開発者コンソールを使ったSalesforceの削除についてまとめました。
初期のデータ移行の検証などで、まとまった量のレコードを削除したい場合、Salesforceの画面上から手動で1つ1つ削除をしていくのは大変です。
そんな時に便利なのが開発者コンソールです。
とはいえ、戻すことも大変なので、必ずSandboxなどで少量のレコードで確認をしてから削除しましょう!
開発者コンソールから削除できる
右上の歯車マークから「開発者コンソール」を選択
[Debug] → [Open Execute Anonymous Window ] をクリック
[Enter Apex Code ] ウィンドウが開く
削除方法
// フォーマット例
List<削除したいオブジェクトのAPI名> var = [SELECT Id FROM 削除したいオブジェクトのAPI名];
delete var;
例えば取引先オブジェクトのレコードを全件削除したい場合はこういう感じです。
// 取引先
List<Account> acc = [SELECT Id FROM Account];
delete acc;
[Evecute]ボタンを押下して、取引先を削除
このままコピペして貼り付けるとこんな感じです。
削除したいレコードを絞り込みたいときは、WHERE句を追加します。
例えば、本日作成した取引先のみを削除したい場合です。
// 今日作成した取引先を削除
List<Account> acc = [SELECT Id, Name FROM Account WHERE CreatedDate = TODAY];
delete acc;
取引先に「テスト」が含まれるレコードを削除したい場合はこうです。
// 取引先に「テスト」が含まれるレコードを削除
List<Account> acc = [SELECT Id FROM Account WHERE Name like '%テスト%'];
delete acc;
もちろん、他のオブジェクトにも応用できます。
せひSandboxなどで、色々と試してみてください。
削除期間
レコードを削除しても Salesforce から完全に削除されるわけではなく、復元できるように 15 日間はごみ箱に置かれます。15 日を経過すると削除された項目がごみ箱から消去され、消去されたら元に戻すことはできません。
開発者コンソール以外の削除方法
開発者コンソール以外にも、手動削除、一括削除、データローダーでの削除があるかと思います。
①一括削除
[設定] から、[クイック検索] ボックスに「一括削除」と入力し、[一括削除] を選択し、削除するレコードのタイプへのリンクをクリックします。
一括削除できるレコードタイプとして、ケース、ソリューション、取引先、取引先責任者、リード、商品、活動があります。
②データローダーでの削除
参考までに、データローダーを使用して、Salesforce 上のファイルを一括削除する方法について説明されてます!
削除したいレポートを作成して、データローダーと組み合わせて作業すると捗ります。
最後に
今回は開発者コンソールを使ったSalesforceの削除についてまとめました!
ぜひ、削除の目的や用途によって使い分けしてみてください。