/jira/whats-new/next-gen#intheworks
Session2
タイトル Atlassian Cloudの活用で働き方が変わる!
登壇者 Yumi Nakano @ブレインパッド
オンプレからクラウド移行に躊躇している方こそ聞いてほしい、クラウド活用の3つのポイントをお話しいたします。
講演資料
〜共有がされれば載せる〜
メインメッセージ
着眼大局、着手小局
私の感想・心に残ったこと
・御用聞きは大切
・アフターフォローまで手厚くすることで定着につなげられる
Atlassian Cloud の導入にあたっての問いかけ
なんのためにクラウドを導入しますか?
クラウドになったら何が変わるの?
導入以前の課題
ひとり情シスで134人を支える!
オンプレかクラウドか選択の時、、、
実現したいこと:プロジェクト管理、情報共有、バージョン管理、コミュニケーション
導入の流れ
導入当初
はじめにやってたこと
2部署(全8部署)で始めた
・Service Deskで問い合わせ受付
・プロジェクト・バージョン管理
・Confluenceでナレッジベース
〜2019
・Confluenceで社内ポータル
・Jiraで、案件管理、受発注プロセス、セミナー調整などのタスク管理
7部署(全8部署)で使われるようになった。スケールアウト!
うまく行った要因
セキュリティ強化と法対応
可用性99.9%
→ステータスページハブのサイトを見ると、全サービスの稼働状況がオープンになっている
Jira次世代プロジェクト
次世代プロジェクトの良さ
・オブジェクト化による専用のJiraプロジェクト
・シンプルな機能設定の実装
↓
・短期にデプロイ
・利用者の自立
クラシックプロジェクトは、管理者が必要。
次世代プロジェクトになると、ビジネスサイドのメンバで自立して使われていく
なので、確実に利用されるものになっている!
Jiraの導入の事例:案件管理
課題
・メール多用
・会議多い
などなど
↓
Jiraのワークフローを定義
チケットに書くことのルール
受発注プロセスのチケット管理
課題
・PMS報告という個人情報保護等に則った社内ルール
情報とその発生のタイミングが大切になってくる
↓
エピックの活用
次世代プロジェクトだと、ワークフローのカスタマイズもかんたん
セミナー調整などのタスク
・タスクの状況が見えない
↓
エピックを活用
ステータス遷移をすべて許可
カンバンボードで見えるようにする
導入を振り返ると…
情シスと現場間のつなぎ役
・ブログを書く
・ブログで新機能を紹介、発信する
・いいね!を押してもらったものは、採用されやすくなる
変化の受け入れ
・次世代プロジェクトは、変化に強かった
きっかけづくり〜アフターフォロー
まとめ
着眼大局、着手小局
Q&A
・マネージャが使ってくれない問題はどうだった?
→今も苦労しているところ。
・次世代プロジェクトのほうがウケがよかったというが、機能が不足していることの課題は?
→クラシックでできるのになぜできないの?という問い合わせはたくさんある。
御用聞きの段階で、クラシック or 次世代 の判断をしている。そこが重要だと感じている。
Session3
タイトル Dive into Trello! 〜ボードを作ったら、僕はまずはこれをやります〜
登壇者 Narichika Kajihara from Yappli
ボードを作る時に、まずはやっておくとと良い事を書きます! Trelloで慣れてきた人が参考になりそうなTipsを紹介させて頂きます。
講演資料
私の感想・心に残ったこと
・Trelloはそのまま使うと情報を閉じ込めてしまう
・ツールを使い始める前に、まずは会話しよう!
Trelloとは?
ふせん、ボードっぽくつかえる
アジャイルコーチの人たちにもよく使われている
利用例:
・完了の定義
・ワーキングアグリーメント
・オフィス移転時の要望のとりまとめ
・妨害リスト
・スプリントバックログ
Jiraとの比較って?
比較するものではない
Next-genとは似たところもあるが、Trelloのシンプルさは格段に違う
Next-genのいいところ
・カスタムフィールドと課題タイプをユーザが定義できる
・クロスファンクショナルなコミュニケーションに向きそう
Trelloのいいところ
・小さい規模
・ロールが1つのチームなどに向く
Trelloの前に、チームの透明性の話
チームの透明性
チームのアクティビティがわかる状態になっていること
特に「1つ上のレイヤーの人」がわかることが大切
これが見えないと、進捗報告の会議、などが発生してしまう。。。
リアルカンバンとTrelloの最大のちがい
・リアル(物理)カンバンは、だれでもそこに行けば見える
Trelloはそのまま使うと情報を閉じ込めてしまう
Trelloは閲覧設定や招待などをしないと情報を閉じ込めてしまう
Trelloをつかうときにやること
「チーム」を使う
・課金が必要になってくるけど…情報共有、閲覧に必要。
slackへの統合を行う
・通知
・ボードへの参加
・通知専用の公開チャンネル
・チャンネルなどのトピックに招待リンクをおいておく
・事あるごとにボードの動きを伝える
☆そもそも、会話することは大切だよ!☆
ワーキングアグリーメントをつくる
・「このボードの使い方」リストを作る
・招待リンクを作成しておく
・ボードのリストの意味
・ステータスを次にすすめるようになるか完了の定義
・ボードの使い方
・大切なのは、これらを、メンバと一緒に会話して決めること。
「読んでおいて」だと、読まなかったり、読解力の差や誤解が生まれる
ツールを入れるまえに、使い始めるまえに
会話すること
Power-ups
・Butler
・Google Drive とのインテグレーション
→URLを入れると、ファイルのタイトルやサムネイルを補完
ファイルの実体はGoogleになる
・Card Numbers by Reenhanced
→振り返りのときに、これまでやってきたことが数で見えるようになるね
・Custom Field
→項目を追加できる。けど、やりすぎると、Trelloのシンプルさが失われるので要注意!
・Calendar
→dueをカレンダー形式で表示できる
・投票を追加できるもの
まとめ
・定着するにはとにかくチーム内で会話しよう!
・つかっているSaaSとのインテグレーション
・Jiraとはプロジェクト管理の方法が違うので比較するものではない
・Power-Upsは英語の情報だけど読んでみよう
以上でございます。