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JSを学ぼう問題

Last updated at Posted at 2021-08-01

1. JavaScriptとは

JavaScriptとは、HTMLやCSSで作られた要素を操作したり、動きを出したい時に使われている言語です。
例として画像をクリックした時にポップアップが表示されたり、
スクリーンショット 2019-02-03 13.40.26.png

ボタンをクリックしたら表示されている色が変更出来たりします。
スクリーンショット 2019-02-03 14.26.05.png クリック後→ スクリーンショット 2019-02-03 14.26.15.png

webサイトを構築する上で欠かせない言語で、幅広い用途に使われています。
こんな事が出来るので、参考までに見てみてください。JavaScriptで出来ること

注意点

名前が似た言語で「Java」という言語がありますが、全くの別物です!
略すときは「JS」と呼ぶようにしましょう。

2. AWS Cloud9準備

このレッスンでは「AWS Cloud9」というネット上でコードが打てるツールを使います。
スクリーンショットを見ながら、準備を進めていきましょう!

環境構築.png

js環境設定_2.png

js環境設定_3.png

js環境設定_4.png

js環境設定_5.png

環境構築2.png

js起動終了.png

3. JavaScriptの最低限のルール

3.1.半角英数字、記号の扱い

3.1.1.半角英数字

半角英数字は全て使えますが、以下の点で注意が必要です。
1文字目に数字を使うことはできません。
アルファベットの大文字と小文字は別物として扱います。

書き方の例
「テスト」 というポップアップを表示する書き方
alert("テスト");

「Alert」 と入力した場合はエラーになります。

3.1.2. 記号

よく使う記号の入力方法をまとめてみました。
※全て半角英数字入力にして下さい。

英数字の入力方法
Mac スペースキーの隣の「英数」を押してください
Windows キーボード左上の「半角英数字」を押すと日本語入力と切り替えができます。
_(アンダースコア)の入力方法
Mac&Windows 「shift + ひらがなの「ろ」 を同時押し」
$(ドルマーク)の入力方法
Mac&Windows 「shift + 4 を同時押し」
;(セミコロン)の入力方法(末尾に使います)
Mac&Windows 「shift +」を同時押し」

※セミコロンが無いとエラーの原因となりますので習慣付けましょう!

かっこの入力方法
Mac&Windows ( 「shift + 数字の「8」 を同時押し」
Mac&Windows ) 「shift + 数字の「9」 を同時押し」
波かっこの入力方法
Mac&Windows { 「shift + {(enterボタンの左) を同時押し」
Mac&Windows } 「shift + ひらがなの「む」 を同時押し」

4. 文字列を出力してみよう

4.1. 文字列の出力方法「console.log」

ターミナル上で文字を表示するときには「console.log('表示したい文字');」と書きます。
カッコの中はダブルクォーテーション(")で囲みます
この「console.log();」はデバッグ(テストのこと)で、よく使いますので覚えておきましょう!

jsファイル作成_1.png
jsファイル作成_2.png
jsファイル作成_3.png
jsファイル作成_4.png
jsファイル作成_5.png
jsファイル作成6.png
jsファイル作成_7.png

文字列を出力してみよう。
//以下の文字をターミナルに表示させてみましょう!
console.log('ここに文字を入力してみましょう');

1. "月収50万"
2. "テスト"
3. "Freelance Engineer"

js_文字列を出力してみよう.png

4.2. 計算してみよう!

出力する際に、かっこの中に計算式を入れると、計算してくれます。
足し算、引き算、掛け算、割り算の事を「四則演算」と言います。
JavaScript独自のものではなく、プログラミング言語では一般的な機能です。
console.log(計算式)で試してみましょう。
注意:ここではダブルクォーテーションは使わないので、入力しないでください。

計算してみよう!
//足し算
console.log(1 + 1);

//掛け算
console.log(2 * 2);

//引き算
console.log(3 - 3);

//割り算
console.log(4 / 4);

//余りを出す割り算(%は余りを出す時に使用します。)
console.log(3 % 5);

答えを確認してみましょう!
js四則演算.png

計算してみよう!演習問題
1. console.logを用いて、15 + 32の計算結果を出力してください。

2. console.logを用いて、86 - 17の計算結果を出力してください。

3. console.logを用いて、30 × 47の計算結果を出力してください。

4. console.logを用いて、36 ÷ 12の計算結果を出力してください。

5. console.logと%を用いて、46 ÷ 14の計算結果を出力してください。

出力できたら次に進みましょう!

