Rails resourcesメソッドとresourceメソッド

はじめに

今回はRaiilsでRESTfulなルート設計を定義するメソッド

• resourcesメソッド
• resourceメソッド

についてまとめます。

RailsのルーティングとRESTfulについてはこちらにもまとめていますので、よかったら見てください。
Rails ルーティングの基礎とRESTful

resourcesメソッド

RESTfulなルート設計を定義するメソッドです。
「config/routes.rb」で呼び出します。

routes.rb

Rails.application.routes.draw do
  resources :users
end

ターミナルで「rake routes」を実行し、ルーティングを表示すると次のようになります。
※見やすいように多少整形しています

   Prefix Verb   URI Pattern               Controller#Action
    users GET    /users(.:format)          users#index
          POST   /users(.:format)          users#create
 new_user GET    /users/new(.:format)      users#new
edit_user GET    /users/:id/edit(.:format) users#edit
     user GET    /users/:id(.:format)      users#show
          PATCH  /users/:id(.:format)      users#update
          PUT    /users/:id(.:format)      users#update
          DELETE /users/:id(.:format)      users#destroy

「resources :users」の一行だけで、次のルートが定義されていることがわかります。

URL	アクション	HTTPメソッド	動作
/users(.:format)	index	GET	ユーザ一覧画面を表示
/users(.:format)	create	POST	ユーザの登録処理
/users/new(.:format)	new	GET	ユーザの登録画面を表示
/users/:id/edit(.:format)	edit	GET	ユーザの編集画面を表示
/users/:id(.:format)	show	GET	ユーザの詳細画面を表示
/users/:id(.:format)	update	PATCH	ユーザの更新処理
/users/:id(.:format)	update	PUT	ユーザの更新処理
/users/:id(.:format)	destroy	DELETE	ユーザの削除処理
また、resourcesメソッドは名前付きルートも自動で生成します。

名前付きパス(_path)	名前付きパス(_path)	対応するパス
users_path	users_url	/users
user_path(id)	user_url(id)	/users/:id
new_user_path	new_user_url	/users/new
edit_user_path(id)	edit_user_url(id)	/users/:id/edit

resourceメソッド

resourcesメソッドは複数のリソースに対応したルートを定義したのに対し、
resourceメソッドは単一のリソースに対応したルートを定義します。

routes.rb

Rails.application.routes.draw do
  resource :user
end

ターミナルで「rake routes」を実行し、ルーティングを表示すると次のようになります。
※見やすいように多少整形しています

Prefix     Verb   URI Pattern          Controller#Action
new_users  GET    /user/new(.:format)  users#new
edit_users GET    /user/edit(.:format) users#edit
users      GET    /user(.:format)      users#show
           PATCH  /user(.:format)      users#update
           PUT    /user(.:format)      users#update
           DELETE /user(.:format)      users#destroy
           POST   /user(.:format)      users#create

URL	アクション	HTTPメソッド	動作
/user/new(.:format)	new	GET	ユーザの登録画面を表示
/user/edit(.:format)	edit	GET	ユーザの編集画面を表示
/user(.:format)	show	GET	ユーザの詳細画面を表示
/user(.:format)	update	PATCH	ユーザの更新処理
/user(.:format)	update	PUT	ユーザの更新処理
/user(.:format)	destroy	DELETE	ユーザの削除処理
/user(.:format)	create	POST	ユーザの登録処理

resourcesメソッドとは異なる部分があることが分かります。

• アクションのindexに対応するルートがない
• idパラメータを要求していない

また、 resourceメソッドでもコントローラは複数形になっています。

resourcesメソッドと同様に、resourceメソッドも名前付きルートを自動で生成します。

名前付きパス(_path)	名前付きパス(_path)	対応するパス
user_path	user_url	/users
new_user_path	new_user_url	/users/new
edit_user_path	edit_user_url	/users/edit

おわりに

resourcesメソッドとresourceメソッドについてまとめましたが、
他にもルートパラメータに制約をかけたり、フォーマットに対応しないようにしたりなど
色々と定義できるようです。
その辺りも今後、調べてまとめてみたいと思います。