久々の投稿。今回は、Debian 11(リリースからすでにそれなりに経過しましたが)で新たにStable版レポジトリに入ったユーティリティを2つほど紹介してみます。
micro (エディタ)
まずはmicroというエディタの紹介です。名前を見てピンと来た方もいるかもしれませんが、おなじみnanoエディタを意識したネーミングとなっています。
インストールと実行
インストールはsudo apt install micro
で。
実行ファイルの名前もシンプルにmicro(/usr/bin/micro)となっているので、端末エミュレータからmicro
で起動できます。
使い方
最低限、Ctrl+qでのエディタ終了、Ctrl+sでのファイル保存を覚えれば使えます。Alt+gでキーバインド一覧の表示、Ctrl+gでヘルプの表示も可能です。
コメント
このエディタの特徴というか良さは、やはりそのシンプルさでしょう。パッケージの依存関係もlibc6だけという少なさです。ちなみに、Debian Buster(10)でもbackportレポジトリから導入できるようです。
bpytop (リソースモニタ)
次にbpytopというリソースモニタを紹介。こちらも明らかにおなじみのtop
コマンドを意識しています。pythonで書かれたtopという感じです。
インストールと実行
インストールはsudo apt install bpytop
で。pythonで書かれてるので、当然python3パッケージなどに依存しています。
実行は、端末エミュレータでbpytop
です。
使い方
起動すると、やや懐かしいゲームのようなロード画面が現れたあと、豪華な(?)top画面のようなリソースモニタが表示されます。プログラム終了はCtrl-cまたはqです。
またEscでメニューが表示されますので、ここからヘルプを確認したり、オプションを操作したりすることも可能です。
まとめ
以上、本記事ではmicroというエディタと、bpytopというリソースモニタを紹介しました。新たなプログラムが続々と生まれ、それに触れることができるのはOSSやLinuxの大きな魅力だと考えています。今後も折を見て紹介記事を書ければと考えます。