4.3. 文字列を連結してみよう!

先ほど行なった足し算と同じように、文字列を連結することができます。
最初にもお話ししましたが、文字列を出力する時はシングルクォーテーション(')やダブルクォーテーション(”)で囲みます。
JavaScript以外でも使いますので慣れておきましょう!

文字列を連結してみよう!
//試しに出力してみましょう。
console.log("鈴木さん、"+"おはようございます");
console.log("Hello!"+"Tom");
console.log("100"+"100");

js文字列を連結してみよう.png
最後の"100"+"100"は数字ではなく、文字列の"100"と文字列の"100"を足しているだけなので計算はしていません。
計算する場合はシングルクォーテーションや、ダブルクォーテーションは付けないでください。

文字列を連結してみよう!演習問題

1.「西野さん」と出力してください

2. 「佐藤さん」 と 「こんにちは」 を連結して出力してください。

3. 「GoodMorning」 と 「Ken」 を連結して出力してください。

4. 文字列の 「20」 と文字列の 「20」 を連結して出力してください。

出力できたら次に進みましょう!

4.4. コメントアウトしてみよう!

コメントアウトとは、記述されたコードの処理しないようにすること、または簡易的なメモを残す処理のことを言います。
1行をコメントアウトする時と、複数行をコメントアウトする書き方があります。
1行の場合はメモを表示するときや特定の行だけに使い、複数行の時はまとめて未処理にするために使います。

コメントアウト方法
Mac command + 「?」を同時押し
Windows control + 「?」を同時押し
1行コメントの場合
//先頭にスラッシュを2個書くことでコメントアウトすることができます
//JavaScriptで「Test」と出力する書き方(メモとして表示)
console.log('Test');

//処理を実行させない時の使い方
//console.log('Test');
console.log('テスト');
//→この場合は「テスト」が表示されます。
//ターミナルで試しに打ってみましょう。

jsコメントアウトしてみよう1.png

複数行コメントの場合
//コメントアウトしたい箇所を「/* */」で囲むと複数行コメントアウトできます。
/*
console.log('テスト');
console.log('テスト');
*/
//→コメントアウトされているので何も処理されません。

jsコメントアウトしてみよう2.png

4.5. 変数を使ってみよう!

プログラムを書く時によく変数を使います。
変数とは数学でよく出てきた「x」や「y」をイメージすると分かりやすいと思います。
「x」や「y」そのものに意味はなく、そこに値を入れることで計算できましたよね。あれです。
変数の特徴は、「値を1つだけ代入できること。」「1つだけであれば何回でも入れ直せること。」です
変数を使う場合(「定義する」と表現します)は、「let」を付けて宣言を行います。
(変数を使うときのお作法だと思ってください。)
実際に出力してみましょう!

変数を使ってみよう!
//以下の変数に値を代入して、出力してみましょう。
let x = 3,
    y = 2;
// →このxとyを変数と言います。また、x=○○,y=○○と書くことを「定義する」と言います。
// プログラミングの世界でも、こういった変数をたくさん使います。
// xの前にある「let」は「これは変数ですよ!」と宣言することが必要なので、つけています。
// ,(カンマ)区切りにすると複数の宣言をする事もできるので、xとyは同時に宣言ができます。

console.log(x);
console.log(y);

//変数同士を計算することもできます。試しにやってみましょう。
console.log(x * y);

//xの値を変えて出力してみましょう。
x = 20;
console.log(x);

x = 300;
console.log(x);

x = "test";
console.log(x);

//変数に文字列を入れることもできます。
let js = "JavaScript";
console.log(js);

//以下のようにすると文字列を足すこともできます。
console.log(js + "は簡単だ!");

js変数を使ってみよう_修正版.png

js変数を使ってみよう_修正版2.png

変数を出力してみよう!演習問題
1. 変数aに5、変数bに7を代入して、それぞれ出力してください。

2. 変数aに6を代入して、出力してください。

3. 変数aと変数bを掛け算して出力してください。

4. 変数cに「sample」という文字列を代入して、出力してください。

5. 変数incomeに「月収」を代入して、「50万円」と連結して出力してください。


4.6. 定数を使ってみよう!

