はじめに
2025年4月23日、ようやく内定をいただきました。
そして本日、4月30日にオファー面談が無事に終わり、正式に入社が決定しました。
ただ、不思議と「ホッとした」という気持ちよりも、
むしろ「早く活躍したい」「これからもっと価値を出していきたい」
そんな前向きな気持ちでいっぱいです。
僕は、IT業界から3年間離れていました。
それでも、
「もう一度この業界で生きていきたい」
「数十年と活躍していけるエンジニアになろう」
そんな想いから、2024年はコンピュータサイエンスの学習にフルコミットしました。
CSを学んでどう変わったのかについては、以下の記事で詳しくまとめています。
本記事では、そんな僕が転職活動を通して、何を感じ、何を考え、どのように内定にたどり着いたのかを、リアルに記録しました。
エンジニア転職を目指している方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
ブランク明けの転職活動
本格的に転職活動を始めたのは、2025年3月末ごろ。
30社以上にエントリーし、いくつかの企業では最終面接まで進みました。
不安がなかったわけではありませんが、
「自分の技術が通用するのか?」ではなく、
「活躍したい」「貢献したい」という気持ちの方が大きかったです。
とはいえ、思うように進まない日々もあり、悔しさや焦りを感じる日も多くありました。
自信を失いかけたこともありました。
そんなとき、大きな支えになってくれた方々がいました。
支えてくれた人の存在
中でも特に支えになったのが、Recursionの転職サポート担当の方です。
僕のこれまでの経験や考えにじっくり耳を傾け、
強みを言語化してくれたり、価値観に合った企業を一緒に探してくれたりしました。
エントリーや日程調整のやり取りもスムーズで、
なにより話しやすく、常に寄り添ってくれるような安心感がありました。
このサポートがあったからこそ、最後まで走り続けることができたと心から思っています。
面接を通じて変化した視点
複数の企業の方とお話しする中で、
「良いものを早く作ること」に惹かれていた自分の中に、新たな視点が芽生えました。
それは「課題を見つけ、どう解決するか」という視点です。
ただ作るだけでなく、課題発見から解決までを意識する。
そんなエンジニアでありたいと、強く思うようになりました。
その後実際に、そのビジョンを評価してくださる企業も多くありました。
伝える工夫とその効果
同時に、複数の面接を重ねる中で、自分の強みであるCSの知識やこれまでの経験がうまく伝わっていないと感じる場面もありました。
CSの知識や経験は表面的に見えるものではないので、伝えるには工夫が必要だと感じました。
そこで、冒頭で紹介した「CS未経験だった僕が、1年かけて学んだこととその変化」というブログを書いたのです。
実際にその記事を見た企業の方が評価してくださり、選考が進みやすくなった感覚もあったので、それ以降はキータでの発信を続けることにしました。
また、限られた面接時間の中では、
「これまで何を考え、どんな行動をしてきたか」まで十分に伝えきれていない感覚もありました。
自分の価値観や生き方は、これまでの行動の積み重ねにこそ表れると思います。
だからこそ、単なるスキル一覧や志望動機だけではなく、「自分がどんな人間で、何を大切にしてきたか」を丁寧に伝える必要があると考えるようになりました。
そこで、ポートフォリオサイトにこれまでの経歴や背景を詳しく記載するようにしました。
これらの伝える工夫をした結果、スカウトメールが増えたり、選考通過率が目に見えて向上したのです。
少しずつでも、ちゃんと伝わるようになってきた。
そう思えた瞬間でした。
一度は見送り。でも、それでも伝えたかった。
ある企業の最終面接を終えた後、「見送り」の連絡を受け取りました。
けれど、僕の中では「この会社で働きたい」という想いが明確にありました。
「まだ伝えきれていないことがある」
「自分の強みが、正しく届いていないかもしれない」
そう感じた僕は、Recursionの担当の方にお願いして、
自分の想いやこれまでの活動をまとめたより詳しい文書を企業に届けてもらいました。
想いは届いた
数日後、企業から「再度検討させていただきます」との連絡がありました。
そして最終的に、結論が覆り、内定をいただくことができました。
企業の方は、Qiitaでの発信やCS学習の継続、GitHubでの様々なプロジェクトを、
その背景にある思考や想いとあわせて、改めて丁寧に見てくださいました。
その中で、「なぜ?」と本質を追求する姿勢など、自分の強みを見出し、評価してくださいました。
また、諦めなかった姿勢も、高く評価していただきました。
スタート地点に立った今、思うこと
今回の内定はゴールではなく、新たなスタートです。
入社後は、これまで以上に積極性を発揮し、
課題解決に向き合い、価値を生み出すエンジニアでありたいと思います。
最後に
この転職活動を通して、僕が一番実感したのは
「想いが持つ力」でした。
でも、想いだけでは届きません。
日々の学習と行動の積み重ねがあったからこそ、
その想いが裏付けを持ち、届いたのだと思います。
そしてなにより、支えてくれた方々の存在が本当に大きかったです。
- 技術的な相談やコードレビューに親身に対応してくださった、Recursion共同創立者のジェフリーさん
- 転職の悩みに丁寧に寄り添ってくださった、同じく共同創立者のしんやさん
- 常に伴走してくれた、Recursion転職サポートの担当の方
- 真剣に向き合ってくださった企業の皆さま
- そして、ブレずに学び続けた自分自身にも
関わってくれたすべての方に、心から感謝しています。
ここからが、僕の第二のエンジニア人生。
想いと責任を胸に、また一歩ずつ、自分の道を歩んでいきます。