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troccoAdvent Calendar 2021

Day 11

troccoってCSでも活用出来るって知ってた?〜Salesforceのデータ、サクッと抜いてみた〜

Last updated at Posted at 2021-12-11

この記事はデータエンジニアのためのSaaS「trocco(トロッコ)」のアドベントカレンダー 2021
11日目の記事になります。

troccoについての説明はこちらを御覧ください。

はじめに

はじめまして、troccoのカスタマーサクセス(CS)をしております中村と申します。
初Qiitaのため至らない点もあるかと思いますが、ご容赦いただけますと幸いです・・!

troccoでは様々なデータを簡単に繋ぎ、集約し、加工することができます。
このような「データ」のアレコレと聞くと、「AWSやGCPを使いこなして、自前でデータ分析基盤を構築するくらいのスキルが無いと使えないのかな・・?」 と思われることがよくあるのですが、そんなことはありません。
例えば、私が行っているカスタマーサクセス領域でも、SQLとDWHへの基礎知識さえあれば、troccoで簡単にデータ分析の準備をすすめることができます!
※基礎知識ですので、ゼロからでもキャッチアップすることが可能です!

この記事では、カスタマーサクセス目線でtroccoを利用し、データ利活用ができるイメージをご紹介できればと思います。

trocco×CSの相性

カスタマーサクセスを業務で行っていると、以下のようなケースが有るあるなのではないでしょうか?

- お客様がどのようにプロダクトを使っているかを見たいけど、SREチームやデータ分析基盤チームに依頼しないといけない
    - そもそもそういうチームがなく、どうすればいいかわからない
-  SQLは少しわかるから、データドリブンにお客様を理解したいのに、データが手元にない
-  追っているKPIがあるが、それを手元のスプシでこねこねしていて、作業コストが地味に辛い

カスタマーサクセスは出来ることがたくさんある分、上記のような制約によって物事が進まないと、もどかしさが募ることと思います。

そのような辛みをtroccoでどのよう解決できるのか、簡単に説明します!

実際にデータを抜いてみた〜Salesforce〜

今回は例として、Salesforceからデータを抽出し、BigQueryに連携する方法をご紹介します。
カスタマーサクセスをやっていると、Salesforceに顧客情報、売上、問い合わせ履歴などが集約されていると思います。
これらの情報は、troccoですとサクッと抽出することが可能です!

必要な情報

troccoでSalesforceからデータを抽出するのに必要な情報は、以下のみです。

  • Salesforceの認証情報
  • 抽出したいオブジェクトの名称

コレ以外に別途スクリプトを書いたり、環境を準備することは一切不要です!
実際の画面上でも、以下情報を入力するだけです。
※APIバージョンなどの項目は、デフォルトで指定されているので、別途指定する必要はありません。

image.png

あとは画面をポチポチやるだけで、「このようなデータが抽出できますよ」というのが確認できます。
※表示されているのはダミーデータです。

image.png

また、BigQueryに送りたくないデータや、マスキングしたい場合にも、画面上からポチポチするだけで設定可能です。

例:住所の一部を"*****"のようにマスキングして抽出したい場合
image.png

あとは設定を保存し、データ連携を画面からポチッと実行するだけで、指定したBigQueryのデータセット・テーブルへ連携することが可能となります!

image.png

「これくらいだったら自分でもできるかも・・!」と思ってもらえたのではないでしょうか?

で、抜いたは良いけどどうするの?

このように他のオブジェクトも、troccoを使うことでどんどん抽出・連携することが可能となります。
BigQueryに連携した後は、実際にデータを加工したり、集計することになりますが、このあたりもtroccoを介して簡単に実行・管理することができます!

データマート機能

抽出したデータを、分析用に別テーブルとして取り出すには、データマート機能を利用します。
この機能では、SQLを用いてBigQuery上のデータを加工・集計した結果を、別テーブルに出力することができます!

image.png

SQLの取得結果を別テーブルに出力するのはBigQueryの機能でもできますが、troccoを用いることでより簡単に実現すること可能となり、管理も容易となります。

ワークフロー機能

troccoで作成したデータ連携の定義は、troccoのワークフロー機能を使うことで、一元的に管理することができます。
例えば、Salesforceのデータ連携が終わった後、SQLを用いて加工・集計を行いたい場合には、以下のようにワークフローを組むことが可能です。

image.png

ここにも特殊な技術や環境構築は必要なく、 画面からポチポチやるだけです。簡単!

BIツールを用いた可視化

ここまでくれば、後はBIツールの出番です!
troccoを用いて用意したデータを、BIツールにてどんどん可視化していきましょう。
無料で始められるGoogleデータポータルをはじめ、LookerやTableauなどの有料で優れたBIツールがあります。

troccoのカスタマーサクセスでのデータ活用事例

ここまでを通じて「troccoを使えば、なんとなくいろいろなデータを画面上からポチポチ取れそうだな〜」というのをご理解いただけたかなと思います。
trocco CSチームもtroccoを大活用しており、具体的には以下のような利用をしています(一部抜粋)。

- Googleデータポータルに依るダッシュボード構築
    - プロダクトのデータを抽出し、お客様のご利用状況を可視化しています
        - お客様のお困りごとを事前に検知し、適切なフォローをするのに役立てています
    - また、ヘルススコアを設計・実装し、定量的にお客様状況を把握する指標も設けています
    - 上記のデータは全てtroccoを用いて定期的に抽出を行っているため、都度都度データを持ってきてコネコネするなどの作業は発生しません

- お客様のお問い合わせ傾向の分析
    - troccoはその特性上、あらゆるユースケースが考えられ、お問い合わせの内容は多岐にわたります
        - そのため、お問い合わせ内容を定期的に分析し、CSチームから一歩先を行くご提案が出来るような施策を行っています

- エンジニアチームへのエスカレーション率とその傾向の可視化
    - 頂いたお問い合わせの中には 、エンジニアチームへエスカレーションするものもございます
    - このエスカレーションした内容をやその割合を可視化し、エンジニアチームとの振り返りに役立てています

他チームでも様々な利活用をしているため、気になる方は是非ご連絡ください!

最後に

ここまでお読みいただき有難うございました!
troccoはその性質上、エンジニアの方々に利用されるケースが多いですが、
使い方を覚えてしまえば非エンジニアの方でも簡単にデータ連携が行えることを知っていただけたら嬉しく思っております。

特にSQLが書ける方であれば、trocco×CSは最高の相性だと考えています!
CSチームだけで主体的にデータを集め、分析行えるため、よりスピーディにビジネスを推進することができます。
自分たちで出来るということは、PDCAを簡単に回せるという点でもgoodです。

troccoにチョットでも興味を持っていただけたら嬉しく思っております。
いつかどこかで、trocco CSチームの活動もお話できればと思っております、お気軽にご連絡ください!
それではまたお会いしましょう!

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