定数とは、一度代入した値を変えることができない箱のことです。
先ほどの「変数」は値を何度でも変えることができますが、「定数」は一度代入した値を変えることが出来ないのが特徴です。
定数を定義する時は「const」と書いてからアルファベットの大文字(関数に使用する時は小文字も使います)で書きます。
(定数名が長くなる場合は「_」(アンダーバー)を使って連結して書くことがあります。)
constは「一度入れた値は変更させない」という意味を持っています。

定数を使ってみよう!
//試しに以下の内容を出力してみましょう。
//消費税率 基本的に動かないもの、値を何度も代入しないものに定数を使います。
const TAX_RATE = 1.08;
let price = 100;
console.log(price * TAX_RATE);

js定数を使ってみよう_修正版.png

定数の計算結果を出力してみよう!演習問題
1. 定数PIを定義して、3.14を代入してください。

2. 変数radiusを定義して3を代入してください。

3. 変数radius × 変数radius × 定数PIを計算して出力してください。

出力できたら次に進みましょう!


4.7. テンプレートリテラルを使ってみよう!

文字列や変数の連結には「+」を使ってきましたが、
それ以外にも「テンプレートリテラル」という連結方法があります。
テンプレートリテラルで結合する時はバッククォーテーション((`)「shift + @」を同時に押すと出力できます。)で囲む必要があります。
シングルクォーテーション(')と似ているので間違えないようにしましょう!

テンプレートリテラル単数
//以下の内容を試しに出力してみましょう。
let name = "太郎";
//バッククォーテーション(`)で出力内容全体を囲む(「shift + @」を同時に押すと出力できます。)
console.log(`こんにちは、${name}さん`);

jsテンプレートリテラル_修正版.png

変数nameに"太郎"を代入し、その変数を「${変数}」と書くことで呼び出すことが出来ます。
また1個だけでなく複数呼び出すこともできます。

テンプレートリテラル複数
//以下の内容を試しに出力してみましょう。
let name = "太郎";
let age = 25;
console.log(`${name}さんは${age}歳です。`);

jsテンプレートリテラル_修正版2.png

テンプレートリテラルを使ってみよう!演習問題
1. 変数placeに新宿と代入してください。

2. 変数minitに10を代入してください。

3. テンプレートリテラルを用いて、「新宿まで歩いて10分です」と出力してください。

出力できたら次に進みましょう!

4.8. 比較演算子を見ていこう!

4.8.1. 比較演算子の基本

比較演算子とは、2つの値が大きい、小さい、などの比較をする時に使う記号のことです。
数学の授業にもよく出てきた記号ですね。

比較演算子の基本
//こちらは出力する内容ではないので、書き方だけ押さえて下さい。

//aはbより小さい
a < b

//aはb以下
a <= b

//aはbより大きい
a > b

//aはb以上
a >= b

//aとbの値が等しい
a == b

//aとbの値と「型」が等しい
//==よりも厳密に等しいかどうかを判断する方法です。
a === b

//aとbの値が異なる
a !== b
a != b

比較演算子を使ってみよう1演習問題
//こちらは出力する問題ではないので、書けたら次の問題に進んでください。

1. 「xはyより大きい」を比較演算子で表現してください。

2. 「xはy以上」を比較演算子で表現してください。

3. 「yはx以下」を比較演算子で表現してください。

4. 「xはyより小さい」を比較演算子で表現してください。

5. 「xとyは等しい」を比較演算子で表現してください。

6. 「xとyは型を含めて等しい」を比較演算子で表現してください。

7. 「xとyは異なる」を比較演算子で2つ表現してください。

作成出来たら次に進みましょう!

