#はじめに
こんにちは。WhitePaper所属デベロッパのたぽです。
WhitePaperより先日発表された、GrayBot Projectのひとつ、Discord通話読み上げサービスの環境構築方法を詳しく解説します。
読み上げる方法は2つあります。自分にあった方法を使ってみてください。
①自分でプログラムを動かして、自分でオリジナルのボットを作る。
②用意されたボットをサーバーに導入する
#自分でプログラムを動かす方法
本項目は以下の条件を満たしている前提で執筆します。
1.Node.js(v14.15.0動作確認済み)がインストールされていて、動作させることができる環境がある
2.コマンドプロンプト・シェルをある程度使える
##ダウンロード
GitHubからプログラムをZipでダウンロードして、解凍して任意の場所に移動する
##Discordボットトークンを取得
Discord Developer Portalにアクセスして、ログインする。
左側のメニューでApplicationsを押す。
New Applicationボタンを押して、Nameを任意のものに設定する。
左側のメニューからBotを選択して、Add Botを押す。
するとトークンが出てくるので、Copyボタンを押してメモ帳などに貼り付けてメモしておく。
ここのユーザーネームがボットの名前になるので、任意の名前にしておく。アイコンも自由に設定して構わない。
くわえて、ここでボットをサーバーに招待しておく。
左のメニューから、OAuth2をクリックする。
そこから、一番下までスクロールして、たくさんのチェックボックスの中から、「Bot」というチェックボックスだけをクリックする。
BOT PERMISSIONSという新しいチェックボックスが増えるので、Administratorだけをクリックする。
その上にリンクが出るので、コピーしてアドレスバーに貼り付ける。
そうするとこのような表示になるので、追加したいサーバーを選択してはいを押す。
そのあとは、表示されるとおりに従っていればサーバーにボットが導入される。
##VoiceText Web APIのキーを取得する。
このページから会員登録をする。
メールにキーが届くので、これもメモ帳にコピーしておく。
##設定
先程解凍したフォルダに戻り、config.jsonを任意のテキストエディタで開く。
Discord Bot Tokenと書いてあるところに先程メモしたDiscordのトークンを、VoiceText API Keyと書かれているところに同じく先程メモしたVoiceText Web APIのキーを入力する。
##実行の下準備
コマンドプロンプト もしくは PowerShellを開き、cdコマンドで先程解凍したフォルダのディレクトリに移動する。
そこでこのコマンドを実行する。
npm i
このコマンドで必要なパッケージがインストールされるはずだが、万が一エラーなどが発生している場合は次のコマンドを実行する。
npm i discord.js@12.5.3
npm i request
npm i node-opus
##実行
先程と同じように、コマンドプロンプト もしくは PowerShellを開き、cdコマンドで先程解凍したフォルダのディレクトリに移動する。
そこで、次のコマンドを実行する。
node GRAY_VOICE.js
ここで、「VOICE-SYSTEM Started.」と数秒経ってから表示されたら、成功である。
ボイスチャンネルに参加した状態で、読み上げたいチャンネルで「>join」と送信したら、ボイスチャンネルにボットが入ってくる。
#WhitePaperがホストするボットをサーバーに入れる。
ここから自分のサーバーにボットを導入してください。基本的に24時間利用できます。
ダウンタイムなどはこちらのDiscordサーバーでお知らせします。ぜひご参加ください。
#さいごに
最後まで見てくださりありがとうございました!
WhitePaperは、みんなが楽しくインターネットライフを送るため今後も便利な情報・ソフトウェアを発信開発していきます。
それでは、失礼致します。