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自作キーボードを設計しているはなし - 1 - コンセプトと試作、遊び

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自作キーボードを設計しましょう。

自作キーボードのキットを組み立てた次のステップはそう、自作キーボードの設計ですね。
このキットのキーボードお気に入りだけど、ここをこうしたいとか、あれをそうしたいとか、色々出てくるのが人間の性です。

なので、つくりましょう。
設計しましょう。

この記事は、筆者が自作キーボードを設計しているはなしについて、ダラダラと書いているだけの記事です。誰かの役に立つことがほぼないような、散文詩みたいなことしか書いていないので、役立つ記事が読みたいヒトは次回ご期待ください。

まずはコンセプトから

設計するには、コンセプトが必要です。
アーキテクチャとか設計思想とかと言い換えても、まあ意味は通じます。

どういうのをつくりたいかなあと自分に問いかけます。

私の場合は、

  • キー数は多いほうがいいな
  • レイヤ切り替えとかでキーの同時押しをしなくても、片手でキー入力をしたい
  • テンキーほしい
  • プリントスクリーンキーほしい
  • アローキーほしい

といったところでした。

それぞれの要望の背景としては、オンラインゲームをする上で、右手はマウス、左手をキーボードとするため、ほぼすべてのキーが左手片手で簡単に押せるほうが望ましい、です。
後、ゲームで数値を入力することがあるのでテンキーはあったほうが打ちやすい、コーディングするからアローキーで移動したい、HomeとEndも使う、とも思いました。

ちまたの流行りは省キーキーボードだと思うので、そこから全力で逆行する道を選ぶことになりました。

じゃあ、普通の市販の100%キーボードを使っていろよという言葉が聞こえてきますが、分割 にはしたいというわがままがあります。
じゃあ、テンキーパッドと2分割キーボード使っていろよという言葉も聞こえてきました。もっともです。

もっともですが、それだと自作キーボードを設計しなくてもよくなってしまうのが大問題です。
私は自作キーボードを設計したいのです。

なので、内なる声は無視して、コンセプトに「分割キーボードにする」を追加して設計にとりかかりました。

試作する

といっても、電気回路わからん、自作キーボードも素人には、なんのガイドもなく、設計することはできません。

そこで出てくるのがサリチル酸さん(https://twitter.com/Salicylic_acid3)の「自作キーボード設計ガイド Vol1 設計入門編」https://booth.pm/ja/items/4410329です。

これに従えば、自作キーボードがひとつ出来上がるという、夢のような書です。

まずはこちらを見ながら、100%キーボードの右側部分(テンキーとかPrtScrとかHomeとかあるあたり)をつくってみることにしました。
この際言ってしまえば、Navpad 1.0(https://shop.yushakobo.jp/products/3685)みたいなキーボードです。

というか、これで良くないか……?

という気づきは気にせず、作業を進めます。

流れはガイドに従います。
設計してみての気づきとかは、別記事にまとめる予定ですので、今は詳細を避けます。

うんうんとうなりながら、設計をし、はじめての基板rev.0.0.1を発注したけど、大ポカで動かない硬い板を手に入れ、修正をしたrev.0.0.2にて、無事動くキーボードをゲットしました。

テンキーとして動くので、文句なしです。

ただ勝負はこれからでした。

遊び

夢はいつのまにか、60%分割キーボードとテンキーをセットにした3分割キーボードセットへと切り替わっています。
60%キーボードとテンキーをUSBで個々につなげばいいので、後は60%キーボードをつくればいいじゃんとか思いますけど、それじゃあつまらない。
どうせなら、変なことしたい、変わったことをしたい、面白いことをしたい……ということで、使うUSBケーブルは1本の3分割キーボードを構想します。

手元にはPro Microをさせば動くテンキーの基板がありますので、まずはここから始めます。

秋月からMCP23017というI2C通信のIOエキスパンダを買います。

つまり、IOエキスパンダをProMicro代わりに積んだ基板と、普通にProMicroを積んだ基板をつなげば、動くのではないかという発想です。

そのためにはファームウェアの設計が当然必要となりますので、これからそれをがんばっていきます。
(20230906現在、IOエキスパンダを動かせていません)

なので、次の記事は、上で言った「ガイドを見て設計した上での気づき」の記事か、「IOエキスパンダをProMicroとQMKで動かせたよ」の記事になる予定です。

トラブルなければ、キー部6%(https://keeb.connpass.com/event/293046/)に参加する予定ですから、そこで、テンキー同士の基板をつないだキメラキーボードをおひろめできたらいいなと思っています。
が、進捗やばいです。
IOエキスパンダが動きません。

とにかく、これからも色々書いていく予定です。

Discordの自キ温泉街案内所に進捗スレッドを立てているので、興味ある方はそちらもどうぞ。
「左右分割60%と40%分のテンキーをつくる」というスレッドです。
そちらで様々な人にアドバイスもいただいているので、そういうアドバイスを取り入れた記事で、誰かの自作キーボード設計に多少でも役立つことが夢です。

以上、まずは自作キーボードを設計しているはなしの1回目でした。

次はもう少し役立つ記事を書こうと思いますので、よろしくお願いします。

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