4.8.2. 比較演算子で真偽値を判断する

この比較演算子を使ってYes/Noの2択で判断する事ができます。
1.基準となる変数を定義する
2.変数と比較する数値が「大きい」or「小さい」を判断する。
3.出力結果は「true」「false」で表示する。

「true」「false」で表現できる値を「真偽値(しんぎち)」と言います。
以下の内容を見ていきましょう!

比較演算子の基本(真偽値)
//変数numberに21を代入
let number = 21;

//numberは30より小さいか?
console.log(number < 30);

//numberは20以下か?
console.log(number <= 20);

//numberは20より大きいか?
console.log(number > 20);

//numberは22以上か?
console.log(number >= 22);

//numberは21と等しいか?
console.log(number == 21);

//numberは21と「型」も含めて等しいか?
console.log(number === 21);

//以下のように書くと、「型」が違うのでエラーになります。
//(数字の21と「文字列」の21を比較していることになります。)
console.log(number === '21');

出力結果は分けて掲載します。
js比較演算子_真偽値_修正版.png

js比較演算子_真偽値_修正版2.png

比較演算子を使ってみよう2演習問題
事前準備として、「 変数 x 」 に40を代入してください。

1. 「xは50より小さいか?」 を比較演算子を使って出力してみましょう。

2. 「xは30以上か?」 を比較演算子を使って出力してみましょう。

3. 「xは20以下か?」 を比較演算子を使って出力してみましょう。

4. 「xは39より小さいか?」 を比較演算子を使って出力してみましょう。

5. 「xと40は等しいか?」 を比較演算子を使って出力してみましょう。

6. 「xは40と型を含めて等しいか?」 を比較演算子を使って出力してみましょう。

7. 「xは文字列の40と型を含めて等しいか?」 を比較演算子を使って出力してみましょう。

作成出来たら次に進みましょう!

4.9. 条件分岐 if文を使ってみよう!

4.9.1. if文の基本形を見ていこう

条件分岐とは「ある条件が成立する時に行われる処理」を言います。
英語の「if」を用いて処理を行います。
ifは「もし○○の時●●を行う」という意味です。
以下のような書き方をします。

if文を使ってみよう
if(条件式){
//処理
}//セミコロンは不要

//実際に書いてみると以下のようになります
//変数numberに21を代入
let number = 21;

//条件式numberが20よりも大きいとき
if(number > 20){

  //条件が成立すれば以下が出力される。
  //処理を書く際はtabキーを押してインデント(字下げ)を入れましょう。処理を見やすくする為に入れます。
  console.log("numberは20よりも大きいです");
}

js if文を使ってみよう_修正版.png

4.9.2. elseを使ってみよう!

elseとは「ifの条件式」に当てはまらない場合に使われる処理の事を指します。
文言だけだと分かりにくいので、実際に処理を見てみましょう。

else処理
//変数numberに19を代入
let number = 19;

//条件式numberが20よりも大きいとき
if(number > 20){
  //条件が成立すれば以下が出力される。
  //処理を書く際はtabキーを押してインデント(字下げ)を入れましょう。処理を見やすくする為に入れます。
  console.log("numberは20よりも大きいです");
}

//numberは条件に当てはまらないのでelseに飛びます
else{
  console.log("numberは20よりも小さいです");
}

else出力時.png

elseを使う事で、簡単に処理を分けて書くことができます。

4.9.3. else ifを使ってみよう!

ifとelseの使い方は「条件に該当するか、しないか」で判断できることが分かったと思います。
更に条件を追加したい場合に使うのが「else if」です。

elseifを使ってみよう!
//変数numberに11を代入
let number = 11;

//条件式numberが20よりも大きいとき
if(number > 20){
  //条件が成立すれば以下が出力される。
  console.log("numberは20よりも大きいです");
}

//「numberが10よりも大きいとき」という条件を追加
else if(number > 10){
 console.log("numberは10よりも大きいです");
}

//numberが条件に当てはまらない場合はelseに飛びます
else{
 console.log("numberは10よりも小さいです");
}

js else if_修正版2.png

if文を使ってみよう!演習問題
1. 変数speedに70を代入し、if文でspeedが60よりも大きい時に「スピード違反です!」と出力させてください。

2. 変数ageを定義して、if文で20以上の時は「成人です!」それ以外は「未成年です!」と出力させてください

3. 変数testを定義して、if文で90より大きい場合は「素晴らしい!」、80以上の場合は「よく出来ました!」、それ以外の時は「頑張りましょう!」と出力させてください。

出力できたら次に進みましょう!

