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データインポートウィザードで取引先と取引先責任者を更新

Last updated at Posted at 2024-02-09

はじめに

データインポートウィザードの挙動について気になったので、検証も兼ねて記事にしてみます。

普段はETLツールやデータローダーを使うことが多いので、今回はデータインポートウィザードを使用して、取引先と取引先責任者を以下の条件で更新する場合を検証しました。

皆さんもぜひ挙動を考えてみて下さい。

検証開始

Salesforceの既存レコード

取引先名 部門 取引先責任者名
A株式会社 A部門 山田 一郎
B株式会社 B部門 田中 二郎

検証で用意するレポートの検索条件
01レポート.png

検証で用意したレポート
02レポート結果.png

用意するCSVファイル

取引先名 部門 取引先責任者名
B株式会社 B部門 山田 一郎

レポートをエクスポート
03エクスポート.png

エクスポートしたファイル
04エクスポート結果.png

編集してCSVで保存
05インポートCSV.png

データインポートウィザードの設定 

  • 取引先責任者の一致条件:名前
 
  • 取引先の一致条件:名前と部門
 
  • 既存の取引先情報を更新にチェックを付ける

取引先と取引先責任者を選択
06インポート1.png

処理を選択
07インポート2.png

アップロードするCSVを選択
08インポート3.png

対応付けを編集
09インポート4.png

データインポートを実施する

インポートを開始
10インポート5.png

インポート成功
11インポート6.png

状況完了を確認
12インポート結果.png

データインポート後のレコード

さて、どのような挙動になると思いますか。


1. A株式会社からB株式会社に、山田一郎の所属が付け変わる。

2. A株式会社の山田一郎は変わらず、B株式会社に新たな山田一郎が作成される。

3. A株式会社の山田一郎は変わらず、B株式会社の田中二郎が山田一郎へ更新される。
 

4. 特に変更なし。

ちなみに、データインポート後の結果のCSVはこちらです。

result
13インポートResult.png

検証結果

結果は、

「4.特に変更なし」です!
作成/更新しても、見た目は何も変わりません。
厳密にいうと、取引先「B株式会社」と取引先責任者「山田 一郎」がそれぞれ更新だけされます。

念の為、リストビューでも確認してみます。

取引先責任者のリストビュー
14取引先責任者リストビュー.png

見た目の変更はないようです。
しかし最終更新日をみると、取引先「B株式会社」更新のみされていて、取引先責任者「山田 一郎」は、そのままでした。

まとめ

同じ名前の取引先と取引先責任者がある場合、インポートによって取引先レコードのみ更新されるが変更はない結果となりました。
インポート前には、取引先と取引先責任者の名前の重複有無は確認しましょう。

データインポートウィザードにも興味がある方や、これから使う方の参考になれば嬉しいです。

参考記事

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