■仮想化のホスト型とパイパーバイザー型の違い
・ホスト型・・・ホスト型はハードウェア上のOS上に土台となるソフトウェアをインストールし、そのソフトウェア上で仮想マシンを稼働させる方式。
ホストOS上で稼働しているアプリケーションという扱いになる？
一般的なPCや使用中のサーバにもインストールできるので非常に手軽。
一方でゲストOSからハードウェアにアクセスするにはホストOSを経由しなければいけないため、余計なオーバーヘッドがかかってしまい性能をフルに生かすことができない。
・ホスト型に分類されるもの・・・VMware Player、VMware Fusion、Virtualbox
等
・ハイパーバイザー型・・・ハイパーバイザーはホストOSの代わりにハードウェア上で直接動作する仮想化のためのosのようなもの。
サーバへ直接インストールし（OS上にインストールするわけではない）、仮想マシンを稼働させる方式。
ホストOSを挟まなくていい分ハードウェアに直接アクセス・制御できるので性能低下を最小限に抑えることができる。
加えて複数の仮想マシンを効率よく稼働させるための機能・仕組みがある。
ハイパーバイザー型に分類されるもの・・・ESXi、Hyper-V等
・VMware ESXi・・・VMware ESXiはハイパーバイザー型に分類される仮想化ソフトウェアの一種。
・VMware vCenter server・・・仮想化基盤を管理するためのソフトウェア。
vmy ESXiや仮想マシンに対し運用・管理の自動化、リソースの最適化、高可用性、管理の一元化といった機能を提供。
仮想マシンにインストールして使用することも可能。
機能はESXiの管理、vSphereの機能の有効化（HA、vMotion、Storage vMotion等）
・vSphere Web Client・・・VMware ESXiやvcenter Serverを操作するためのソフトウェア？
・クラスタ・・・直訳すると「集団」。
同じ構成のサーバを複数用意し、障害が発生した場合等は別のサーバに自動的に処理を引き継がせる仕組み。
ESXiではクラスタとして登録（クラスタリング）するとHAすることが可能になる。
・vSphere HA（High availability）・・・ESXiホストで障害が発生し、同クラスタ内のESXiと疎通が取れなくなってしまった場合に、自動で同クラスタ内の他のESXi上で障害が起こったESXiホスト上で稼働していた仮想マシンを再起動させ、使用できるようにする仕組み。
この仕組みによりサービスのダウンタイムを最小限に抑えることが可能。
・ハートビート・・・クラスタ内のESXiの間ではハートビートというお互いが正常に稼働しているかを確認する信号のやり取りをしている。他ESXiからハートビートを受信しない状態が１５秒続くとそのESXiで障害が発生したとみなし、障害が発生したESXi上の仮想マシンを他のESXi上で仮想サーバを再起動させることができる。