4.10. 論理演算子の使い方

論理演算子とは、true/falseのような真偽値を2つ以上の条件を組み合わせて、その真偽を判定するための演算子です。
「AND」「OR」「NOT」の演算子を使います。
文章よりも表で見るとわかりやすいです。

4.10.1. AND演算子の見方、使い方

aとbが両方「1(true)」の時を「1(true)」と出力する。

aの値 bの値 a AND bの演算結果
1 1 1
1 0 0
0 1 0
0 0 0

4.10.2. OR演算子の見方、使い方

a又はbが「1(true)」の時を「1(true)」と出力する。

aの値 bの値 a OR bの演算結果
1 1 1
1 0 1
0 1 1
0 0 0

4.10.3. NOT演算子の見方、使い方

aが「1(true)」の時は「0(false)」と出力する。
aが「0(false)」の時は「1(true)」と出力する。

aの値 NOT aの演算結果
1 0
0 1
論理演算子
//論理演算子をプログラム上で表記するときは以下の様に書きます。

//aかつb(AND)
a && b

//a又はb(OR)
a || b

//1では無い時(NOT)
a !== 1

//if文で書くとこのようになります。
//AND演算子 aかつbが1の時に「Good」と出力する。
let a = 1,
    b = 1;
if(a === 1 && b === 1){
console.log("Good");
}

//OR演算子 c又はdが1の時に「Good」と出力する。
let c= 1,
    d = 0;
if(c === 1 || d === 1){
console.log("Good");
}

//NOT演算子 eが1ではない時に「Good」と出力する。
let e = 0;
if( e !== 1){
console.log("Good");
}
if文と論理演算子を使ってみよう!演習問題
1. let x = 3,y = 3;
   xかつyが3の時に 「OK」 と出力させてください。

2. let a = 3,b = 4;
   a又はbが3の時に 「OK」 と出力させてください。

3. let c = 2;
   cが0では無い時に 「OK」 と出力させてください。

それぞれ「OK」と出力されたら次の課題に進みましょう!

5. 配列について触れていこう

5.1. 配列とは

先ほど説明した「変数」には値が1つしか代入できませんでした。
もっと多くの数値や文字列などを代入したい時に、1個ずつ値を代入していくのはとても面倒ですよね...
そんな時に配列を使うと、大量のデータを1つのデータのように扱うことが出来ます。
配列を書くときは変数に[]で括ったデータを代入すると作成出来ます。
配列は「[]で括ったデータなんだな」と覚えておきましょう!
また、[]の中に格納されているデータの事を「要素」と言います。
配列の名前としてよく「array」と言うワードが使われます。
(array:アレイ 配列と言う意味です。)

配列を出力してみよう!
//以下を出力してみましょう!
let array = ['トマト','キュウリ','キャベツ'];
console.log(array);

js配列とは_修正版.png

5.2. インデックス番号の指定

次は、配列の番号を指定して出力する方法を見て行きましょう。
先ほどの[]に括られている要素には番号が振られており、0からカウントします。
この番号を「インデックス番号」と言います。
実際に出力して確認してみましょう!

インデックス番号の指定
//以下の内容を出力してみましょう
//インデックス番号  [0]     [1]      [2]  
  let array = ['トマト','キュウリ','キャベツ'];

  console.log(array[0]);

  console.log(array[2]);

  console.log(array[3]);

console.log(配列名[インデックス番号]);を指定すると、その番号にあたる値を出力できます。
ちなみに、array[3]を指定すると、要素が無いので「undifined」と表示されます。
jsインデックス番号_修正版.png

配列を作ってみよう!演習問題
1. 配列fruitsを定義して、グレープフルーツ、オレンジ、レモンを代入して、出力してください。

2. 配列fruitsの0番目と3番目の要素を出力してみてください。

出力できたら次に進みましょう!

