##はじめに
自分専用のProxyサーバーを構築しました。
その手順を書き残しておきますので参考になれば幸いです。
##目次
・環境
・Elastic IPの設定
・Squidのインストール
・Squidの設定
・AWSセキュリティグループの設定
・クライアント(自宅PC)の設定
・終わりに
##環境
AWSのインスタンスは以下のものを使用しました。
・Red Hat Enterprise Linux 8(無料版)
##Elastic IPの設定
インスタンスを作成したら、IPアドレスを固定します。
(これをしないと、起動するたびにIPが変わって面倒です。)
方法は以下のURLを参考にしてください。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/elastic-ip-addresses-eip.html
##Squidのインストール
インスタンスにSSH接続して以下のコマンドを実施します。
①Squidのインストール
sudo yum install -y squid
②Squidの起動
sudo systemctl enable squid
③ステータスの確認(squid.serviceがenabledであること)
sudo systemctl list-unit-files -t service | grep squid
##Squidの設定
squid.confを以下のように修正します。
①ファイルの修正
sudo vim /etc/squid/squid.conf
②追記する内容
# 接続したいIPアドレスを指定(複数指定可能)
acl myip src [IPアドレス1]/32
acl myip src [IPアドレス2]/32
# 接続したいIPを許可
http_access allow myip
自宅PCのグローバルIPは以下のサイトで調べられます。
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi
③Squidのリロード
sudo systemctl reload squid
##AWSセキュリティグループの設定
インスタンスのファイヤーウォールの設定を行います。
デフォルトではSSH接続のポートしか開いていないので、
Proxy用のポートも解放します。(デフォルトだと3128)
設定方法は以下のURLを参照してください。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/working-with-security-groups.html#adding-security-group-rule
設定は以下のようにします。
タイプ:カスタムTCPルール
プロトコル:TCP
ポート範囲:3128
ソース:自分のPCのグローバルIP/32
説明:TCP for Proxy(これはなんでもいいです。)
AWSコンソールのセキュリティグループを選択。
##クライアント(自宅PC)の設定
Proxyを指定します。
設定⇒ネットワークとインターネット⇒プロキシ
プロキシサーバーを使うをオンにする。
アドレス:インスタンスのIP
ポート:3128
##終わりに
とりあえずこれらを実施して動きました。
IPを調べてみたらちゃんとProxyサーバーのIPになってます。
参考にしたサイト
https://blog.officekoma.co.jp/2020/04/aws-ec2linux.html