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【Saleforce】フロービルダーのBeforeトリガーと割り当て

Last updated at Posted at 2024-02-23

Salesforceのフロービルダーで、トリガーレコードの場合、高速項目更新(Beforeトリガー)に「割り当て」要素を使いましょう、という記事です。

フロービルダーでレコードを更新したときの、要素の使い分けは下記です。

「割り当て」

  • トリガーレコードを更新したい
  • 高速項目更新

「レコードを更新」

  • 関連レコードを更新したい
  • アクションと関連レコード

テキストだけだと伝わりづらいかと思います。
なので今回は、フロービルダーの「高速項目更新」と「割り当て」を使って、トリガーレコードの項目自動更新を実装してみます。

要件

商談が新規作成されたとき、取引先の「取引先番号」が自動反映される。

取引先Aを作成

01取引先A.png

取引先番号「A-00001」の取引先Aを作成します。

フロー新規作成

02フロー作成.png

レコードトリガーフローを選択します。

開始条件を選択

03高速更新.png

下記のように選択・設定します。

  • オブジェクトを設定:商談

  • トリガーを設定:レコードが作成された

  • エントリ条件を設定:なし

  • フローを最適化:高速項目更新

割り当て

04新規割り当て.png

表示ラベルやAPI参照名は任意で、下記のように選択・設定します。

  • 変数:{!$Record.Description}

  • 演算子:次の文字列と一致する

  • 値:{!$Record.Account.AccountNumber}

今回は、商談の「説明」項目に、その商談の取引先の「取引先番号」を反映させます。

フローを保存

05フロー保存.png

任意の値で保存します。

フロー完成

06フローイメージ.png

シンプルなフローができました。

商談を作成

07商談作成.png

商談を作成します。

新規作成

08デモ.png

必須項目のみ入力します。

取引先番号を確認

09デモ成功.png

無事に取引先番号が反映されました。

今回の高速項目更新(Beforeトリガー)の場合は、保存前に割り当てされるので割り当て=レコード更新となります。
しかし、別のオブジェクトのレコードを更新したい場合には、割り当てでは不適切です。

いかがでしたでしょうか。
高速項目更新はフローの処理が10倍以上早いという記事もありました。
フロービルダーの項目更新で、要素を使い分けたい方のご参考になれば幸いです。

※参考記事

フローのべストプラクティス

Record-Triggered Automation

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