5.3. 配列要素の更新

先ほどの配列の要素を上書きして更新する方法があります。
以下の配列を出力してみましょう。

配列要素の更新
 let array = ['トマト','キュウリ','キャベツ'];
 console.log(array[0]);

 //0番目の要素を更新
 array[0] = 'ミニトマト';
 console.log(array[0]); 

js配列要素の更新_修正版.png
arrayの0番目の値を「ミニトマト」に更新する処理を入れたので、出力すると「ミニトマト」と表示されます。

5.4. 配列操作のメソッド push

ここでは配列に要素を追加する時に使う「push」メソッドについて説明していきます。
先ほどは0番目の要素を上書きして更新しましたが、今回は新たに追加する方法を見ていきます。
メソッドとは、「動きや処理をまとめたもの」です。
「要素を新たに追加する方法」を「push」というメソッドがやっていると覚えておいてください。

pushメソッド
//以下を動作を確認してみましょう。
let array = ['トマト','キュウリ','キャベツ'];

//この時点で一度出力内容を確認しましょう。
console.log(array);

//ここで'レタス'を追加します。
array.push('レタス');

//ここでもう一度出力してみましょう。
console.log(array);

//'レタス'が追加されていればOKです。
//配列に新たな要素を追加したい時は「push」メソッドを使います。

jspushメソッド_修正版.png

pushメソッドを使ってみよう!演習問題
1. 配列fruitsを定義して、グレープフルーツ、オレンジ、レモンを代入してください

2. 配列fruitsに「イチゴ」を追加してください。

5.5. 配列操作のメソッド find

findメソッドは「配列内で最初に条件に合う要素を見つける時」に使われるメソッドです。
以下の内容を見ていきましょう!
(「=>」は関数を省略して書く書き方です。6章のアロー関数で取り上げています。)

findメソッド
//配列の定義
let numbers = [1,6,8,9];

//findメソッドの定義
const foundNumber = numbers.find((number) => {

//戻り値の条件 2よりも大きい数字で配列内で最初に合致するものを取り出す。
return number > 2;
});

//上に書いた条件に合う「foundNumber」を出力する。
console.log(foundNumber);

js findメソッド_修正版.png

findメソッドを使ってみよう!演習問題
1.配列numbersを定義して、findメソッドを使い、5よりも大きいデータを1つ出力させてください。

5.6. 配列操作のメソッド filter

filterメソッドは、「条件に合う要素を全て取り出して、新たに配列を作ってくれるメソッド」です。
以下の内容を見ていきましょう!

filterメソッド
//配列の定義
let numbers = [1,6,8,9];

//fillterメソッドを定義
const foundNumber = numbers.filter((number) => {

//戻り値の条件 2よりも大きい数字を指定している。
return number > 2;
});

//上に書いた条件に合う「定数foundNumber」を出力する。
console.log(foundNumber);

js filterメソッド_修正版.png

filterメソッドを使ってみよう!演習問題
1. 配列numbersを定義して、5よりも大きい数字を全て出力してください。

出力されたら次に進みましょう!

5.7. 配列操作のメソッド map

mapメソッドとは、配列の要素に処理を行い、新たに配列を作り出すメソッドです。
配列numbersの要素が1つずつ引数valueに代入されています。
その後、mapメソッド内の「要素を3倍する処理」をした配列が新しく作られて出力されます。

mapの書き方
//配列を定義する。
let numbers = [1,2,3,4,5];

//関数を定義し、valueの中には1〜5の数字が入っている。
const result = numbers.map(function( value ) {

    //mapメソッドによってvalueに対し、1個ずつ3倍にして返す処理
    return value * 3;

});
//各要素を3倍にした配列要素を出力する処理
console.log( result );

js map_修正版.png

mapメソッドを使ってみよう!演習問題
1.配列numbersを定義して、全ての数字が5倍されて出力できるようにしてください。
numbersが持つ数字:4,12,25,40

6.1. アロー関数

先ほどの関数をもう少し簡単に書く方法が「アロー関数」です。
「function()」を「()=>」と書いても同じ処理をしてくれます。

アロー関数
//以下の内容をターミナルで入力してみましょう!
const sample = ()=> {
    //ここに処理を書いていく
    console.log('おはようございます!');
    console.log('こんにちは!');
    console.log('こんばんは!');
}
//関数sampleの呼び出し方
sample();

js アロー関数_修正版.png

アロー関数を作ってみよう!演習問題
1. 先ほど作成したHelloと出力する関数をアロー関数にしてみましょう!

