この記事では、SalesforceのWinter'25のFlow Builderのアップデートを1つピックアップして紹介します。
レコード作成要素の強化
Flow Builderのアップデートで、レコードの作成や更新がもっと簡単になります。これまでは、新しいレコードを作成するときに、同じフィールド値がすでにデータベースにあるかどうかを確認する必要がありました。
しかし今後はその手間を減らせるかもしれません。
今回のフロービルダーでは、レコードを作成する際に、指定したフィールド値がすでに存在するかどうかを自動でチェックしてくれます。そして、存在する場合はレコードを更新し、存在しない場合は新しくレコードを作成してくれるそうです。このアップデートをうまく使えば、重複作成のミス心配が減らせそうです。
Flow Builderから、レコードの作成要素を追加します。作成するレコード数で、複数をクリックし、レコードコレクションを選択します。既存のレコードの更新を有効にします。次に、既存のレコードを識別するための残りのオプションと、レコードが失敗した場合に残りのレコードを処理するための残りのオプションを選択します。
レコードの項目値の設定方法
「レコード変数から」を選択します。
01Flow1.png
Update Existing Records
※記述内容を翻訳すると下記のようになりました。
既存のレコードの更新
実行時に、Create Records要素は指定されたフィールドを使用して、コレクション内の各レコードのレコードを作成するか、既存のレコードを更新します。レコードの作成または更新に失敗した場合は、コレクション内の他のレコードを試すか、すべてをロールバックするかを選択します。
既存のレコードを識別するために使用するフィールド
- レコードID
- 外部ID
- 標準フィールド
作成または更新に失敗した場合の処理
- 成功したレコードを処理する。成功したレコードのみを作成または更新する。
- レコードを処理しない。レコードの作成または更新を行わず、トランザクションをロールバックする。
いかがでしたでしょうか?
他にも、Winter'25のリリースは、Salesforceの使い勝手を向上させるためのアップデートが含まれていそうです。
引き続き、今後も新しいリリース機能を触って紹介していきます!