8
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

NISE (南山大学 青山研究室)Advent Calendar 2019

Day 1

アカデミックにおけるソフトウェア工学

Last updated at Posted at 2019-11-30

ソフトウェア工学と大学

読者の皆様はじめまして.青山研究室 通称 NISEです!
南山大学 理工学部 ソフトウェア工学科 並びに 南山大学大学院 理工学研究科 ソフトウェア工学専攻の学生で構成されている研究室で,ソフトウェア工学の世界でも有名な青山幹雄教授を筆頭とする研究室です.

NISE_Network_Information_and_Software_Engineering_Laboratory__NISEについて_.jpg

ご興味がある方はこちらから NISE

日本の真ん中にある愛知県名古屋市にある大学に1つです.ちなみに名古屋大学のお隣さんにあります.本当に近いです.学力の差はあるかもしれませんがw

この大学では,日本最古のソフトウェア工学を教える学科があります.他にもオペレーションズ・リサーチを教えているシステム数理学科もあり,そのバラエティに富んだ内容を体系的に学ぶことができます.

うちの研究室では,ソフトウェア工学の中でも,機械学習工学や,IoT,グラフモデルといった最新の研究をしている方々が多いです.

ちなみに,例としてあげると,

などなどあります.

気になる方は,こちら→ 修士論文集卒業論文を参照してください.

ほかにも,研究室では,

  • React Nativeを用いたiOS開発
  • 焼きそばをつくる学祭
  • スマートハウスの模型の展示
  • 360度画像を用いたクイズ
  • エトセトラエトセトラ

を行っています.

もし,これを読んでいる高校生や,中学生がいたらぜひ,南山大学を志望してみてはいかがでしょうか??

アカデミックと現場,(現実)との乖離

もしかすると,皆さんは,こちらの記事を読んだことがある方もいらっしゃると思います!

ココに書いてあることが,すべてではないと自分はおもいます.その思いを自分のブログに綴ったのが,こちらになります.

短い文章で,拙い文章でもあるんですが,読んでいただけると幸いです.

現場のソフトウェアエンジニアの人って,ただ,肩書きがソフトウェアエンジニアだけのひとと,ちゃんと他との差別化をするためにどういうソフトウェアを開発しているのかを主張しているエンジニアの人と結構たくさんいるなーとおもいます.

ソフトウェアエンジニアってかなり曖昧で抽象的なんだなと学生の身分でも思わされたりします.

その上で,ソフトウェアの世界に飛び込み,ソフトウェアとななんぞやと考え続ける4〜9年間で沢山の人との交流もありました.

学会に出ている人は結構みんな知り合いが多いです.〇〇大学の何々ですといえば,あーあの教授の...といってもらえるほど比較的狭い世界の中でエコシステムが形成されています.

少ない人の中でもバックグラウンドは様々で,人の人生は10人いたら,10通りっていうんだなーとしみじみ思うところです.

先日.ある学会に参加したときに,ある方が,

参加する人の顔ぶれが変わってないなー.顔ぶれというか,参加した人の所属が変わりないなーと

と言っていたのが,記憶に新しいです.

ソフトウェアを研究している大学は日本を探してもいくらでもでてくるわけではありません.それも,情報工学と位置づけられたり,経済の分野と位置づけられていたりと大学によって,ソフトウェア工学の根付かれ方は様々です.

では,企業はどうでしょうか?
大手と呼ばれるメーカーさんや,通信系の会社さんはもちろん参加せています.でも,その参加している人が替わることはめったになく,同じ人が昔からの付き合いで参加されているなと感じてしまうこともあります.

まあ,感じ方はひとそれぞれなので,ココに書いてあることに共感できる人もいればできないひともいると思います.

でも,少なからず,日本のアカデミックでは,ソフトウェアというのはあまり重要視されていないんじゃないかと危機感を感じてしまいます.
少ない人の同じような価値観を持った人たちがすべてのものやことがソフトウェアに食べられてしまった世の中に対して,日本として,企業として,一個人としてどう行動,生活,貢献していくかを考えるには不十分かなとおもいます.

ソフトウェアがサービスを食べ尽くすいま,時代はまたたく間に変わり,次はAIがそれを喰らい尽くすと言われています.

そんな世の中の変化についていける人材がはたして,この日本の大学という今までの仕組みでたくさん排出されていくのかは,これから社会の基盤を担っていく我々にかかってくると考えています.

時代は若者に厳しいかもしれませんが,時代を創っていく若者になるためにこの研究室はあり続けたいと思っています.

8
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?