出力できたら次に進みましょう!

js引数.png

関数を作ってみよう2演習問題
1.関数exampleを定義して、引数にsalutationを使い、関数が呼び出されたら 「Goodmornig!」 と出力し、「John」と連結させて、 「Goodmornig!John」 と出力させてください。

//出力できたら次に進みましょう!

6.4. 戻り値

関数で呼び出されて返ってくる値を「戻り値」と言います。
計算でイメージすると「1 + 1」と言う関数があるとしたら、返ってくる値は「2」になりますよね?
生成される結果の「2」が「戻り値」になります。
戻り値は「return」で表示されます。

戻り値
//定数「calc(計算の短縮英語表記)」を定義し戻り値のある関数を定義
const calc = (x,y) =>{

 // 「x + y」の計算結果を返す
 return x + y;
}
//定数SUMにcalcの値(引数)を代入
const SUM = calc(1,1);

//定数SUMを出力する
console.log(SUM);

//何が出力できるか確認してみましょう!

関数calc.png

戻り値を見てみよう!演習問題
1. 関数calcを定義して、第一引数をa、第二引数をbとして、aに5、bに3を代入する。
   定数SUMを定義して、戻り値は「a × b」とする。出力結果を確認してみましょう。

出力できたら次に進みましょう!

ちなみに先ほどの「真偽値で返す」までは関数の処理とは別で「console.log」で出力しているので、結果が表示されていました。
「{}の中は、関数の処理でreturnが出たら処理終了」
「{}の外は関数の処理ではないため、影響を受けない。」と覚えておきましょう!
image.png

6.5. スコープ

スコープとは関数の処理が届く範囲のことを表します。
関数内で定義した変数、定数、引数は基本的にはその中でしか使えません。

スコープの範囲内、範囲外
//かっこの外からでもtest関数は呼び出せる
const test = (arg) => {
  // test関数の関数スコープを持つ変数(ローカル変数と言います)を定義
  let scope = 'local';
  // test関数のスコープ内のためアクセス可能

  //localと出力される
  console.log(scope); 

  //argumentと出力される
  console.log(arg); 
}
//test関数を呼び出し
test('argument');

// スコープの外側からはローカル変数や仮引数(arg)にアクセスできない
 //エラー
console.log(scope);
 //エラー
console.log(arg); 

スコープ修正版.png

7. ループ(繰り返し)文

7.1. ループ処理とは

プログラミングをしていると、同じ処理を何度か使う場面に遭遇します。
その時に同じ処理を何度も書くのは非常に面倒。。。orz
そんな時に使うのがループ文です。
ループ文は同じ処理をデータの数だけ処理してくれる機能です。

7.2. 基本的な使い方 for文

for文はループ処理で一番シンプルな形をしていて、決められた回数を繰り返す処理に向いています。
以下のコードを見ていきましょう!

for文の構造
//先ずは一番簡単なループ文、for文を説明します。
//以下の構造になります。
for(初期値; 条件式; 増減値){

//出力したい処理を書く
console.log(初期値を代入した変数);
}//セミコロンは不要です
//初期値:ループ回数の初期値
//条件式:ループ続ける条件
//増減値:「初期値」を増減する式

for文を出力してみよう
//文字だけだと分かりにくいので、実際に出力してみましょう。
for ( let i = 0; i < 10; i++ ) {

 // 繰り返し処理
 console.log(i);
}

どういう値が出力できましたか?
この処理を解説すると、
初期値:iに数字の0を代入、
条件式:iが10より小さい場合、
増減値:iを1増やす(++は1増えると言う意味です。インクリメントと言います。)
i = 10になったら条件が成立しないので処理は終了します。
これがfor文の処理になります。
js for文_修正版.png

for文を作ってみよう!演習問題
1. 初期値:n=10、条件式:nが0よりも大きい時、増減値:1マイナスするfor文を作成してください。

2. 初期値:s=10、条件式:sが100より小さい時、増減値:10プラスするfor文を作成してください。

3. 初期値:x=10、条件式:xが1000より小さい時、増減値:xを10倍するfor文を作成してください。

4. 初期値:y=1000、条件式:yが10より大きい時、増減値:yを1/10するfor文を作成してください。

作成できたら次に進みましょう!

