「Requested runtime is not available for this stack」エラーがruntime.txtを削除したら直った話

出現したエラー

HerokuにPythonで書いたアプリをデプロイしようとしたら「Requested runtime is not available for this stack」エラーが出て、詰まりました。

情報収集

ネットで検索すると様々な原因と解決策が出てきました

1. runtime.txtの記法は正しいか？
   → python-3.8.12と書いていました。pは小文字で、間にハイフンを付けていますから間違っていないはずです

2. 指定したバージョンはサポートされているか？
   →https://devcenter.heroku.com/articles/python-support#specifying-a-python-version
   を参考にしました。python-3.8.12は対応しているはずです
   （2021年10月当時です。今は変わっているかもしれません）

3. Python buildpackは最新か？
   →https://devcenter.heroku.com/articles/python-support#checking-the-python-buildpack-version
   を参考に一度ビルドパックをクリアしてheroku/pythonを入れ直しましたが、エラーは直りませんでした

4. Stackを変更してみるのはどうか？
   元々のstackがHeroku-20だったので、Heroku-18に変更してみましたが、やはりエラーは直りませんでした

思わぬ解決策

手詰まりになったので、https://devcenter.heroku.com/articles/python-support#checking-the-python-buildpack-version
を読んでいると、気になる記述がありました

By default, newly created Python apps use the python-3.9.7 runtime

「あれ？　これバージョン指定しなくてもよくない？」
試しに僕はruntime.txtを削除してみました

するとデフォルトのpython-3.9.7がインストールされて、無事デプロイ出来ました！
python-3.9.7で動くアプリケーションなら、runtime.txtを削除するのも手ですね