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VimAdvent Calendar 2016

Day 17

本当に最低限のVim入門 #vim

Last updated at Posted at 2016-12-16

本当に最低限のVim入門

この記事はVim Advent Calendar 2016の17日目の記事です.

先日はtodashutaさんで, Vim 8で便利になった組み込みMRUでした. こんな便利な機能があったんですね(無知ですみません...).

対象読者

以下のような読者を想定しています.

  • Vimを使ってみたいけど何から始めればいいか分からない人
  • Vimをそっ閉じした経験がある人(そっ閉じすら出来なかった人も含む)
  • サーバーを触っていてVimを触らざるを得なくなった人
  • 友人にキチガイじみたVimmerがいる人(←new)

はじめに

Unix系OSやLinuxの場合は標準でインストールされている事がほとんどですが, もし入っていなかった場合はパッケージマネージャーからインストールして下さい.

Debian系Linuxの場合

$ sudo apt-get install vim

RedHat系Linuxの場合

$ sudo yum install vim

Fedora22以降の場合

$ sudo dnf install vim

ソースからコンパイルする場合

$ git clone https://github.com/vim/vim.git
$ cd vim/src
$ make

Windows10の場合は, Bash on Windowsを使えば上記Ubuntuと同じようにインストールできます. それ以外のバージョンのWindowsの場合は, KaoriYaさんのホームページからダウンロードできるので, それを使えばいいかと思います.

起動と終了

Terminalでvimコマンドを実行して下さい.

$ vim

Vimが起動しましたね.
では次に終了の仕方です. 以下のように打ち込んでEnterを押して下さい.

:q

終了しましたか?
もし終了しなかった場合は, Escを連打してからもう1度試してみて下さい.

設定ファイルの作成

Terminalでvimコマンドを実行する際に引数にファイル名を与える事で, そのファイルをVimで開く事ができます. また, まだ存在しないファイル名を指定すると新規ファイルを作成する事ができます.
今回は, 皆さんが今後1番Vimで編集する事になるであろう, Vimの設定ファイルを作成しましょう. Vimの設定ファイルの名前は**.vimrc**です. ホームディレクトリに保存します.
以下のように設定ファイルを新規作成しましょう.

$ vim ~/.vimrc

※Windowsの場合はvim ~\.vimrcとしてください。

何も書かれていないファイルが開いたと思います(環境によっては初めから何か書かれている可能性があります).
では最初の設定を書き込みましょう.
今の状態では文字を入力することはできません. Vimを文字入力できる状態にするには, 挿入モードに切り替える必要があります.
Vimはデフォルトではノーマルモードになっています. ノーマルモードから挿入モードに切り替えるには, iと入力して下さい. すると文字が入力できるようになります.
以下のように入力してみて下さい.

syntax on

次に, 保存の方法です. 保存を行うにはノーマルモードに戻す必要があります.
ノーマルモードに戻るにはESCCtrl+[を押します. US配列のキーボードを使っている人は後者の方が楽かと思います. 今後よく分からない状態になってしまった場合は, とりあえずESCを連打してみましょう. 大体なんとかなります.
保存は以下のように入力することで行います.

:w 

設定の反映

では次に設定を反映してみましょう. Vimを再起動することによっても反映することができますが, 以下のコマンドを入力すると再起動なしに設定の反映が行なえます.

:source ~/.vimrc

色が付いたら成功です.

設定の追加

更に設定を追記します.
oを入力して下さい. すると改行して挿入モードに切り替わります.
以下を入力してみて下さい.

set number

ESCでノーマルモードに戻って下さい.
次に, この行を複製します. まずyyを入力して下さい.
そのままpを入力して下さい. すると先程の行がペーストされます.
次にVimのカーソル操作です. Vimではhで左, jで下, kで上, lで右に移動できます.
set numberのnの上までカーソルを移動させます.
次に連続置換です. そこでRを押して下さい. カーソル位置から連続で置換をすることができます.
cursorlineと入力してESCでノーマルモードに戻って下さい.
以下のようになると成功です.

set cursorline

保存して終了

最後に保存して終了です. :wqを入力してエンターを押して下さい.

終わりに

以上で本当に最低限のVim入門を終わります.
これ本当に最低限か?全然足りねえよ, むしろ最低限ならそれ要らないだろ, 偏りすぎだ, 等の意見が多方面から聞こえて来そうですが...
(こんな記事を書いてから言うのも何ですが, シェル上でvimtutorコマンドを叩いてみると主要な機能を網羅した素晴らしいチュートリアルが始まります. 30分ぐらいの時間の余裕があるならそっちをやる事をおすすめします)

Vimのコミュニティでは, 毎週土曜日23時からvimrc読書会というものを行っています. ここでは毎週強いVimmerの方々が色んな人の設定ファイルを読んで意見交換をしています. もっとVimの設定に関して知りたい方は, これに参加すると良いかと思います.
vimrc読書会のロゴを作らせて頂きました. こういう形でしか力になれなくて申し訳ないですが...

明日はmattnさんの記事です. どんな記事なのか楽しみですね.

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