こんにちはTatsuokaです。
この週末はこちらに参加してきました。
きっかけ
日頃からエンジニアや医療ITコンサルテーションのお仕事でお世話になっているだいすけさん(TeamAI)から、ある日突然メールでハッカソンの案内をいただいて、あまり深く考えずにノリで「参加したいです!」とお返事したことがきっかけでした。
Qiitaさん、TeamAIをお誘いいただきありがとうございます^^
今回のメンバー
チーム名TeamAIでメンバー5名で参加してきました。
だいすけさん (TeamAI organizer/Kiara Inc. CEO/数学者)
ほくと先生 (精神科医/Exit起業家)
けんじさん (スクラムマスター)
ゆうさん (UXデザイナー/作曲家)
わたし (糖尿病・内分泌・総合内科医/医学研究者/機械学習エンジニア)
同名のFacebookコミュニティ"Team AI"のつながりでだいすけさんが瞬く間にメンバーを集めてくださいました!週末の貴重な2日間にお付き合いいただいて本当に感謝です🙇♂️
自分の紹介
医学部卒業→研修医2年(全科目をローテーション)→総合内科2年→糖尿病・内分泌内科3年→大学院博士課程(臨床もやりながら)4年→そのまま教員3年→退職し一般社団法人設立(アカデミアの研究のお手伝い&業務委託でエンジニアリング、医療系ITプロジェクトコンサルテーション)+内科医としてクリニック/病院で業務をしています。
ハッカソンは、機械学習系の会に1回だけ参加したことがありました。
コロナ中、医療者総出で発熱外来に注力する中で、ピーク時には発熱患者さんが受診に3-4日の待ち時間がかかってしまうという現実。
医療者が最前線でどんなに頑張っても、解決できない課題。かといって業界外から助けは来ない。こんな現実をなんとかしたいと悶々と考えていました。
今回のテーマ
"No Code"で医療者が低コストで発信できるものを目指す
"No code"って最近よく耳にするけど、本当に役に立つものが作れるの?
"No code"だったら医療者も内部開発で安価に便利なものが作れるんじゃないか
そんな発想から、限られた2日間の中、"No code"で何か役に立ちそうなものを作るをテーマに作業を開始しました。
病院の"待ち時間"を市場原理に頼ることなく、社会インフラとして減らしていく
待ち時間は患者さんにとって受診時の大きな問題であると同時に、医療機関にとっても質の高い医療を提供する上で痛いポイントになります。
院内の業務効率化という視点で開発を行うベンダーは複数ありますが、システムを作ってそこにはまる医療機関、患者さんのみを診ていく、その他の方々は不便、医療から取りこぼされる、そんな世界観に石を投げるべく、空いている医療機関に受診ニーズのある方を誘導するシステムが、なるべく簡素にできないかと考えました。
感想
制作について
とっても素敵なチームに恵まれ、"No Code"で"待ち時間"を減らすことのできそうなアプリのプロトを作ることができました。
No CodeツールにはGlideを採用しました。No Codeでここまでできるんだ!という驚きがある一方で、日本語でわかりやすい解説記事が少なく、開発に時間がかかってしまいました。
医療者向けにプログラミング関連のコンテンツを書いていきたいなと思っていたので、Glideの使い方についてはまた別記事で解説していこうかなと考えています。
会場や運営について
株式会社アルゴリズムさんの素敵なオフィスを会場に提供いただき、グループ内のディスカッション用のモニターを提供してくださったり、お昼ご飯も用意してくださったり、その他色々作業に集中しやすい環境をご用意いただけました。
(夜通し会場の管理をしてくださって頭が上がりません)
また、応募時に面接をしてくださったり(正直ドキドキした)、終了後に懇親会を設定してくださったりと、ほんとに至れりつくせりの2日間でした。
ハッカソンの参加者について
今回はテーマが"医療"ということで、エンジニアの方々の中でも医療に興味のある方や、研究マインド、遊び心を持った方が多く参加されていたような印象を受けました。
総参加チーム 16名、総参加者 50名程度とお聞きしましたが、すごいイベントでした。
エンジニアの方々とお友達になれるのは嬉しい限り。
また、現役の経営者医師や医学部生、看護師など医療職の方々も参加されていて、ITに使われるのではなく、ITを作る、使うような医療者を業界として育てていくいうことに少しずつ興味を持ってくれる方が増えているのかなと感じました。
最後に
素晴らしい企画をしてくださったQiitaさんと株式会社アルゴリズムさんに心よりお礼を申し上げます。
また、誘って下さっただいすけさん、チームを組んでくださったほくと先生、けんじさん、ゆうさん、他の参加者の方々にも感謝申し上げます。
次回も参加してリベンジしたいところです🤩
最後は僕のミッションを代弁してくださった石井さんのスライドと共に