やりたいこと
こんなデータがあったときに、最新の時刻(23:00:00)の不良件数を表示したい場合があります。
集計方法を「先頭値」にするとデータの先頭を参照可能ですが、この場合14:00:00のデータが該当し、不良件数20が表示されてしまいます。
今回は、日時の情報から最新レコード(日時の新しいもの)のデータを表示する方法を紹介します。
方法
大まかな流れは以下
- 最新の日時を取得するデータソース(最新日時取得用DS)を作成する。
- 最新日時取得用DSの日時を検索条件に利用して、最新の日時で絞込む。
最新の日時を取得するデータソース(最新日時取得用DS)を作成
以下のように、行項目に「時刻」を置きます。集計項目は何でもOK!
日時を検索条件に利用して、最新の日時で絞込
最新のデータを表示したいチャートに検索条件をつけていきます。行・列・集計項目は何でもOK。
※ 「最新日時取得用DS」とは別のデータソース
データソース編集画面の右上[検索]をクリックします。
次のように指定します。
- 「時刻」を検索項目へ
- [検索値の指定方法]:「コンボボックス」
- 比較条件:「等しい」
- [検索候補値]:「他データソース定義項目の値」
- [他のデータソース定義に設定された検索を実行した結果を利用する]にチェック
- [項目名]:「時刻」
- [初期値]:「!bottom」と入力
設定完了後、「OK」を押します。
結果確認
では結果を確認してみます。
今回、シングルデジタルで不良件数を表示しています。
チャートにはしっかり「23:00:00」のデータ、つまり「0」が表示されていますね。