中学1年生の娘と映画や小説の話をしている時にふと考えた。
デスゲームというジャンルは人気のあるコンテンツだが、裏舞台(運営側)が描かれることは少ない。
ビジネスであれば、ビジネスモデルもあるはずだ。
勉強ついでにさっそく考えてみよう。
本記事は題材こそ過激ですが、「アイデアがあってもビジネスモデルがない」時など、どのように1→10を構築できるかを扱っているつもりです。
決して実運用しようとは思っていませんので、悪しからず。
WHO,WHAT,HOWを考える
まずは、それぞれの要素について考えてみる。
知識の源泉はマンガや映画や小説なので、浅い。とりあえずざっくり。
WHO(ターゲット)
- なんとなくのイメージでしかないが、お金持ち?かつダークな背景の方々?
WHAT(提供価値は何か)
- 普段なかなか見ることができないものを見れること?鑑賞すること自体に価値がある?
HOW(どのように提供するか)
- 鑑賞するための場所を提供する
- 参加するプレイヤーを集める
課題の発見
ブラッシュアップしていくために、今のビジネスモデルを眺めながら課題(つっこみポイント)を整理する。
価値が弱い
- 主に価値が弱いと感じるポイントは以下の通り。
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ターゲットにフィットしにくい
「普段なかなか見ることができないものを鑑賞する」を価値にしているけど、
そりゃ、一般人はそうかもしれないが「ダークな背景の方々」にとってはそうでもないんじゃないか?(怖) -
リピーターがつきにくい
意外と飽きやすいコンテンツでは?
鑑賞のみが目的の場合、リピーターになりにくいのでは?
-
ターゲットにフィットしにくい
提供手段に現実味がない
- 現実味がないと言えばすべてがそうだが、特に以下。
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「参加するプレイヤー」集めの実現性について
「目が覚めたらここにいた…」みたいなシチュエーションが描かれることがあるが、あり得るのか?コナンくらい使い勝手のいい麻酔針がないと無理では? -
鑑賞するための手段、場所の提供について
東京ドームで開催するわけにはいかないし、公的な場所はレンタルできない。
となると、開催場所は山奥の廃墟や無人島や船とかだろう。その場合、顧客に現地集合現地解散をお願いするのはキツい。
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「参加するプレイヤー」集めの実現性について
それぞれの課題を解決してみよう。
課題解決
本来の使用目的とは若干違うかもしれないが、整理しやすいので「問題解決シート」を使用する。
課題「ターゲットにフィットしにくい」「リピーターがつきにくい」は一緒に考える。
課題を分析する。
すでに表面化した課題であれば「なぜなぜ分析(Where,Why,What)」が有効だが、
まだ実在していない課題の場合はロジカルシンキングやクリティカルシンキングが有効だと思う。
課題を再定義し、解決策を書いていく。
いろいろすっ飛ばしているが、とりあえず解決はできたっぽい。
同じ方法で、残り2つの課題についても取り組む。
課題が解決したところで、再度ビジネスモデルを描いてみる。
1回目のブラッシュアップ
ブラッシュアップした結果がこちら。
最初のモデルと比べて実現イメージが湧きやすくなった。
この状態で、次は収益構造を考える。
考えるにあたって、いろいろなテンプレートが用意されているので使ってみる。
・ビジネスモデルキャンパス
・VALUE DESIGN SYNTAX
収益構造を整理すると、新たなコストや新たな収益手段を発見できるかもしれない。
都度ビジネスモデルをブラッシュアップしていく。
実際にテンプレートを使ったマネタイズも書きかったが疲れたんでここまでにします。
感想
「本気で考えてみた」という割に浅かった。やはり一人で考えるのは限界があるので、時間があればチームで考えたい。
自分と全く関わりのないサービスについて「あれってどんな収益構造なんだろう?ビジネスモデルなんだろう?」と考えるのは良い気分転換になるし、研修やワークショップの題材としても良いテーマなんじゃないかと思った。