Salesforceのフロービルダーで、トリガーレコードの場合、高速項目更新(Beforeトリガー)に「割り当て」要素を使いましょう、という記事です。
フロービルダーでレコードを更新したときの、要素の使い分けは下記です。
「割り当て」
- トリガーレコードを更新したい
- 高速項目更新
「レコードを更新」
- 関連レコードを更新したい
- アクションと関連レコード
テキストだけだと伝わりづらいかと思います。
なので今回は、フロービルダーの「高速項目更新」と「割り当て」を使って、トリガーレコードの項目自動更新を実装してみます。
要件
商談が新規作成されたとき、取引先の「取引先番号」が自動反映される。
取引先Aを作成
取引先番号「A-00001」の取引先Aを作成します。
フロー新規作成
レコードトリガーフローを選択します。
開始条件を選択
下記のように選択・設定します。
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オブジェクトを設定:商談
-
トリガーを設定:レコードが作成された
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エントリ条件を設定:なし
-
フローを最適化:高速項目更新
割り当て
表示ラベルやAPI参照名は任意で、下記のように選択・設定します。
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変数:{!$Record.Description}
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演算子:次の文字列と一致する
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値:{!$Record.Account.AccountNumber}
今回は、商談の「説明」項目に、その商談の取引先の「取引先番号」を反映させます。
フローを保存
任意の値で保存します。
フロー完成
シンプルなフローができました。
商談を作成
商談を作成します。
新規作成
必須項目のみ入力します。
取引先番号を確認
無事に取引先番号が反映されました。
今回の高速項目更新(Beforeトリガー)の場合は、保存前に割り当てされるので割り当て=レコード更新となります。
しかし、別のオブジェクトのレコードを更新したい場合には、割り当てでは不適切です。
いかがでしたでしょうか。
高速項目更新はフローの処理が10倍以上早いという記事もありました。
フロービルダーの項目更新で、要素を使い分けたい方のご参考になれば幸いです。
※参考記事
フローのべストプラクティス
Record-Triggered Automation