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【PDCAはもう古い】新事業チャレンジを成功させるPGPDCAについて

Last updated at Posted at 2021-02-07

現代のメーカーの開発現場では、既存のPDCAだけでは、上手くいかない事例が増えていると思います。

この記事では、PDCAの進化版である新方式「PGPDCA」について提案してみます。
「PGPDCA」は、既存のPDCAの頭に、「Practice(実践)」と「Gap Check(ギャップ確認)」を追加する手法です。

※「PGPDCA」は、一般的によく知られているPDCAの新方式「OODA」とも異なります。
 「PGPDCA」は、PDCAの純粋な進化版です。

PDCAの問題点

現代で会社を成長させるためには、新事業や新技術へのチャレンジが必要不可欠となっています。

一方で、既存のPDCAは継続的な品質管理や改善の定番手法であるため、一定の効果はあります。しかしながら改善までに時間がかかるので、新事業には適用しにくい課題があります。

我々にとって重要なことは、もの凄く技術革新が速い現代において、タイムリーに新規事業を成功させ、さらに成長させることです。

PGPDCAの提案

そのための解決策として「PGPDCA」を提案します。

「PGPDCA」はPDCAの進化版で、既存のPDCAの頭に「Practice(実践)」と「Gap Check(ギャップ確認)」を追加した手法になります。

PGPDCAの流れ

(1)Practice(実践)

まず、Practiceで実際にやってみます。

最近よく話題になる「PoC(実証実験)」や、ちょっとしたプログラムを作ってみる「試作」もこれに当たると思います。ここでは、最短期間で最大の結果が得られるようにやり方を工夫することが重要と思います。

(2)Gap Check(ギャップ確認)

次にGap Checkで、現時点で我々は何ができていて、ありたい姿は何で、そのギャップは何かを明確にします。

特に、現時点で何ができているのかを事実ベースで確かなものにしておかないと、後の「Plan」で立てた計画が、その後の「Do」で崩壊します。したがって、しっかり確認することが必要です。

(3)その後の流れ(PDCA)

既存のPDCAを実行します。

さらにその後は、また最初のPracticeに戻って、PGPDCAサイクルを回します。最後のActionが次のPracticeを兼ねられる場合は、1番目のPracticeを省略して2番目のGap Checkから始めても良いと思います。

Gap Check時のありたい姿について

さらに、ありたい姿が我々の本質的な課題を解決するものか、吟味も必要です。

「犬の道はダメ!絶対!」
 
※犬の道とは・・・課題解決の入門書「イシューからはじめよ」の著者安宅和人さんが、同書において警鐘をならした「課題解決で陥りがちな罠」のことをいいます。

まとめ

この記事では、PDCA進化版である「PGPDCA」についてまとめました。

本内容については、まだまだ議論の余地があると思うので、もしよろしければご意見頂けますと幸いです。少しでも新事業チャレンジの助けになれば幸いです。

以上

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