7.3. 基本的な使い方 forEach文

先ほどのfor文は処理の条件式や増減値を入れる必要がありますが、
forEachでは「初期設定なし」で同じように出力する処理を実行でき、配列のデータ(要素)を出力する時に使います。

forEach基本形
//基本形
let array = ["配列データ"];

//配列名.forEach(処理)を記載する
 array.forEach(function("コールバック関数"){
 //出力処理
});
forEachを出力してみよう
//実際に出力してみましょう
let array = ['トマト','キュウリ','キャベツ'];

 //arrayに含まれている要素(value)を1個ずつ取り出す処理
 array.forEach(function(value){

  //valueを出力する。
  console.log(value);
});

js forEach_修正版.png

forEachを作ってみよう!演習問題
1. 配列fruitsを定義して、グレープフルーツ、オレンジ、レモンを代入して、forEachで出力してください。

2. 配列cityを定義して、東京、名古屋、大阪を代入し、forEachで出力してください

7.4. 基本的な使い方 while文

while文は回数が決まっていない繰り返し処理を行う時に使われます。
最初に条件式を評価するところから始まり、「条件式がtrueの間は処理を行う」という意味になります。
条件がfalseになったら、処理を止める」という考え方です。

while文の基本形
while (条件式){
     //繰り返し処理
}
while文を出力してみよう
//変数countに0を代入
let count = 0;

//変数countが10以下の時に
while( count <= 10 ) {

//countを出力する
 console.log(count);

 //インクリメント(+1)する
 count++;
}
//10になったら処理終了

js while文_修正版.png

7.4.1. 無限ループ

while文を扱う時には「無限ループ」させないように注意してください。
無限ループとはその名の通り、永遠に処理し続ける動作のことを指します。

先ほども記載しましたが、while文は「条件がtrueの時に処理を行う」
という考え方なので、falseにならない条件を書いてしまうと、永遠に処理をし続ける「無限ループ」が起きてしまいます。
これを現場でやってしまうと、パソコンはもちろん、システムにものすごい負荷をかけてしまい、
最悪の場合クラッシュしてしまいます。やってしまった時は即座に止めるようにしましょう。
AWS cloud9では「control + c」で止めることができます。

無限ループが起きるコードの例
//変数countに0を代入
let count = 0;

//変数countが10以下の時に
while( count <= 10 ) {

//countを出力する
 console.log(count);
}
//インクリメントがないので永遠に0が出力される。

js無限ループ_修正版.png

7.4.2. 無限ループを未然に防ぐ

先ほどのようにインクリメントする処理を入れれば、無限ループになることはありませんが、
break」メソッドを入れておくことで予防することができます。

無限ループを未然に防ぐ方法
//変数countに0を代入
let count = 0;

//変数countが10以下の時に
while( count <= 10 ) {

//countを出力する
 console.log(count);

//breakを噛ませる
 break;
}

js 無限ループ阻止_修正版.png

while文を作ってみよう!演習問題
1. for文とwhile文の違いについて説明してください。

2. 変数num1に10を代入し、20まで出力するプログラムをwhile文で作成してください。

3. 変数num2に10を代入し、0まで出力するプログラムをwhile文で作成してください。

4. 無限ループが起きた時に対処できるコマンドを書いてください。

5. 無限ループを未然に防ぐことができるメソッドを書いてください。

8. 最後に

これでJavaScriptの基礎は終了です。
やってみていかがでしたか?
少し難しい内容もありましたが、この調子でカリキュラムを進めましょう!

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