本記事は『この一冊で全部わかる WEB制作と運用の基本』のChapter 1のメモです。
人々は情報を求めて文書を読む。昔は書籍や書物をあたっていました。
しかし現代ではそれら以外にも文書を読む手段があります。
それこそ、WEBなのです。
WEBの用語の整理
WEB=文書を公開し、見るためのシステム
WEBページ=WEB上にある文書
WEBサイト=特定のドメインの中にあるWEBページの集まり
トップページ=WEBサイトの表紙にあたるWEBページ
ホームページ=ブラウザを起動した時に最初に開かれるWEBページ
(Google ChromeやMicrosoft Edgeを起動したときに最初に開かれるあれ)
ただし、単にWEBサイトを指す時に使われる場合もあり。
WEBアプリケーション=WEBを介して人が利用するサービスを提供するsomething
WEBシステム=WEBサイト、WEBアプリケーションを提供するための仕組み
WEBサイトの種類
分類の仕方は複数ありますが
ここでは
消費者向け | 企業内利用
情報のやり取りが 一方向 | 双方向
の2次元で分類しました。
消費者向け & 一方向
例:企業サイト、商品の宣伝サイト
消費者向け & 双方向
例:ECサイト、比較サイト、SNS、ブログ
企業内利用
例:スケジュール管理サイト、企業内手続きサイト
以前はPCにアプリケーションをインストールしないと使えないサービスが
WEB化されている例がある。
何のためにWEBサイトをわざわざ作るのか?
本書はビジネス志向の人向けで、
WEBがいかにしてビジネスに資するかについてまとめられていました。
①企業や自社商品の認知度・ブランドイメージを向上させたい人には...
WEBサイトでの打ち手の例:
企業サイトをブラッシュアップ、
商品の宣伝サイトの立ち上げなど
②売上を向上させたい人には...
ECサイトの立ち上げなど
③顧客からの問い合わせに対応したい人には...。
問い合わせを受け付けるWEBサイト、チャットによる自動応答機能
④企業内で社員間の情報共有をしたい人には...
社内ポータルサイトの立ち上げなど
WEB開発プロジェクトでの登場人物
・プロジェクトマネージャー(PM)=開発サイドの責任者。QCDを守れるようにプロジェクトを計画、調整する。
・WEBディレクター=WEB制作の現場のリーダー。PMが作った計画を実行する。
成果物の完成までの指揮をとる。
・WEBデザイナー=WEBサイトのデザインを担当。デザインの方向性や配色などを決める。
・フロントエンドエンジニア=WEBサイトをHTML, CSS, JavaScriptで実装する。
・システムエンジニア=フロントエンドに対して、サーバーサイドを担当する。例えば、サーバーを設定したり、Webアプリケーションの設計・開発をする。
・WEBマーケター=WEBを活用したマーケティング活動の企画・実行をする。
・WEBアナリスト=WEBサイトから収集されたデータを解析し、ユーザー行動を理解する。
WEBサイト開発の流れ
WEBサイトは改善するもの
①WEBサイトがどのように利用されているかを把握する
例えば、何人が閲覧しているか?、離脱率は?をチェックする。
このためのツールは、googleアナリティクスなどです。
②これじゃだめだ!となったら、改善します
どうやって?
2つの領域があります。
WEBサイトのデザインを改善する(例:)
マーケティングを改善する(例:WEB広告を出してもらっている場所を変える)
利用状況のモニタリングと修正のサイクルを通して、
ビジネスの目標を達成できるWEBサイトを仕上げ、維持していきます。
さて、WEBサイトの良さを把握する際に注目される指標は2つ。
まずは、
UX(ユーザーエクスペリエンス)です。
これは何なのでしょうか。
これは、WEBサイトを使った時に人間に生じる体験と感情のことです。
例:ECサイトを使った人間のUXとは。
商品情報が動画で載っていたのでわかりやすい、
商品検索が素早くできたのでうれしい。
などです。
次に、別のWEBサイトの良さを把握する際に注目される指標を紹介します。
ユーザビリティです。
ユーザビリティは、3つの下位の要素で構成されています。つまり
ある人が、ある利用シーンで、自分の求めていたもの(=目的)を得る際に
「ちゃんと求めていたことができたか」=有効性
「それは効率的にできたか」=効率性
「その際に満足したか」=満足度
です。
例としてこの枠組みをECサイトに当てはめ、
ECサイトの良さを分析してみましょう。
この絵ではイイ感じのユーザビリティが上がっていますが、
「気になる機種が見つからない!」「比較しにくい!」などがあれば、
そこは改善すべき点ということになります。
このように枠組みを用いて、真に把握・改善すべきポイントを発見できる
ということだと思います。
※ユーザビリティの下位の指標は他にもあります。
ニールセンの5つの指標で調べてみてください。
以上です。お読みいただきありがとうございました!