記事の概要
Tilemapの勉強をしていたところ、Pipeline Tileという拡張機能を見つけるも使い方が分からなかった
→RuleTileという機能に置き換わっていたorz
この事実について言及のある記事が見当たらなかったので、それに触れつつRuleTileの使い方について説明します
開発環境
Unity 2021.3.11f1
RuleTileについて
前述した通り、Pipeline TileはRuleTileという新しい機能に置き換わっています。
RuleTileのリファレンスがv2019にはじまっているのでそのあたりに追加されたのでしょうか。
RuleTileはUnity2DでTilemapの作成をする際に便利な拡張機能です。
あるマップチップに対して、地形の端や角では別のマップチップに置き換わるようなルールを設けて、TilePaletteからいちいちスプライトを持ってくる手間を減らすことができます。
以下のような地形を、Tilepaletteから1枚スプライトを選ぶだけで編集することができます。
使い方
Rule Tileの各種プロパティやオプションについては以下の公式リファレンスを参照してください。
https://docs.unity3d.com/ja/Packages/com.unity.2d.tilemap.extras@3.0/manual/RuleTile.html
RuleTileの作成
Projectタブの+ボタンから
2D>Tiles>Rule Tileと選択します。
設定
Rule Tileのインスペクターはこんな感じです。
Number of Tiling Rulesプロパティに必要なルール数を入れるかTilingRuleプロパティ下部の+ボタンを押すことでルール設定用のリストを増減できます。
まずは基本となるスプライトをDefault Spriteにドラック&ドロップ(Selectから参照も可)します。
後ほど決めるルールに則らないものはすべてここへ設定したスプライトになります。
マス目状の項目をクリックすると矢印や×が出てきます。真ん中を基準に、その方向への画像の有無を矢印がtrue、×がfalseという具合にルール付けして、条件に合う場合右のSprite欄へ設定したスプライトに置き換わります。
各種ルール付けが終わったら、最後にRule TileをTile Paletteへドラック&ドロップします。
Tile Paletteの作成については以下の公式リファレンスを参照してください。
https://docs.unity3d.com/ja/2021.3/Manual/Tilemap-Palette.html
TilePaletteにはDefaultSpriteに設定したものだけが表示されます。
使ってみる
さいごに
Qiitaでの初めての記事作成でした。
誤っている情報などありましたらご指摘いただけると幸いです。
参考
Rule タイル
【Unity】2Dタイルマップ② 隣接するタイルを自動で繋ぐPipeline Tile
タイルマップを使用して簡単にマップを作製しよう② ~ルールタイル(RuleTile)を用いたマップの作成~
使用した素材
ねくらマップチップ